Kamen Rider Wizard 17 Transcript

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Kamen Rider Wizard 17

〈人の心を絶望させるファントムを倒す 最後の希望〉
〈それが 魔法使いウィザードである〉
〈彼は 魔法の指輪を駆使し人々の希望を守るため戦い続ける〉
おはようございまーす。
…んっ?
あっ…。
どうしたの?
体が… 破裂しそう…。
ああー…!
まさか ファントム!?
おーい! しっかり!
ただの食べすぎよ。(凛子)えっ?
今朝 餅を食べ過ぎたんだって。ほらっ。
なんだ!おどかさないでよ…!
ホントに苦しいんですから!
お願いです 晴人さん。
魔法で ちょいちょいっと治してください…。
あのなあ ケガとか病気は魔法じゃ治せないの!
チチンプイプイ。そんなぁ!
魔法の絵本には昔は魔法で なんでも治せたって書いてあったのになぁ…。
ほれ 胃薬。 飲め。
すいません…。ありがとうございます。
ああーっ!キャーッ!
最悪!
ちょっと 凛子ちゃん!俺の上着で拭かないでよ!
(ため息)
やけに おとなしいじゃない。
別に。
無理もないか。 ウィザードに二度も負けたんじゃ。
(ユウゴ)うるせえ。
ヤバい…。 マジでヤバい。
あの男…。
ゲートか?
ほう 面白そうな奴だな。
ワイズマン。
あの男の中身拝んでみたいものだな。
では 私が。
いや。 ちょうどいいのを連れてきた。
早速 私の出番ですかな。
このままじゃホントに餓死しちまう…。
だが しかしピンチとチャンスは 表と裏。
こういうときこそ必ず いいことがある!
(お腹の鳴る音)
〈魔法の指輪 ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し絶望を 希望に変える…〉
・~
おいしい…!
信じらんない。 さっきまであんなに苦しんでたのに。
薬飲んだらあっさり治っちゃいました。
あれっ?これ 期限切れてるな…。
えっ!?
お待たせしました。ケチャップとマスタードは?
チッチッチ。
マヨネーズ?
そっ。
いっただっきまーす!
うーん!やっぱ合うなぁ これ。
ごゆっくり。あんたも食べてみる?
あぁ…。うまいんだよ?
(人々の悲鳴)
…うん?
(銃声)
なぬっ!?
大丈夫か?ここは俺に任せて逃げろ。
はっ?君が指輪の魔法使いかね?
魔法使い!?
まあね。・~「シャバドゥビ タッチ ヘンシン」
変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
いけっ!
さあ ショータイム…。(仁藤)待った!
えっ!?「えっ!?」じゃねえだろ!
どういうつもりだ お前!はっ?
とぼけんじゃねえ!俺の食事!
悪い。 あとで おごるよ。ちょっと下がってろ。
おっ おい!ちょっと待てよ!
・~
おい! ちょっと待てよ…。
大丈夫?
早く逃げて!晴人さん!
そいつを頼む!
はあ?おい… 俺の食事!
・~
あとは お前だけだ。
ハッハッハッハッハ…。
・~
ダアッ! ハッ!
(電子音声)「ランド プリーズ」
・~「ドドド ドドドンドン ドドドン」
(電子音声)「ディフェンド プリーズ」
ハーッ!
・~
魔力を上げてるというのは本当らしいね。
悪いが そういうことだ。
ハッ! ハッ!
うっ! ああーっ!
待てっ!
うっ! あっ…。
「油断は禁物」という言葉を知らないのかね。
あっ… あっ!
・~
なんだ!? これは…。
(マンティコア)さすがは魔法使い。
私の猛毒でもすぐには死なないようだね。
毒… だと?
せっかくだから君が生き延びられるか占ってあげましょう。
死神…。
残念ですねぇ。
君の命は 絶望的です!
待て…。 うっ!
晴人!
お前ら一体どういうつもりだ? えっ?
みんなで 寄ってたかって俺の食事の邪魔しやがって。
邪魔って… 襲われてるのに食事も何もないでしょ。
襲われた?俺が? いつ?
「いつ」って…。
さっき襲われたところを晴人君に助けてもらったでしょ?
晴人って あの魔法使いか。
あいつは 俺を助けたんじゃない。
俺の食事を邪魔したの!
だとしても 食事くらいでそんなに怒らなくても…。
バッカ野郎!こっちは命が懸かってんだ。
どうしてウィザードを見逃したの?
