Kamen Rider Wizard 13 Transcript

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Kamen Rider Wizard 13

〈瞬平の先輩徹也がファントムに襲われた〉
〈しかし ファントムの本当の狙いは徹也が持っていた和菓子〉
〈それを作った和菓子職人の松木が ゲートだったのだ〉
(電子音声)「チョーイイネ!サンダー サイコー!」
んっ? ハッ!
うわぁーっ!
指輪の魔法使い!やれるものなら やってみなさい!
うわぁっ!
ハッ!
オホッ!セーフ!
(銃声)
〈魔法の指輪 ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し絶望を 希望に変える…〉
・~
晴人さん…。先輩じゃなくて親方さんがゲートだってわかってたんですか?
うん…。確信はなかったけどね。
徹也さんは ろくに襲わずに引き下がったのが気になってたんだ。
そんな前から…。
ファントムは 徹也君じゃなくて和菓子を襲ったのか。
ああ。 そして ダメ押しのために架空の注文をした。
店を潰すために。
親方 すいません!
俺が この仕事受けましょうって言ったから。
違います 先輩!
僕がファントムに騙されたから…。ごめんなさい!
謝らんでいい。おめえらのせいじゃねえよ。
料亭からの注文もなくなったし店売る以外にねえだろう。
・~
よし! そうと決まったらとっとと片づけるか!
ちょっと待って 待って!
どこ行く気?
店じまいするんだよ。うちに決まってんだろう。
できれば しばらくここにいてくれないかな?
ファントムがまだ あなたを狙ってるんです。
大丈夫。 晴人が必ず守ってくれる。
(ため息)
徹也。 残った材料腐らないうちに処分しとけ。
…はい。
おい ヴァルキリー!
ゲートを追い詰めたんじゃなかったのか?
何 1人でのこのこ帰ってきてんだよ!
なあ!?
ごもっともです…ごもっとも。
魔法使いの邪魔さえ入らなければ今ごろ 新たなファントムをご紹介できていたのですが…。
とっとと出直せ!
(ヴァルキリー)まあ… まあまあ。
ゲートの店が潰れるのはもう 確実!
絶望するのは時間の問題ですよ。
それは どうかしらね。
…と おっしゃいますと?
店が潰れて絶望するなら騙されたとわかった時点で絶望してもいいはず。
はあ… なるほど。はあ はあ…。
心の支えが他にあるのよ。
最後の砦を守る 何かがね。
えっ? 出かけたい?
ああ。 あんたが一緒なら大丈夫なんだろ?
ちょっと… 一緒ならってそんな簡単に。
まあ まあ。
それ 今じゃなきゃダメなこと?
俺が ファントム倒すまで待てない?
ああ 早えほうがいいんだ。
自分の命を危険にさらしても?
ああ。
でも…!
わかった。俺が 必ず守ってやるよ。
・~
それで 昨日 珍しくテンション低かったんだ。
助手として レベルアップしようと思ってたのに足引っ張ってばっかでもう合わせる顔ないっていうか…。
気にしないの!そういうときだってあるわよ。
ほら 晴人君だって何も言ってないんでしょ?
そうですね。
晴人さん何も言ってくれなかった…。
(凛子)えっ?
僕なんていてもいなくても一緒なんです。
そりゃあ そうですよね。
なんの頼りにもならない助手なんて…。
だったら… 頼ってもらえるようになるしかないでしょう!
ああ見えて 晴人君実は いっぱいいっぱいなんじゃないかって 最近思うの。
晴人さんが?
晴人君にしかファントムが倒せないなら…。
その晴人君を支えられるようになりたい。
私は そう思ってる。
えっ? おたくの弟子を うちに?
俺の都合で 店閉めるのに路頭に迷わせちゃかわいそうだからな。
あんたのとこなら信用できる。
頼む!
社長 すいません。
今 行く。
そいつに 何か作らせて持ってきな。
見込みがありゃあ雇ってやるよ。
はあ…。
まだ諦めちゃダメです!
親方が決めたことなんだよ。
他に方法がねえから…。
なのに これ以上何ができるっつうんだよ!?
できます! きっと。
そりゃ まるっと全部解決できないかもしれないけどでも… 小さな希望をつなぎとめるくらいは何か きっと!
命がけの外出が まさか弟子の再就職の世話とはね。
自分のことは頼まなくてよかったの?
俺は いいんだよ。もう歳だしな。
徹也のやつが一人前になってそのとき うちの味をちょっとでも覚えててくれたらそれで御の字だよ。
店潰されても絶望しないと思ったら そういうことか。
命がけで出かけるはずだ。
あんたも いつかそういうときが来るさ。
えっ?ほら あの… 瞬平だっけか?
あの落ち着きのねえ。
ああ…。 あいつは弟子ってわけじゃないから。
それに 俺誰かに継いでもらおうなんて思ってないし。
晴人!
あの女 前に話したファントムよ!
今の話 聞かれた!
ヤバい…。
ちょっと待ってよ おねえさん!
行かせるわけにはいかないんだよね。(ミサ)フッ。
力ずくでも。
わざわざ私に挑むとは…。
愚かしい。
変身!
・~「シャバドゥビタッチ ヘンシン」
後悔するなよ… 指輪の魔法使い。
(電子音声)「ディフェンド プリーズ」
なるほど。 ただのファントムじゃなさそうだな。
私に そんな魔法は通用しない。
決めつけるのは まだ早いぜ!
(電子音声)「ウォーター プリーズ」
・~「スイ スイ スイ スイ」
(メデューサ)フッ!
こうやって コヨミの魔力を吸い取ったのか!
(電子音声)「リキッド プリーズ」
何っ!?
