Go-Busters Mission 35 Transcript

From TV-Nihon

Go-Busters Mission 35

〈敵メガゾードとの戦いの最中 ゴーバスターズはライオンの姿をした
謎のマシンと遭遇した〉
(桜田ヒロム)なんだ…?
(陣マサト)おいおい
あれって もしかして…。
・~
(一同)バスターズ レディ ゴー!
あのライオンのこと
何かわかりましたか?
(森下トオル)まだ解析中です。
(陣)黒リン!
顔に心当たりありって 書いてあるんだけど…。
(黒木タケシ)葉月サブローだ。
あんなものを
作ることができるのは 彼ぐらいしか考えられん。
だよな…。
(岩崎リュウジ)
葉月サブローって… あの葉月博士ですか?
誰ですか?
ああ… 俺も
本でしか知らないんだけど バスターマシンの礎を築いた
研究者だ。
彼は10年前まで
エネルギー管理局に在籍していた。
(陣)自分の研究にしか
興味を示さない変人でさ…。
(葉月サブロー)君には
ビビビッ! とした才能はある。
だが 君の研究には 胸に ズバーンッ! と
来るものがない!
わかるかぁ~? 銀マサルくん!
いや 陣マサトです!
おお そうだった!
ハハハッ!
まあ 俺とは違った意味で
天才だな。
それゆえ 上層部に
マークされる存在でもあった。
なんで そんな人が
俺たちを攻撃するんですか?
管理局の中でも
異端児扱いされていた博士だ。
何を考えてるのか…。
森下さんの話じゃ
あのライオンの姿は この山のふもとまで
確認できてるっていうけど…。
(銃撃音)
(銃撃音)
(エンター)いい加減
在りかを教えて頂けませんか?
マドモアゼル。
(銃声)
(エンター)ウッ!
(舌打ち)
ゴーバスターズ
やはり来ましたか。
(宇佐見ヨーコ)エンター
なんで ここにいるわけ?
駒は多ければ多いほど良い。
これがゲームの鉄則ですよ。
またゲームか…。
とにかく止める。
(電子音声)
「イッツ モーフィンタイム」
(3人)レッツ モーフィン!
ハッ!
デヤーッ!
ハッ!
ハッ!
ターッ!
ハッ! ハッ!
大丈夫? さあ こっちへ。
ハーッ!
ここにいて。
アアーッ!
(銃声)
ハーッ!
(電子音声)「イッツ タイム
フォー バスター」
ハーッ!
(エンターの声)ここは
いったん引きます。 サリュー。
ハッ ハーッ!
大丈夫ですか?
(葉月ミカ)誰も助けてくれなんて
頼んでないけど。
何 その言い方!
まあまあ ヨーコちゃん。
やっぱり来たね ゴーバスターズ。
でも無駄足だったね。
あんたたちが捜してる
葉月サブローは死んだよ。
死んだ?
なんで そんなこと知ってるの?
君は誰だ?
フッ… 察しが悪いね。
私は葉月ミカ
葉月サブローの娘。
わかってるよ。
ライオーを狙って来たんでしょ?
ライオー?
タテガミライオー。
あんたたちに一発かました
バディゾード。
バディゾード…?
なんなの? それ。
やっぱ知らないか…。
あぁ~! なんかヤな奴!
俺たちのこと
わかってるなら話が早い。
単刀直入に言う
俺たちに協力してほしい。
随分
直球だね。
じゃあ こっちも単刀直入に言う。
協力する気はない。
なんでだ?
私 ゴーバスターズ嫌いだから。
ここまで はっきり言う人
初めて見た!
別に それだけが理由じゃない。
あんたたちを攻撃したのは
ライオーの意志。
つまり 私の父は あんたたちを倒すために
ライオーを作ったってこと。
そうか…。
それなら仕方ない。
シャットダウンするまでだ。
(ヨーコ・リュウジ)え?
CB‐01 発進。
ちょっとヒロム!
いくらなんでも
結論が早すぎるだろ!
大丈夫。
俺に任せてください。
わかったよ。
リュウさん…。
大した自信だね。
ライオー おいで!
(タテガミライオーの咆哮)
・~
タテガミライオー…。
(チダ・ニック)おい ヒロム。
そんなに
あっさり敵対していいのか?
心配いらない。
ライオー!
フッ!
(咆哮)
ウッ… フッ!
アアッ!
(咆哮)
フッ!
あ…!
ウッ ウッ…!
(ニック)なんて馬力だ。
このままじゃ耐えられないぞ…!
アアッ… ウワッ!
ああっ!
ウワッ… ウワァーッ!
(ニック)ウワッ!
残念だったね。
まあ 何度来ても
同じだと思うけど。
待って!
なんで君は俺たちを嫌うんだ?
単純に嫌なの。
周りの犠牲を顧みない奴って…。
ヒロム なんの考えもなし エースを
出動させたわけじゃないだろう?
勝手にすみませんでした。
え… どういうこと?
