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Kamen Rider Wizard 03 Transcript

From TV-Nihon

Kamen Rider Wizard 03

〈魔法使いに あこがれる青年
瞬平が 晴人に 弟子入りを志願した〉
〈魔法使いとして 命をかけて
ファントムと戦う晴人は それを拒否する〉
〈ところが ゲートとして
狙われていた瞬平は ファントムに襲われたときに
手から炎を出せるようになり…〉
僕にも… 魔法が使えた…。
やったー!! やったー!
僕も 魔法使いになれたんだー!
(凛子)じゃあ
彼がゲートだったんだ?
それで?
ファントムは どうなったの?
なんとか倒したよ。
よかったー! とりあえずは
一段落ついたわけね。
あ… ごめんなさい。
あの人 なんでいるの?
えっ…? なんだ
面白くなさそうだな。
だって 私があそこまで
話したはずなのに。
まあ いいじゃないの。
一度は絶望した人間が
ここまで立ち直ったんだ。
晴人君 出かけるの?
ちょっと
ゲートの様子を見にね。
いってらっ…。
いってらっしゃーい!
…おっ!?
だから
なんで あなたが言うのよ。
木崎さんの にらんだとおり 大門凛子は 魔法使いと
接触しているようです。
しばらく泳がしておけ。
はっ。
チチンプイプイ!
すっげえ手品!
どうやってやんの?
タネ教えてよ!
タネなんかないよ。
だって これは本物の魔法だもん。
じゃあ もう1回いくよ。
んー…。
お話し中 恐縮です。
わっ!
私 テレビ夕日
『モーニングアイランド』で 司会を務めております
田島と申します。
少し 取材をさせていただいて
よろしいでしょうか?
取材?
テレビの!?
〈魔法の指輪
ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いは
その輝きを両手に宿し 絶望を希望に変える…〉
・~
「さあ 今日は みなさん
本物の魔法を ご覧いただきます」
「タネも しかけもありませんよ」
では お願いします。
チチンプイプイ!
(子供たち)うわぁー!
すごーい!
(拍手)
おにいちゃん すげえ!
じゃあ もう1回!
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
ごめんなさい!
チチンプイプイ!
(拍手)
いやぁ 奈良さん お見事でしたね。
田島さん。
これは もう正真正銘
魔法としか言いようがない。
私 感動いたしましたよ。
あなたは 今 この世の中に 夢と微笑みをもたらす
奇跡の魔法使いだ。
いや… あの そんな…。
そこでね
ご相談があるんですが。
明日 スタジオに
お越しいただけませんか?
生放送です。
生?
生。
生…?
なんだ あれ?
(子供たち)バイバーイ!
バイバイ。
…って おい。 あいつ!
おい 奈良瞬平!
あっ 師匠!
じゃあ 私はこれで。
お疲れ様でした!
師匠ー!
はあ? 魔法使いになった?
その態度 信じてませんね?
くっ… フフフ!
見ててください!
チチンプイプイ!
あ… あれっ?
今のなし! もう1回!
チチンプイプイ!
お前ね 手品なら
ちゃんと タネ仕込んどけよ。
手品じゃなくて
本物の魔法です!
この前 化け物に襲われたときに
眠ってた能力が覚醒して 手から炎が出るように
なったんです!
何っ!?
あのファントム
なんか小細工しやがったのか…。
チチンプイプイ!
瞬平
お前の魔法は ニセモノだ。
えっ…?
騙されてるんだよ
ファントム…。
あ… お前を襲った あの化け物が
何か仕組んでたんだ。
魔法使いに見えるように。
そんなはずない!
師匠が来るまでは ちゃんと炎が出て
みんな喜んで…。
わかった。 師匠が魔法で
邪魔してるんじゃないですか?
はっ?
魔法使いは俺だけでいいって
言ってましたよね?
だから 僕のことを
邪魔してるんだ!
違う!
これは奴らの作戦だ。
お前を騙して 喜ばせておいて
後で どん底に突き落とす。
そうして 絶望させる気なんだ。
それは あんただろ!
・~
僕の前で魔法を使って
魔法はあるって信じさせて なのに
僕の魔法はニセモノだなんて!
