Kamen Rider Fourze 41 Transcript
〈これまでの
『仮面ライダーフォーゼ』は…〉
(杉浦雄太)法度は絶対だ。
従わない者は
誰であろうと処罰する。
(江本州輝)アストロスイッチを
悪用する 謎の組織か…。
(杉浦)こうして
魂を抜いてしまえば
誰もが規則正しい生徒となり
理想の学園ができあがる。
(江本)月は 僕の青春だった。
でも今は 月は嫌いだ。
(野座間友子)私には どうしても
あなたが悪い人だと思えない!
(ヴァルゴ・ゾディアーツ)
見くびられたものだ。
(友子)キャーッ!
(我望光明)
ホロスコープススイッチも
あと2つで すべて揃う。
フォーゼとメテオも 我が学園に
十分な刺激を与えてくれている。
だが その背後にいる者の正体が
まだわからないのは
少々 不愉快だね ヴァルゴ。
(ヴァルゴ)申し訳ありません。
(立神 吼)
私にお任せいただければ 必ず。
余計な口は挟むな レオ。
これは 私の仕事だ。
そうだ。
君は 私にとって 特別な存在だ。
この計画は 君と2人で練った。
なあ 江本。
(江本)はい。
(速水公平)《江本教授が
ヴァルゴ!? 知らなかった…》
だが 君の力が及ばなければ
私 自らが動くことになるぞ!
おぉっ…!
《これが
我望様の真の姿…》
(サジタリウス・ゾディアーツ)
覚醒の日は近い。
邪魔者は すべて排除しろ。
わかっているね?
承知しています。
誰も あなたの力には
逆らえません。
(朔田流星)どうだった?
(城島ユウキ)やっぱり友子ちゃん
家にも帰ってないって。
(如月弦太朗)
おふくろさん 心配してたよ。
(大文字 隼)
もう3日… 音沙汰なしか。
(風城美羽)
嫌なことは考えたくないけど…。
(呼び出し音)
(歌星賢吾)タチバナさん…。
(タチバナ)「野座間君は
ホロスコープスに
襲われた可能性が大きい」
でも なぜ友子ちゃんが!?
「野座間君だけではない」
これからは 君たち1人1人が
ターゲットになると
思っておいたほうがいい。
(美羽)えっ!?
敵の計画は
最終段階に入った。
フォーゼとメテオ
スイッチ開発者の歌星君以外は
手を引いたほうがいい。
友子のことも
見捨てておけねえ。
必ず 俺たちで見つけ出す。
今までのようにはいかない。
コズミックステイツは
みんなの絆の力だ。
そうだったな。
だったら 如月君1人で
コズミックになる方法を
考える必要がある。
話が逆だ。
君たちに忠告しておこう。
友情は… 危険だ。
友情が… 危険?
ああ。
友情は その甘さゆえに
道を見誤る。
「全員 死にたくなければ
よく考えたまえ」
友情が危険だ?
冗談じゃねえ。
俺がダチになって
タチバナさんにも
友情の絆を教えてやる。
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Space on your hand!〉
〈その手で 宇宙をつかめ!〉
・~
・~(鼻歌)
隼ちゃん!
朝ご飯 冷めちゃうわよ!
わかったよ ママ
今 行く!
おっ!? わぁっ!
あぁっ… わあっ!
(JK)ねえねえ ねえねえ…
こういう子 知らないかな?
(男子生徒)いや 知らない。
知らないか…。
こういう女の子 知らないかな?
(女子生徒たち)知らない。
わあぁっ!
フッフッフ…。 懲りずに
うるさく嗅ぎ回っているようだな。
えっ!? うわーっ!!
これが最後の警告だ。
ああ… このゴスっ子か。
(繁野ジュン)
わかんないなぁ ごめんね。
そっか…。
朝練の邪魔して悪かったわね。
じゃあ 頑張って。
フンッ!
美羽!
(ヴァルゴ)お前たちが
今まで 無事でこれたのは
我らが主の温情だ。
だが それもここまでだ。
これ以上 我々に逆らえば
命はない。
どうでしょう。 フォーゼは必ず
あなたたちを倒すわ。
なるほど。
お前のようなタイプには
このほうが効くか。
フッ!
(ジュン)キャッ!
あっ!? やめて!
ジュンに何をするの!?
お前ではなく
あいつを狙うぞ。
次は容赦しない。
卑怯者!
(大杉忠太)さあ 期末だ 期末だ。
3年生1学期の期末だ!
これで お前らの人生
きまつたも同然。
今日も冴えてるね 俺!
(携帯電話)
ゲンちゃん ゲンちゃん!
メールだよ?
始めるぞ テスト。
隼に JKに 美羽?
(生徒たちの悲鳴)
出やがったな ヴァルゴ!
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
宇宙 キター!!
あっ!?
えっ!? キャッ キャーッ!
ユウキ!?
何しやがる!
おーりゃっ!