ヒロムは あのタテガミライオーの
力を試したんだ。
あー… そういうことね。
わかってた わかってた。
(ウサダ・レタス)
絶対わかってないくせに~!
うるさいの~!
えー だって そうじゃん!
あのタテガミライオーの力は
エースを上回ってます。
味方にすれば 飛躍的に戦力は上がるはずです。
(ニック)ああ…。
問題は 向こうに 協力する意思がない
ってことだよね。
うん。 あの時の彼女の言葉…。
単純に嫌なの。
周りの犠牲を顧みない奴って…。
どういう意味なのか
気になるね。
そういえば そうだね。
私たちが誰かを
犠牲にしてるってこと?
(ゴリサキ・バナナ)
直接 その意味を聞いてみれば?
話すわけないよ。
親子そろって
変人なんだよ きっと。
ハハッ… 変人か。
そういえば うちの変人は
どこ行った?
(ビート・J・スタッグ)
俺は ここにいるぞ。
いや… 先輩のこと。
ああ…。
初めての戦いだったけど
よくやったね ライオー。
お父さん ご飯できたよ。
(元同僚)葉月博士
エネルギー管理局から 出て行ったみたいなんだ。
上層部と
だいぶ衝突してたみたいだし…。
そうだったんですか…。
今まで帰ってくることなんて
なかったのに ずっと家にこもりっきりで
研究してるから 心配で…。
いくら功績のある研究者でも 組織の考えに背いたら
犠牲になる。
むごいもんだよ。
ライオー 命をかけて
父さんが生み出したあんたを あいつらなんかに
渡したりしないから。
(鳴き声)
ここにいましたか。
おっさんには会えたか?
いえ 亡くなったそうです。
へぇ…。
でも 博士の娘さんに会いました。
彼女 俺たちを嫌ってるんです。
その理由が 博士の過去と
何か関係がある気がして…。
そうかい。
なんの設計図です?
おっさんがここを離れる前に
研究していた バディゾードだ。
バディゾード…。
なんなんですか? それは。
お前も知ってるとおり ここの開発部は
メガゾードとバディロイド 2つの研究を進め それらの融合により
バスターマシンを生み出した。
しかし あのおっさんは
メガゾードとバディロイドを 最初から融合させたものを
独自に研究していたんだ。
それが バディゾード。
で 研究の集大成が
あのライオンってわけだ。
そういうことか…。
しかし この設計図
未完成だが とんでもねえ。
先輩…。
ん?
2人で
この設計図を解析しましょう。
今の先輩と俺なら 葉月博士の本当の狙いが
わかるはずです。
言うようになったじゃねえか。
(警告音)
来た…。
ライオー!
(咆哮)
(タテガミライオーの咆哮)
来たか。
(咆哮)
(ニック)いいのか? ヒロム。
あっちはリュウジさんに任せた。
俺は こいつをねじ伏せるのみ!
(咆哮)
負けちゃダメだからね
ライオー。
そいつを倒すのが
父さんの意志なんだから…。
本当に そうなのかな?
どういう意味?
今 ライオーが あの赤いの攻撃してるの
見えてるだろ?
ああ。
でも君のお父さんは
本当に俺たちを倒すために タテガミライオーを
作り上げたのかなって思ってね。
第一線で派手に活躍してる
あんたたちなんかに わかるわけない。
(ミカ)組織の犠牲になった者の
苦しみなんて…。
犠牲か…。
(攻撃音)
(J)フッ!
(J)あぁ…。
ボンジュール マドモアゼル エ ムッシュ。
エンター!
新たな戦力と成りうるものは
全て破壊します。
リュウさん ここは任せて
その人 連れて逃げて!
俺が相手だ!
ちょっとJ!
私にまで かぶらないでよ!
(電子音声)
「イッツ モーフィンタイム」
(2人)レッツ モーフィン!
でも
ヨーコちゃんとJだけじゃ…。
いつまでも子供扱いしないで!
(電子音声)「トランスポート」
それに これがあるし。
(電子音声)
「セット! アー ユー レディ?」
ラジャー ラビット!
(電子音声)「パワードカスタム!
イッツ モーフィンタイム」
パワードモーフィン!
リュウジ ここは
ヨーコちゃんとJに任せて 行くぞ。
はい。 行こう。
まだか ヒロムのやつ
連携に手こずりやがって…。
連携? なんのこと?
君は知らないだろうけど
タテガミライオーは ゴーバスターエースとの連携を
踏まえて設計されてるんだ。
そんなわけないじゃない!
百聞は一見にしかずだ。
見てみ。
フッ!
アアーッ! ウッ…。
(咆哮)
いくぞ ニック。
(ニック)オーケー。
1 2 3で飛ぶぞ!
(2人)1 2 3!
よし。
やった!
よし!
うわっ! あっ!
おとなしくしろ!
うっ!
(咆哮)
わかったかい?
タテガミライオーは
ゴーバスターエースの構造に 合わせて作られてる。
あれが証拠だ。
(咆哮)
うわっ!?