もう 僕に
近寄らないでください。
・~
あの役立たずめ!
あっさり
魔法使いに倒されやがって!
役立たず呼ばわりは
まだ早いわよ。
…ね?
(ヘルハウンド)恐縮です。
(ヘルハウンドの笑い声)
ヘルハウンド!
魔法使いに やられたんじゃ…。
おや フェニックス様は 私の 影に入れる能力を
ご存じなかったですか。
やるじゃねえか!
そんなこったろうと思ったぜ!
なあ? なあ?
それで?
ファントムは生まれそうなの?
すでに タネは仕込んであります。
明日を お楽しみに。
魔法使いになりたい… か。
どうした? 晴人。
俺は魔法使いに なりたくて
なったわけじゃないから。
確かに あいつから見れば ファントムと同じことを
したのかもしれない。
晴人…。 お前 うちに来たときのことを
覚えてるか?
…えっ?
(雷鳴)
・~
輪島繁か?
この指輪作ったのは
あんただな?
そうか…。
知らなかったとはいえ 俺が こんな指輪を
作ったばっかりに 君は 過酷な戦いに 身を投じることに
なってしまったのか。
すまん。
謝ってほしいわけじゃない。
あんな悲劇 もう二度と
見たくないからな。
ファントムを倒せるのが
魔法使いだけ。
その指輪を作れるのが
あんただけってなら…。
後悔するより 前に進もうぜ。
(雷鳴)
あのときの お前の言葉で 俺は 新しい指輪を作る決心を
したんだがなぁ。
(輪島)できたよ ほら。
何か 前を照らしてくれそうな
指輪だろ?
また 自分がやられる
指輪じゃないだろうな?
さあ それはわかんないなぁ。
俺も 魔法の指輪を作りたくて
作ってるわけじゃないからな。
いつも いいことばかり起こるとは
限らないんだ これが。
ハハハ…。
フフ…。
・~
騙されてなんかいない。
僕は魔法使いなんだ。
チチンプイプイ!
よし…!
よしっ!
(携帯電話)
(凛子)「晴人君?」
この間のゲートの彼
魔法使いだったの?
(凛子)テレビに出てるわよ。
「どういうこと?」
輪島のおっちゃん!
テレビ! テレビ!
早く!
はいはい はいはい…。
「路上の魔法使いこと
奈良瞬平さんです!」
「どうぞ!」
(拍手)
「よろしくお願いします」
そういうことか!
晴人!?
こちらの お持ちのご本
これはなんでしょう?
はい。 僕 小さいころから
この絵本が大好きで この本に出てくる魔法使いに
ずっと あこがれてたんです。
《あの司会者がファントムだ》
《奈良瞬平を その気にさせといて
ここで ガツンと落とすつもりだ》
では 早速
魔法を見せてもらいましょうね。
奈良さん お願いします。
はい!
・~
止まって。
・~
チチンプイプイ!
あっ… あれっ?
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
待って 待って。
君 入館証は?
ちょっと 手借りるよ。
えっ?
(電子音声)「スリープ プリーズ」
ごめん! 急いでんだ。
いい夢 見てくれ。
チチンプイプイ!
チチンプイプイ…。
やっぱり
嘘じゃないですか。
生放送なんだから タネはちゃんと
仕込んどいてくれないと。
ダメじゃん!
ち… 違う!
手品じゃないんです。 本当に…。
お前に魔法が
使えるわけないだろう。
今 日本中が
お前のこと バカにしてるぞ。
とんだ嘘つき野郎だって。
だって… だって
田島さん 見てたじゃないですか。
僕が 魔法で炎を出すところを。
田島なんて人間は
とっくの昔に死んでるんだよ。
俺というファントムを
生み出してな。
(人々の悲鳴)
おぉ…。
ちょっと!
何が どうなってるのよ!?
うっ! ううっ…。
炎を出したのは
お前じゃない。
この俺がやったのさ。
うっ!
(ヘルハウンド)こうやってな!
やめろ!
・~
見たか。 これが
お前の魔法の正体さ。
(笑い声)
うっ…!