こういう使い方もあるんだよ。ハッ!
・~
フェニックスを一度は倒しただけのことはある。
だが これ以上遊んでいる暇はない。
ハッ! ハッ!
うわぁっ!
・~
ハッ!うわぁっ!
フッ!うわぁーっ!
ゲートが絶望する様を指をくわえて見ているがいい。
晴人!
徹也さんのいそうな場所を教えてくれ。
えっ?奴ら 徹也さんを襲う気だ。
お願いします。もう一度 考え直してください!
ですから和菓子の注文についてはもう 別のところにお願いしました。
そこをなんとか!
ちょっと やめてください!困ります こんなところで。
お願いします! 今までどおり松木庵に お仕事をください!
松木庵のお菓子 おいしいんです。きれいで すごいんです。
おい!いい加減にしないか!
帰ってくれ!
待ってください ちょっと!しつこいぞ 帰ってくれ!
お願いします!もう一度 話を聞いてください!
お願いします! 女将さん!
お願いします!わかったろ。
もう 無理なんだよ…。
先輩…。
なんで お前がそんなに頑張るんだよ?
お前には関係ないだろ。
実は僕 魔法使いになるのが夢だったんです。
えっ!?
魔法使いになって人助けがしたかった。
たぶん もう一生叶わない夢です。
でも… そんな僕の夢を晴人さんが 引き継ぐって言ってくれた。
晴人さんが…今の僕の希望なんです。
だから せめて晴人さんの助けになりたい。
そう思ってるんです。
・~
お願いします! 松木庵さんのお菓子を使ってください!
お願いします 女将さん!もう一度 話を聞いてください!
お願いします!(徹也)瞬平。
ありがとう。えっ…?
・~
徹也!
よかった… 無事か。
何してんだ? お前。
黙って見ててください。
・~
できた。
「きぼう」…。
親方 食べてください。
よし。 店に出しても恥ずかしくねえ。
ありがとうございます!
(徹也)親方。俺 もっともっと修業して親方の味全部 守りますから。
この店がなくなっても親方の思いは俺が受け継ぎますから。
徹也。
このまんじゅう持って今すぐ 梅林堂へ行け。
えっ?
お前を雇ってくれるよう頼んどいた。
このまんじゅうがお前の履歴書だ。
親方…。
俺の後を継いでくれるのはお前しかいねえんだ。
これぐらい させてくれ。
一人前になるの楽しみにしてるからな。
はい。
俺が親方の希望になります。
なんだか 晴人みたい。
・~
お前の夢は 俺が継いでやる。
晴人さん…。
約束する。俺がお前の 最後の希望だ。
そっか…。 夢を継いだのは俺のほうだったな。
俺も受け止めてやんないと。
お忙しいところ 失礼します。
ファントム! コヨミ。
おやおや…まだ そんなまんじゅうを。
私が処分してあげましょうか。
お弟子さんと一緒にね。
早く まんじゅう持って行きな!
あんたたちの思いは必ず守ってやる。
さあ!
変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
(徹也)親方!行け!
徹也 行けっ!いいから行け!
ハッ!(銃声)
女将さん!
(銃声)
もしかして…。
・~
ハッ!うわーっ!
どこまでも邪魔を…。ハッ!
うわっ!
待てっ!
(電子音声)「ハリケーン プリーズ」
・~「フーフー フーフーフーフー」
ハッ!
うわぁっ!
あなたが消えればゲートは絶望します。
今度こそ ノルマ達成です。
うわっ!
危ないっ!
あっ まんじゅう!なんで!?
ほら まんじゅう!
あっ!
しっかり持っとけ。ありがとう!
ハーッ!うわぁっ!
あっ!
わあーっ!
わあっ!
(徹也・晴人)瞬平!
うわっ!
まんじゅうは 無事です!
よくやった 瞬平。おかげで助かった。
晴人さん…。
後は 俺が引き受ける。
徹也さんと最後のきぼうを頼む。
はい!行きましょう!
逃がしませんよ!
(電子音声)「ハリケーン ドラゴン」
・~「ビュービュービュービュー ビュビュー」
待ちなさい!(銃声)
鬼ごっこは もう終わりだ。
ハーッ!
(電子音声)「チョーイイネ!スペシャル サイコー!」
すごい…。
ハッ!まさか お前も…!
さあ ショータイムだ。
・~
それで逃げたつもりか?ハッ!
・~
(電子音声)「スモール プリーズ」
うわぁっ!
フィナーレだ。
(電子音声)「チョーイイネ!サンダー サイコー!」
うわぁーっ!
(爆発音)
ふぃ~。
(ため息)
すまなかったな。 土下座までしてくれたっていうのによ。
あぁ… いえいえ…。
すいません。結局 なんの役にも立てなくて。
んなことねえよ。
俺が きぼうのまんじゅう作れたのも親方の気持ちがわかったのもお前のおかげだよ。
どういう意味ですか?僕 何かしましたっけ?
何って…おまんじゅうも守ったんでしょ?
頑張ったじゃない。
そういえば どうしておまんじゅう守って戦ってたんですか?えっ?
何も知らないで池に飛び込んだの?
うん…。 なんとなく体が勝手に?
これからも頼りにしてるぜ。
魔法使いの助手としてな。
やったじゃん!やった… やった…。
やったー!やったぞ!
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
(ワイズマン)お前の誘う先は 絶望か?
映画は俺の命だ!
(メデューサ)ゲートを減らした罪は重いぞ。
お前 あのときの…!さあ ショータイムだ。
〈究極 究極 究極!〉
〈度肝を抜くバイク対装甲車バトル〉
〈さあ 怪人どもかかってきやがれ!〉