(ヒロム・ニック)アアーッ!
ライオー…
そんな姿になれたの…?
あれが
タテガミライオーの真の姿だ。
ゴーバスターエースとの連携に
促される形で 変形プログラムが作動する。
エースのパイロットの技量を
試してたってわけだ。
乗りこなすだけの力が
あるかってな。
まだ納得いってねえみたいだが…。
ウワッ!
アアーッ! ウッ!
ウワッ! アアーッ!
そんな設計のもと開発された
タテガミライオーが 俺たちゴーバスターズを
倒すための バディゾードだと思うかい?
確かに ある見方をすれば 君のお父さんは
犠牲になったのかもしれない。
でも また違った見方をすれば…。
自分の研究を… 意志を守ったと
言えるんじゃないのかな。
君の親父さんは
組織に見限られたんじゃない。
自分の意志を守るため
自ら離れた。
そういうおっさんだったよ。
あなた… 父を知ってるの?
一体 誰なの?
俺は…。
(陣)葉月さん
今度こそ どうですか?
惜しいぞ! 惜しい!
惜しい…?
実に惜しい!
サクッて感じだ。
サクッ…?
もっと ズギュウウン! と
来いよ!
ズギュウウン…。
なあ?
ディーン・マサコくん。
変人に何度も挑み続けた
若造だ。
危ない!
おっ!?
ハーッ!
J!
了解!
フッ!
フンッ!
ハッ!
(ウサダ・ヨーコ)ハァーッ!
ラピッドキック!
ハッ!
ウオォーッ!
ハーッ!
オリャー!
少々…
分が悪いようですね。
あぁ…!
あれ?
あー 逃げられちゃったじゃん!
俺のせいじゃない。
もう!
アアッ!
ウワァ! ウッ…!
フッ!
アアッ!!
アアァーッ!
アァ…!
ライオー…。
あ…。
(咆哮)
乗れってのか?
あ…。
(鳴き声)
ライオー…。
完全に あいつを
認めたってこと…?
イプシロン!
なんとしても潰してみせます。
エンターか!?
いくぞ ニック!
ダメだ。
エネトロン残量がやばい。
フッ…。
あっ!
(咆哮)
(ニック・ヒロム)うわっ!?
・~
何!?
こいつ すごいな!
ハッ!
ウッ…!
(タテガミライオーの咆哮)
あ?
なんだ?
こいつ ヒロムに乗り込めって
言ってるぞ。
わかるのか?
ああ。
よし。
・~
(電子音声)「ヒア ウィ ゴー!
タテガミライオー見参!」
これか…。
いくぞ! タテガミライオー!
フッ!
(電子音声)「タテガミライオー
ヒア ウィ ゴー!」
・~
うぅ…!
(電子音声)
「システムオールグリーン ミッションスタート! ゴー!」
一気にいけ ヒロム!
フッ!
アッ! ウッ…!
フッ!
アッ…!
とどめだ!
(電子音声)「ロック ロック
ロックオーン!」
「イッツ タイム
フォー バスター!」
ライオインパクト!
ウワッ! アアーッ!
ウゥ…!
(爆発音)
(タテガミライオーの咆哮)
よし!
(J)やるな…。
やったな ヒロム!
(咆哮)
シャットダウン 完了。
これは…!
(ニック)おい ヒロム!
何? これ…。
父さん…!?
ミカ よくここまで
私の研究を守ってくれた。
もう大丈夫だ。
全てを彼らに託してくれ。
お父さん…。
スバーン! とな。
フッ… もう…。
父さん…。
お別れの前に
もっとちゃんと話してよ…。
それ あなたたちが
持っていって。
いいの?
父の研究を娘のわがままの犠牲に
するわけにいかないし。
それに ライオーと一緒に戦う姿を
見てたら… あなたたちを
きっと好きになれる気がしたから。
君のお父さんの意志 今度は
俺たち全員でつないでみせる。
ありがとう。
(咆哮)
(陣)しっかし リュウちゃん お前も俺に肩を並べるように
なったじゃないの。
まだまだですよ。
葉月博士に陣先輩。
俺は そこまで
変人にはなれません。
そっか? …って 俺も変人かよ!
えっ 自覚ないんですか?
イテッ!
かぶってんじゃねえよ!
・~
(ニック)ゴーバスターズ
ネクストミッション!
(ウサダ)ウサダたち こんなに
頑張ってるのに なんなの!?
(ゴリサキ)
タテガミライオーばっかり!
(J)俺は俺の道を行く。
(ウサダ)見りゃわかるでしょ!
ストライキだよ!
ギャバン また会えたな。
(十文字 撃)ああ。
今回も大活躍だったな
ゴーバスターズ。
俺たちと一緒に戦ったギャバンが
今 映画で大活躍しているんだ。
光を超えて
映画館にダッシュだ!
『宇宙刑事ギャバン
THE MOVIE』 レディ…。
(2人)ゴー!