あれっ?
ユウキを放せ!
・~
お前の運命は 俺が決める。
きさまに決められるほど
非力ではない。
(電子音声)「シザース・オン」
(流星)ホワチャッ!
危ないっ!
うわっ!
わあっ!
うわっ!
なんだ!?
うわっ!
なんて攻撃だ。 小型の
ブラックホールみたいなものか。
(電子音声)「リミットブレイク」
ウー… ホワチャッ!
ウー ホワッ!
ユウキ!
頼んだ 賢吾!
大丈夫か?
(電子音声)「ファイヤー・オン」
くらえ!
(電子音声)「リミットブレイク」
ライダー爆熱シュート!
うわっ!
全然 効かねえ…!
強すぎる…。
ホワチャッ!
うわっ!
うわっ!
次は お前だ。
賢吾君!
フッ!
キャッ!
無力な者よ。
おとなしく去れ!
次に 私の前に姿を見せたら
お前を消す。
なぜ ユウキを狙った!?
そうか! 友子も お前が!?
野座間友子とやらは
ダークネビュラに送った。
なんだと!?
ハーッ!
友子を返せ!
(流星・弦太朗)うわっ!
(笑い声)
友子ちゃん…。
消される…。 私たちも…!
・~
こんなもので 私の正体が
突き止められるものか。
ごめん 弦太朗
私 降りる。
美羽…。
今までも
危険は いっぱい乗り越えてきた。
でも 今回は いつもと違う。
私… ジュンの命までは
危険にさらせない。
タチバナさんの言うとおりだ。
ヴァルゴは
本気で 俺たちを殺す気でいる。
隼…。
(壁を強く叩く音)
ヴァルゴ!
わかった…。
いいよ。
怖い奴は 出ていけばいい。
弦太朗…!
だって こいつら…
本気で言ってる。
本気なら
俺には止められねえ。
(JK)じゃあ そうします。
(流星)JK!
まずヘタレるとすりゃ
俺かなって思ってたんすけどね。
美羽さんが口火切ってくれて
助かりました。
行こう 美羽。
(美羽)隼…。
さあ。
じゃあ お世話になりましたっと!
(大杉)仮面ライダー部は解散だな。
これ以上 危険な目に
遭わせるわけにいかん。
大杉先生…。
お前らが何をしようと
俺は知らん!
ただし… 絶対に死ぬな。
それは 校則違反だ。
そんな校則ないですよ…。
今 俺が作ったんだ。
わかったな?
校則 守れよ!
ユウキ 君もいいんだぞ。
賢吾君…。
無理をするな。
君は巻き込まれただけだ。
自分の夢を追っていいんだ。
・~
お前を消す。
ごめん…。
みんな ごめん!
私 やっぱり
宇宙飛行士になりたい…。
せっかく特待生になれたし
夢を諦めたくない!
だから…。
本当に ごめん。
・~
JK よくやった。
逃げる勇気も必要だ。
俺… 悔しいっす。
ああ 悔しいな!
あいつらと一緒に戦えない
自分の弱さが!
わかる わかる。
俺も一緒だ!
それもありますけど
よりにもよって
大杉先生に なぐさめられてる
自分が一番悔しいっす!
いや そこかよ!
残ったのは この3人か…。
仕方ねえ。
仕方ねえけど…
やっぱ ちょっと寂しいな。
ずいぶん静かになったね。
私の言葉を理解してもらえて
うれしいよ。
タチバナさん!
あぁ…!
本物のタチバナさんだ!
直接 会うのは 初めてだね。
朔田もか?
ああ…。 今までは
通信だけだった。
私の存在は 極秘だからね。
直接の接触は 避けてきた。
それだけ 緊急事態ってことか?
そういうことだ。
っていうか なんで
そんな仮面つけてんですか?
ラビットハッチは無礼講!
顔 むれるでしょ それ。
取っちゃえ 取っちゃえ!
そんな必要はないよ
如月君。
弦太朗でいいっすよ。
直接 会えたんだから
今日から あんたも俺のダチっす!
そんな指差し確認も必要ないよ
如月君。
友情は危険だと
言ったはずだがね。
私に友情は必要ない。
いや… 今は君にもだ。
コズミックステイツに
変身してみたまえ。
よし!
(電子音声)「コズミック」
(電子音声)「コズミック・オン」
・~
うっ… わっ!
わあっ!
「やっぱり
コズミックステイツは無理か」
「JKの心が離れたときと
同じ現象だな」
わかったかね 如月君。
今の君に必要なのは
友情ではなく 非情だ。
非情?
さあ 行こう。
行くって… どこへ?
特訓だよ。
ホロスコープスには
ヴァルゴ以上の存在もいる。
彼らとの戦いに勝利するには
自分1人で フォーゼの強さを
すべて引き出す強さが必要だ。
如月君。
その手で 力をつかめ!
