Kamen Rider Wizard 12 Transcript

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Kamen Rider Wizard 12

〈魔法使いを認めず独自にファントム事件の捜査をしていた警視庁国家安全局の木崎〉

〈しかし 殉職した上司の息子直己を 晴人が守るのを見て入手していた魔法石を託したのだった〉

はい 完成。

おーっ!サンキュー。

さすが 仕事が早いね。

晴人 その指輪…。

似てるな…。

こいつも ドラゴンの力を引き出す指輪か?

しかも 今回は…もう1つ!

うわぁーっ!

どうしたの? おっちゃん。大サービスじゃん。

石の声が聞こえたんだよ。「2つ作れ」ってな。

すごい! これで晴人さん一気に 2段階レベルアップだ。

そんじゃ 心強い魔法をゲットしたことだし今日も出かけますか。ファントム探しですか?

いってらっしゃい!気をつけてね。

おう。

待ってください僕も行きます!

イテッ! えっ?

お前 今日妙に張り切ってない?

決めたんです! 僕も助手としてレベルアップするって。

はあ?ほんっと 信じらんない。

あっ!最低!

うわぁ… かわいそう。

…あっ?

今 あの人を絶望させましたね?

えっ? あんた 誰?

もしかして あなたファントムじゃないんですか!?

はっ?ごめーん! 人違い。

なんか ちょっと熱っぽくてね。晴人さん 肩…。

肩?治った!

(泣き声)

もしかして ファントムに泣かされたんじゃない?

絶望しちゃダメだ。希望を持たなくちゃ!

ようちゃん! ちょっとあんた なんなんですか!?

僕は 奈良瞬平です!

すみません 怪しい者じゃないんで…。 謝れ お前!

すいません すいません!

怪しい…。

今度こそ あれは…!

見つけたぞ ファントムー!

あれ…?お邪魔しました。

あっ!たこ焼き おいしそう!

お前ね 空回りしすぎ。すいません。

あんなムダに騒いだらファントムも逃げちゃうっての。

(お腹の鳴る音)

今日は もういいからどっかで頭冷やせ。 なっ?

あ… 晴人さん…。

遅えな…。

どうも どうも!大変 お待たせいたしました。

遅かったじゃねえかヴァルキリー。

(ヴァルキリー)すみません 上司の人間に捕まってしまいまして。

あんまりうるさいので顎 つぶしてやりましたよ。

ヘッヘッヘッヘ…。

ハハッ! いいね!

でも やりすぎんなよ。はあ?

うちの上司様は 怖えからな。

ヴァルキリー。はい?

お前に頼みたい仕事ができた。

はいはい はいはい…。

メデューサ様のご命令とあらば喜んで。

お前にピッタリのゲートを見つけたわ。

絶望させ 新たなファントムを生み出してきなさい。

かしこまりました。

〈魔法の指輪 ウィザードリング〉

〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し絶望を 希望に変える…〉

あ~あ…僕ってダメだなぁ…。

おう 瞬平!

徹也先輩?

徹也先輩じゃないですか!

お前 久しぶりじゃん。高校を卒業して以来です。

俺 今 ここで見習いやってんだよ。

ここって… 和菓子屋さんの?

親方が すんげえ繊細でうまいお菓子作るんだよ。

俺も 早く一人前になってここを行列のできる店にするのが今の夢なんだよね。

すごいっす…。おーい 徹也!

(徹也)はい!

ちょっと見てく?あっ はい!

ここだ。

うわぁ~ すごいです…。

うわっ! すごい。へえ~ すごい。

ほんとに きれいだ…。

(松木)お前よ 餡練ってる最中に何 油売ってんだよ!

はい すいません!

はい!

おめえが一人前になれるのは100年先だな!

厳しい…。

あ… ごめんなさい!

はい いつものプレーンシュガー。

今 おつり持ってくわね。うん。

はい。 新作のビバイタリアーナどうですか?

いらなーい。

あっ! サヤもドーナツ食べたい。

あらあら サヤちゃん 今からおまんじゅう買いに行くのよ?

えーっ! サヤ おまんじゅうよりドーナツのほうがいい!

しょうがないわねぇ。やった!

いらっしゃいませ。はい おつり。

この辺で おまんじゅうっていうと松木庵かしらね。

へえ~ そこ有名なの?

有名ってわけじゃないけどおいしいわよ。

でも 若い子はあんまり好まないみたいね。

若い子ね…。

何!? アタシが若くないって言うの?いや…。

もう! ハル君のいじわる!

はあ? ちょっと それあなた 自分で言った…。

へえ~ 配達もするんですね。

おう 近くの料亭にね。

毎週 注文してくれてる大口のお得意様。

親方 いってきます!

あっ じゃあ 僕も これで。

おい!

1つ 食ってけ。

お忙しいところ 失礼します。

やだなあ 上ですよ。

(徹也)わっ!

初めまして。うわぁっ!

(ユニコーンの鳴き声)

出たな。

ちょっと! ドーナツ!

仕事! はいはい 仕事 仕事!

驚かせて すみません。

お時間は取らせません。すぐ済みますよ。

では… 失礼します。

ハッハッハッハ…!

うわっ!

大丈夫か?

松木庵って 和菓子屋の?

指輪の魔法使い!

