Kamen Rider Wizard 15 Transcript

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Kamen Rider Wizard 15

〈晴人は メデューサに襲われていた映画青年 石井悟史をゲートだと信じ保護する〉
〈だが 悟史は 晴人の命を狙うファントムだった〉
〈そして…〉
それよりその女をやられちゃ 困るのよ。
えっ…!?まさか!?
フフ…。 フッ!
(銃声)
(電子音声)「ランド プリーズ」
・~「ドドド ドドドンドン ドドドン」
千鶴ちゃんがゲートってことか?
フン! ハッ!
千鶴ちゃん! 逃げろ!
・~
行かせるか!
(電子音声)「バインド プリーズ」
(リザードマン)うりゃっ!
まあ いい。帰るわよ リザードマン。
ゲームのルールを変更するわ。
ハッ!
ふぅ…。 ハッ!?
千鶴ちゃんがゲート…。
さとっち?
早く見つけなきゃ…。
〈魔法の指輪 ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し 絶望を 希望に変える…〉
・~
えっ!? さとっちさんがゲートじゃなくて ファントム?
じゃあ 本物の悟史さんは…。
ああ。 あの日食の日に…。
晴人 千鶴ちゃんにはそのことを…。
言ってない。
それと… 千鶴さんはゲートだ。
フン! なるほど。
だから いきなり俺を攻撃しやがったのか。
(ミサ)そういうこと。
リザードマン。
魔法使いのことはひとまず いいわ。
あ…?
あなた あのゲートと知り合いなんでしょ?
あのファントムは 必ず千鶴さんを絶望させに来る。
そんなの嫌です!私が ここにいれば ファントムだってわかったのに…。
コヨミのせいじゃない。
それに コヨミのおかげで 新しい魔法石が手に入ったんだ。 だろ?
うん。 まあ 任しとけ。
これで またすんごい指輪 作ってやるから。
(電話)
あっ 晴人君? よかった!今 どこにいるの?
(千鶴)「さとっちのアパートに行くとこ」
さとっちから 電話来たの。
絶対に部屋から出るなって言っといたから。
ちょっ… ちょっと待って千鶴ちゃん!
坂の川公園の前。晴人君も お願い!
(電話の切れる音)おい!
行ってくる。
あっ…。
・~
(悟史)相変わらずいい表情するな 千鶴は。
「はあ? 何言ってんの 急に」
(悟史)女優業はどう?大きな役 もらったりした?
「しないよ…」
「あれから 一歩も進んでない」
(悟史)一歩もってことないだろ。
思い出してみなよ。何かあるはずだ。
夢のために お前が必死でつかんだ小さな足がかりが…。
「えっ…?」
・~
千鶴ちゃん!あっ… 晴人君!
よかった 無事で。
魔法使い君も来たんだ。
ゲートをファントムから守んなきゃいけないからな。
へえ~。 でも さっきファントムに逃げられてたよね?
えっ? あれは…。
千鶴。 俺たちだけで逃げようぜ。
こいつは頼りにならない。待てよ。
離せよ。
ちょっと! 何訳わかんないことで もめてんの!?
私とさとっちだけでどうにかなるわけないんだから 晴人君もいたほうがいいに決まってるでしょ!
あっ! そうだ。映研行かなきゃ。
映研?フィルム。 あの映画の。
(悟史・晴人)えっ?
映画は さとっちの命なんでしょ?
肌身離さず 持ってなきゃ。
この先 いつどこにいても完成させられるように。
千鶴ちゃん…。
今すぐは無理かもしれないけど いつか…。
いつかでいいから必ず完成させてよね。
なんで お前が そこまで?
見たいんだ…。
あの映画が わたくし女優 真中千鶴の原点。
今の私の 心の支えだから。
そうか…。それが心の支えか。
えっ?
これで お前を絶望させられる。
(千鶴)わっ! もう… 何っ!?
(千鶴)ファントム…!
さとっちは!?
さあ 俺と一緒に来てもらおうか。
うっ!
千鶴ちゃん!
(電子音声)「ドライバーオン」
・~「シャバドゥビ タッチ ヘンシン」変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
・~
うわぁっ!
ハッ! ハッ!
・~
(電子音声)「エクステンド プリーズ」
ハッ!
(電子音声)「ディフェンド プリーズ」
ハッ!
チッ! まあ いい。
先に フィルムを手に入れるか。
じゃあ 悪いけど ここは頼むな。
ん…。 さとっち…。
・~(映画の音楽)
ヘッ! くっだらねえ!
こんなもん作って何が楽しいんだ。
(メデューサ)リザードマン。
こんなところにいたの。
フィルムを手に入れたんだろ。
サボってねえで とっとと ゲートを絶望させに行けや!うっ!
練ってんだよ。
あの女を一番 効果的に絶望させる 演出プランを。
「俺…」
ほら 俺 映画監督だったからさ。
「泣きべそかいて戻ってきても あんたに貸す胸なんてもうないんだからね」
やっぱり 千鶴さんの出てた映画のフィルムが なくなってるって。わあ~ どうしましょ!
フィルム燃やされちゃったら千鶴さんは…。
フィルムなのかな…。
(2人)えっ?
待って! ねえ 待ってよ!
ねえ! 何がどうなってるの?
どうして急にさとっち いなくなっちゃったの?
あのとき一体 何があったの?
答えてよ 晴人君。さとっち どこ行っちゃったの?