何者をも凌駕する力を。
この… 命がけの特訓で。
つ… 壷!?
そうだ。 私から
この壷を奪い 破壊しろ。
何をやるかと思ったら…。
そんなの簡単じゃねえか。
おおー…っ!
ちょっ…!
そんなん ありかよ!?
変身しても かまわない。
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
っしゃー! 宇宙 キター!!
流星。 君はメテオになって
如月君を妨害してくれ。
だが あなたがM‐BUSに
いなくて 変身認証は?
大丈夫 変身システムは
オートにしてある。
かまわねえ。
本気で来い! 流星。
わかった。
(電子音声)「メテオ レディ?」
・~
変身!
(電子音声)「ロケット・オン」
ロケットでは追いつけんよ。
いくぜ! うわっ!
そりゃっ!
なぜ ここがわかった?
速水。
ラプラスの瞳も進化している。
私は ホロスコープススイッチの
位置を 特定できるようになった。
(立神)のぞき趣味か。
お前らしいな てんびん。
(速水)立神。 ヴァルゴの正体が
江本だと知っていたか?
ああ。 それがどうした?
だったら
覚醒の日のことは?
ホロスコープススイッチが
12個 揃ったとき
我々は どうなる?
宇宙の真理に触れるときか…。
だが 具体的なことは
まだ何も教えてくださらない。
我望様は 何をお考えだ?
あのお方に疑問を抱くな!
(リブラ・ゾディアーツ)
待て! 私は何も…!
我望様に疑問を持つこと。
すなわち 我望様への反逆だ!
フン!
来い!
・~
ハッ!
もうよせ…
私が悪かった…。
ちっぽけな疑念で
心のバランスを崩す。
だから
てんびん野郎は ダメなんだよ!
…フン。
単細胞の忠犬獅子公め!
ウー ホワッ! ホワチャッ!
すぐに捕まえてやる!
(電子音声)
「ホイール ホイール・オン」
うわっ!
おっ… うわっ!
罠とは 汚ねえぞ!
(タチバナ)
集中し 感覚を研ぎ澄ませ。
不測の事態にも
臨機応変に対応しろ。
(バイクのエンジン音)
んっ?
うわっ! マジか!?
わあっ!
命がけだと言ったはずだ。
逆に使わせてもらうぜ!
コズミックエナジービーム 照射。
んっ!? わっ!
わっ! わあぁっ!
わあっ!
M‐BUSからの攻撃なんて
やりすぎだ!
大丈夫だ。 タチバナさんの本気が
ビンビン伝わるぜ。
(電子音声)「パワーダイザー」
歌星君 少し借りるよ。
パワーダイザー!?
いつの間に…!
どうした? お前たち。
・~
これは…!?
(電子音声)
「ウインチ ウインチ・オン」
うまい!
捕まえた!
こうなったら…。
なでしこ…。
(電子音声)「ロケットスーパー
ロケット・オン」
・~
ハッ!
ハーッ!
待ちやがれ!
・~
捕まえた!
なかなか やるね。
あんたこそ
ただもんじゃねえな。
あれっ? 壷は!?
あーっ!
注意力が足りないよ 如月君。
特訓は中止だ。
んっ?
タチバナさん…。
あんたは何者だ?
あなたの手に
コズミックエナジー反応がある。
それは ヴァルゴ追跡のために
送った ナゲロパのものだ。
ヴァルゴが破壊したはずの
ツナゲットの反応が
なぜ あなたにある?
タチバナさん!
まさか… あなたは!?
さすがは歌星緑郎の息子だ。
確かに 私は…。
ヴァルゴ・ゾディアーツだ。
どういうことだよ!?
タチバナさん…
あんた 敵だったのか!?
(錫杖の音)
(ヴァルゴ)《リブラか!?》
答えろ…。
今まで騙していたのか!?
なぜ 俺をメテオにした?
(電子音声)「メテオストーム
メテオ オン レディ?」
・~
友子ちゃんを返せ!
ウー ホワッ! ホワチャッ!
ウー ホワッ! ホワチャッ!
手を貸しましょう ヴァルゴ。
(ヴァルゴ)リブラ!
何人来ようと変わらん!
きさまには 腕ずくでも
理由を聞かせてもらうぞ!
(電子音声)
「リミットブレイク OK!」
メテオストームパニッシャー!
消えろ!
うわぁーっ!
メテオー!!
タチバナさんが
ヴァルゴだったなんて…。
(ヴァルゴ)
非情になれ 如月弦太朗!
自分1人で戦うのだ!
(我望)私は矢だ。
常に 真実を射抜く矢だ。
(江本)サジタリウス…。
〈青春スイッチ オン!〉
〈人類の存亡をかけた
宇宙ミッションが 今 始まる〉
(インガ・ブリンク)宇宙で戦争よ。
〈『仮面ライダーフォーゼ
THE MOVIE』〉
(朔田流星)変身!
(如月弦太朗)変身!