見逃してなどおりません。
指輪の魔法使いは苦しみ抜いて死ぬでしょう。
(ユウゴ)ずいぶんな自信だな!
けど あいつは 結構しぶといぞ。
では フェニックス様に譲ってさしあげます。
毒で弱った今の魔法使いならあなたでも簡単に倒せるでしょう。
なんだと!?
なるほど 愚者ですか。
フェニックス様は軽率な行動で身を破滅させるタイプのようですね。 ほら!
てめえ!!
よしなさい。
さてと。 逃げた男を見つけてさっさと用事を済ませないと。
すべては ワイズマンのために。
(店長)お待たせしましたー。
新作の冬いちごクルーラーです!
うおぉ…!うまそうじゃねえか!
ごゆっくり。
食べていいのか?僕のおごりです。
お腹いっぱい食べてください!
お前 いい奴だなぁ!いや そんなことないって…。
「僕の」って!?お金払ったのは私なんだけど!
・~
えー…。えっ!?
うん うまい!どうだ? あんたらも。
あ いや…。なんだ 遠慮すんな!
どんどん食べて。どんどんドーナツ持ってきて!
(2人)はいはーい!お願いします!
えっ!? ちょっと!勝手に頼まないでよ!
どうぞ!ありがと。
何してんの…?
私のドーナツに変なもの かけないで!
変なものじゃない。マヨネーズだ!
変よ! どう考えても変!
なんだよ?
マヨネーズは世界で一番 偉大な食い物だ!
食ってみろよ!
痛い 痛い 痛い…!
ちょっと あんたたちなんなのよ あの人!?
なんなんですかねぇ…。うまーい!
店長 店長… おいしいです。
これ アリかも!?ほら 瞬平君も!
うーん…。やっぱり飢え死にしそうだ…。
えっ?
ご馳走さん。ちょっ… ちょっと待って!
(携帯電話)ちょっと待ってってば!
コヨミちゃん どうしたの?
えっ? …晴人君が!?
うっ…!晴人!
晴人さん!(凛子)晴人君!
ここは?面影堂よ。
毒にやられたって…。
ちょっと油断した…。
あっ! ちょっと 晴人さん…。あっ!
しばらく安静にしておいたほうがいい。
それより ゲートは?
ごめん。 私がコヨミちゃんと電話してる隙に逃げられちゃって。
今 ガルちゃんたちが捜してる。
そうか…。
早いとこ 俺の飢えを満たしてくれるものを探さないとな…。
待ちなさい 君。
・~
(仁藤)なんか悪ぃなタダで占ってもらっちゃって。
いや。 君の相が少し気になったものでね。
(占い師)これは…!
いや!みなまで言わなくていい。
俺の中で渦巻くもんが俺の命を蝕んでる…。そう言いたいんだろ?
あぁ…。
よくわかったな。
しかも かなり絶望的な暗示が出ている。
やっぱり!
さすがは占い師。なんでも お見通しか。
とはいえ 見たところまだ絶望しきってはいないようだな。
君には何か心の支えでもあるのかね?
心の支え?
ああ…。
あるなら聞かせてくれないかね?
それを。
いたわ!
ちょっと見てください これ!
(凛子)よかった…。 無事みたいね。
まずい…!その男はファントムだ。
えっ!?
晴人さん!ダメよ 無理しちゃ!
じっとしてても治るわけじゃない。
なら 動けるうちにやれることやんないと。
だけど…。
ファントムを倒せるのは俺しかいないから。
・~
待って!僕も!
晴人…。
つまりだ ピンチはチャンスってことなんだよ。 わかるか?
(占い師)ああ…。
窮地に追い込まれたときこそ新しい発想がひらめくし落ち込んだときほど周りが よく見える。
あんたもさ 人を占う商売をやってんだったらさそういうアドバイスをもっと積極的にやっていったほうがいいと思うぜ。
そうだな…。参考にさせていただきます。
で…。で?
私が知りたいのは君の心の支えだ。
あんた! いい奴だなぁ!
はあ?
通りすがりの俺みたいな奴のためにそんな一生懸命になってくれてさ!
それには訳が…。えっ?
あぁ いや なんでもない…。
でも とにかく俺なら大丈夫だ。
何?さっきも言っただろう。
ピンチはチャンスだって。ってことは俺にとっちゃ 絶望も希望になっちまうんだな これが。
ハハハ…!そんなことはあるまい!