逃げた。 1人で。
(千鶴)じゃああのファントムは?
逃げた。
信じらんない…。
どうして さとっち1人にして私のこと助けてんの!?
ねえ 逆でしょ?狙われてるの さとっちなのよ!?
(凛子)千鶴さん 落ち着いて!
落ち着けるわけないでしょう!
さとっちの言ったとおり…。
ゲートを守る魔法使いだとか言って 全然頼りにならない!
いい加減にして!晴人は あなたのために…。
コヨミ。
もういい!
千鶴さん!
(輪島)晴人。
迷えば迷うほど彼女を苦しめるぞ。
そうだな。
おっちゃんの言うとおりだ。
(千鶴)さとっち…。
お願い…。 無事でいて。
千鶴ちゃん。
ここ 映画のラストシーンの場所だよね?
よく覚えてるのね。
大事なことなんだ。正直に話してほしい。
千鶴ちゃんの心の支え ホントは映画のフィルムじゃないよね?
初めての映画を一緒に作った人と過ごした時間…。
いや… 彼そのもの。
そうよ…。 悟史よ!
悟史がいたから私 女優になろうって思ったの。
悟史が褒めてくれたから。
(千鶴)でも…全然うまくいかなくて…。
ずっと顔が見たかった…。
やっと再会できて生きてるって わかったのに…。
お願い 晴人君。
悟史を守って。
(携帯電話)
「晴人? ガルちゃんがファントムを見つけた」
「今 そっちへ向かってる」
サンキュー。
千鶴ちゃん。
今度こそ ファントムを倒して 君の希望を守る。
晴人君…。
だから…。
ごめん。
(電子音声)「スリープ プリーズ」
晴人さん!
新しい指輪…。
輪島さんから預かってきました。おっちゃん…。
千鶴さんは私たちに任せて。
ああ。
頼んだ。
主演女優が到着したら 目の前でこいつをズタズタにする。
ラストシーンにふさわしい演出だ。
…んっ?
魔法使い…。なんで お前がここに?
千鶴は どうした?
眠ってもらってるよ。悪い夢 見せたくないんでね。
へえ~。なんだか知らねえけど だったら 俺が叩き起こしに行ってやるよ。
させない。お前は 今 俺がここで倒す! 
変身!・~「シャバドゥビ タッチ ヘンシン」
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
(電子音声)「コネクト プリーズ」
ハッ!(銃声)
あっ… ああっ!
しまった!
フッ!
(銃声)ああっ! ああーっ!
・~
行けっ!
・~
…ハッ!
・~
ハッハッハッハ…!
(銃声)
こっち こっち!
(車のエンジン音)
ハッハハー!
(電子音声)「ウォーター プリーズ」
・~「スイ スイ スイ スイ」
(電子音声)「リキッド プリーズ」
ハッ!
うっ… わあっ!
・~
ダアッ!わあーっ!
(電子音声)「ウォータースラッシュストライク」
・~「スイスイスイスイスイスイ…」
うわぁっ!
悪い夢は 終わりにしよう。
(電子音声)「ウォーター ドラゴン」
・~「ジャバジャバ バシャーンザブンザブン」
ハーッ!
ヤバい…!
逃がすか!
(電子音声)「チョーイイネ!スペシャル サイコー!」
・~
フッ!
うっ! あっ… ああっ!
(電子音声)「チョーイイネ!ブリザード サイコー!」
うわっ!
フィナーレだ。
ハッ!
うわーっ!
ふぅ…。
あれ…?
ここ…。
映研。
これ。
えっ?
これって…。
預かったんだ。 悟史から。
預かったって?
悟史は アメリカに行った。
アメリカ?うん。
もともと 映画の勉強をしに 海外に行くつもりだったんだってさ。
ファントムからも逃げられるし一石二鳥だからって。
この町に戻ってきたのもその準備のためだったみたい。
そう…。
そうだったんだ…。
千鶴ちゃんに伝言。ん…?
「俺も あっちで頑張るからお前も頑張れ」って。
自分で言えばいいのにな。
ホントよ…。
出会ったころからいっつも自分勝手なんだから。
・~(映画の音楽)
「うん…。いいと思うよ そういうとこ」
・~(映画の音楽)
「和也との ここでの時間が…」
「これからも ずっと続けばいいのにって思ってた」
「雪子 俺…」
「いいんじゃない?夢でもなんでも 勝手にすれば」
「泣きべそかいて戻ってきても あんたに貸す胸なんてもうないんだからね」
お前 最高の女優だよ。
バカ…。
こんなの見せられたら…。
また頑張りたくなっちゃったじゃない。
・~(映画の音楽)
いつかは ちゃんと伝えなきゃいけないと思う。
でも 今は…。
いいんじゃない。
人に希望を与えるのは現実だけとは かぎらないわ。
うん。
フッフ…。
やるじゃないか。
フッフッフッフ…。
ハッハッハッハ…。フハハハハ…。
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
クリスマスイブにプレゼントを届けてくれた 謎の人物がいるって。今日は 俺の希望の日なんだよ!
(フェニックス)てめえも一緒に絶望の淵へ 叩き落としてやるぜ!
ドラゴン 来い!さあ ショータイムだ。
絶対に お前を倒す!
〈人類の命運を懸けてウィザード&フォーゼが立ち上がる〉
〈『仮面ライダー×仮面ライダーウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム』究極の大ヒット〉