(ヘルハウンド)
お前の心の支えは 灰となった。
さあ 絶望の淵に沈め!
早くファントムを生み出すんだ!
(笑い声)
ウィザードか。
今さら来ても もう遅い。
諦めろ!
(電子音声)「ドライバーオン」
魔法使いってのは
諦めが悪くてな。
変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
・~
あいつ なかなか テレビ映りいいな。
晴人 急いで!
晴人君 頑張って!
ファントムも魔法使いも
何 考えてんだ。
テレビ局に電話しろ
情報を もみ消せ。
・~
ダアッ!
(電子音声)「コネクト プリーズ」
(銃声)
瞬平!
うっ! んっ!?
(笑い声)
・~
(銃声)
(ヘルハウンドの笑い声)
・~
うりゃっ!
わっ!
あれっ?
なんで消えるの!?
ちょっとー!
(銃声)
これじゃ 瞬平に近づけない。
何か 前を照らしてくれそうな
指輪だろ?
おっちゃん 使わせてもらう。
(電子音声)「ライト プリーズ」
わっ…! わぁっ!
何ぃ!? バカな…!
前に進むための魔法だ。
・~
タアッ!
(電子音声)「ウォーター プリーズ」
・~「スイ スイ スイ スイ」
・~「ルパッチ マジック
タッチ ゴー」
(電子音声)
「ディフェンド プリーズ」
うおっ…!
うわぁっ!
・~
ヤッ!
うおぉっ!
フィナーレだ。
・~「キャモナ スラッシュ
シェイク ハンズ」
(電子音声)「ウォーター
スラッシュストライク」
・~「スイスイスイ スイスイスイ」
ハッ!
うわぁっ…!
(電子音声)「フレイム」
瞬平!
ごめん…。
僕に… 魔法なんて 使えるはずなかったんだ…。
でも 使える奴がここにいる。
…えっ?
お前の夢は
俺が継いでやる。
晴人さん…。
約束する。
俺が お前の最後の希望だ。
・~
(電子音声)「エンゲージ プリーズ」
・~
ここが あいつの
アンダーワールドか。
…んっ?
チチンプイプイ!
チチンプイプイ!
うわっ! あぁ…!
・~
待てっ!
・~
(電子音声)
「ドラゴライズ プリーズ」
・~
ドラゴン! 俺に従え!
・~
ハッ!
・~
うわっ!
(電子音声)「ルパッチ マジック
タッチゴー」 
「チョーイイネ!
キックストライク」
「サイコー!」
ダアーッ!
ふぃ~。
んっ?
チチンプイプイ… か。
わかったわよ! 晴人君のことも
ファントムのことも 一切 報道されてない理由。
どうやら 国安が
情報を操作して…。
あれっ?
あっ!! あなたは
先日 僕を助けてくれた人!
その節は
ありがとうございました。
なんでいるの?
助手なんだと。
助手?
はい! 晴人さんは
僕の希望ですから。
僕は魔法使いになれないけど せめて 晴人さんの手伝いを
することに決めたんです!
ねっ? 晴人さん?
はいはい。
ふーん…。
私と一緒か…。
…えっ?
よろしく!
私 大門凛子。
改めまして 奈良瞬平です。
よろしくお願いします。
イッ…!
イタッ!
すいません!
晴人さん すいません!
大丈夫?
あっ これ お土産。
おっ ありがとう。
このドーナッツ
おいしいんですよね!
うるさいのが
倍になったんだけど。
まあ いいじゃないか
にぎやかで。
何あれ?
ドーナッツじゃん!
(凛子)食べてください!
いっぱいありますよ!
どうして こうなるかな…。
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
起きなさい ケットシー。
超面倒なんすけど。
ピアノは僕の希望だ!
晴人を助けられるのは 私だけよ。
コヨミちゃんが死んじゃったよ…。
さあ ショータイムだ。
(晴人)ゴーバスターズ!
背負ってきた13年と その思い
伝わったぜ。
(ヨーコ)ウィザードも
なかなかやるじゃん!
ドラゴン
一度 乗ってみたいなぁ。
スーパーヒーロータイム
次回も お楽しみに!