自分の心の奥をもっと よーく覗いてみたまえ。
よせ!
それ以上はプライバシーの侵害ってもんだ。
お前! さっきの…。
ファントムさんよ。
とっとと正体を現してもらおうか。
えっ!? ファントム?
うっ!
まだ生きていたのか 魔法使い。
邪魔は よしてもらおうか。
おーっ!
やっぱ ピンチはチャンス!
えっ!?(銃声)
ハッ! 大丈夫か?
ったく… なんでお前はいいところに現れるんだよ!
魔法使いだからさ。それは とっくにわかってる!
だからって お前が俺の食事の邪魔していいわけねえだろう!はっ?
食事の邪魔したことは謝ってんだろ!
話の途中で…。
変身!すんじゃねえよ!
(電子音声)「エラー」
毒のせいで 魔力が…。
フフフ…。
どけっ!
あれっ!?
わあーっ!晴人君!
晴人さん!
私の毒を受けたその体で戦えるわけないだろう。
(仁藤)あった!
(電子音声)「ドライバーオン」
んっ?あいつ…!
・~
ヘンーシン!
(電子音声)「セット オープン」
・~「L・I・O・N ライオーン」
・~
ふぅ。
俺の名は 仁藤攻介。
魔法使い ビーストだ!
魔法使い?
ゲートじゃなかったんだ…。
古の魔法使いか…。
魔術師のカード…。こういう意味だったのですか。
フフフ…。
さあ 食事の時間だ!
どりゃっ! ハッ! どりゃっ!
・~
今日は 食べ放題だぜ!
あいつ 魔力を食ってる…。えっ!?
ふぅ。
よし!次は お前をいただくぜ!
(電子音声)「カメレオ」
・~「ゴー! カカカ カメレオ」
・~
ガオー!
ピョン!
ハッ!
ピョーン!
消えた!?
どこだ? どこだ!
・~
わあっ!
さあ おとなしく俺に食われろ。
よっと!
気をつけろ!奴は 尻尾に毒を持ってる!
ああ? 毒?
あーあーあー…ちょろい ちょろい。
うわっ!
だから気をつけろって…。
君も 彼のようにもがき苦しみたまえ。
うー… なんのこれしき!
(電子音声)「ドルフィ」
・~「ゴー! ドドドド ドルフィ」
(仁藤)そうか…。
お前も この毒にやられたのか?
しょうがない。 ついでだ。
ハッ!
・~
んっ!?
毒が消えた…!?えっ!?
治癒の魔法さ。
クーッ!ライバルに塩を送るなんて俺って いい奴!
私の毒が効かないだと!?
ってことになるな。
とどめは こいつでいくか。
(電子音声)「ファルコ」
・~「ゴー! ファッファッファッファルコ」
ハッ!
・~
そりゃっ!
さあ メーンディッシュだ!
(電子音声)「シックス ファルコセイバーストライク」
ハーッ!
ガオーッ!
わっ… わあっ!
(爆発音)
ふぅ~。
ごっつあん!
お前。ん?
ファントムの魔力を食ってんのか?
お前だって そうだろう。はっ?
とぼけるなよ!
ライバルだからって下手な隠し事は みっともないぜ。
ライバル?いや 俺は別に…。
いや! みなまで言うな。
お前の気持ちは よーくわかる。
クールな顔のその下では内心 焦りまくってんだろ?
俺の登場で 縄張りが荒らされちまうんじゃないかって。
いやぁ そんなこと全然 思って…。
が! 今回のファントムを先に見つけたのは 俺だ。
俺が食って当然だ!ああ。
今日のところは俺が食えたから まあいいが今度 メシを横取りしようとしたら容赦しないからな!
いいな!
ハッ!
なんなんですか…?
あの魔法使い…。
てんで わからない。
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
おい! どけ マヨネーズ!
(仁藤)また食事の邪魔しに来やがったな。
これを指輪の魔法使いに渡してくれる?
(ミサ)話があるの。
(仁藤)こっちは命が懸かってんだ。さあ ランチタイムだ。
(晴人)絶対に お前を倒す!〈究極の大ヒット!〉
俺たちが最後の希望だ!
〈『仮面ライダー×仮面ライダーウィザード&フォーゼMOVIE大戦アルティメイタム』〉
〈さあ 怪人どもかかってきやがれ!〉