~「シャバドゥビタッチ ヘンシン」

変身!

(電子音声)「フレイム プリーズ」

~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」

ハッ!(銃声)

甘いもん食べたかったら店で買え。

ご親切に どうも!

~「シャバドゥビタッチ ヘンシン」

(電子音声)「ランド プリーズ」

~「ドドド ドドドンドン ドドドン」

ハッ!

あぁ…。

今回のノルマは果たしたことだし撤収しましょうかね。

(電子音声)「ディフェンド プリーズ」

フッフッフッフ…。

逃がしたか。

はっ!?化け物に襲われてお菓子が 全部ダメになった!?

申し訳ありませんでした!

納品できないだけならまだしも 化け物だなんて…。

子供だってそんな言い訳しないわよ。

ごまかさないでちゃんと理由をおっしゃい!

(徹也)いえ ごまかしてなんか…。ホントなんです。

信じられないかもしれないけど。信じられるわけないでしょう!

(徹也)でも…。黙れ 徹也!

親方…。瞬平?

先輩なんです 僕の。 さっき襲われたって聞いて それで…。

うちのもんが 失礼しました。

今日の納品分は梅林堂さんに連絡して手配してもらいました。

あと20分ほどで 届くはずです。

20分…。お昼には間に合うわね。

もちろん代金は うちのほうで持たせていただきます。

このたびは 誠に申し訳ございませんでした。

松木庵さんとのお付き合いも今日までです。

…えっ?

そんな!ちょっと!

…というわけでゲートである先輩をファントムが狙ったんだと思います!

先輩は悪くないんですよ!ねっ? 晴人さん。

《さっきのファントムずいぶんあっさり諦めたな…》

もう~! 黙ってないでなんとか言ってくださいよ!

えっ? 何?

だから 先輩の言ってることが嘘じゃないって…。

(松木)嘘かどうかは問題じゃねえ!

受けた仕事は死んでも こなす。

それが職人の信用だ。

うちは信用を失った。…それだけだ。

でも 今 あの料亭に切られたら売り上げは半分以下っすよ!

そしたら この店は…。

先輩! 絶望しちゃダメです。希望を持ちましょう!

希望って お前どうやって…。

それは…。

そうだ! 売ればいいんですよ。今までより たくさん!

晴人さん 先輩のことお願いします!

ああ。

輪島さん コヨミちゃん。

和菓子 買ってください。(コヨミ・輪島)えっ!?

おまんじゅうとか おはぎとかきれいなのとかいろいろあるんでぜひ 3時のおやつに!

合計で 2万250円になります!

え~っ!高っ!

これは 1個サービスです。ありがとう… おいおい!

吹雪 黒糖吹雪 吹雪…。

凛子さんも協力してくれますよね?

えっ? えっ… ちょっ…。

なんで 私が買わなきゃなんないのよ!?

ゲートを救うためです。協力してください!

何? 何? 和菓子屋さん?わ~ おいしそう!

どうぞ どうぞ…!大門先輩 ご馳走様です!

ちょっと…!

いい加減にしなさいよ!

代わりに 草大福いかがですか?

彼氏さんは 道明寺。それぞれ200円です。

豆大福に栗まんじゅういかがでしょう?

はあ…。

あっ…! あぁ…!

タコさんは 茶まんじゅうなんていかがでしょうか?

200円になります!

はい 松木庵。

ああ ヤマさん。 悪いな…。

(松木)なんとか来月には…。

小豆の仕入先だよ。

ここのとこ 支払いツケにしてもらってるから…。

この店 そんなヤバいのか?

(徹也)これ以上 赤字が続いたらこの店 売らなきゃいけないって親方が…。

(松木)わかった すまん…。

和菓子はいらんかね?おいしい和菓子は…。

まんじゅうをください。

これは…!

うん… うん!

すばらしい…。

こんな うまいまんじゅう私は 今まで食べたことがない!

ありがとうございます!

じゃあ もう1つ どうぞ。

ぜひ いただきます。

1つと言わず 毎日500個。

はい… えーっ!!

(徹也)ええっ! 毎日500個!?

はい! 私 成島屋百貨店地下食品売り場和菓子担当マネージャーの桐谷と申します。

(桐谷)当和菓子売り場のデイリーユーズコーナーにぜひ 松木庵さんの新作オリジナルまんじゅうを置かせていただきたいのです。

まずは 明日から半年間。

毎日500個を半年!?

ねっ? すごいでしょ。

すごすぎて 逆に不安だろ…。大丈夫なのか?

そうだ! そんなでけえ話いきなり持ってこられてもよ…。

大丈夫! 松木庵さんのおまんじゅうは日本一!

いや 世界一です!必ず 私が売ってみせます。

どうか…どうか ご出品を!

親方 この仕事受けましょう!

おい お前…。

料亭からの注文がなくなった今こんなありがたい話 ないっすよ!

やりましょううちの将来のために!

そうだな…。

よし 徹也! 今から新しいまんじゅう作るぞ!

はい!

(松木)おい もっと火入れろ。(徹也)はい。

おい いつものまんじゅうと違うんだ。 もっと薄く。

はい。

できたんですか!?

おう… 食ってみてくれ。

(晴人・瞬平)いただきます!

(徹也)どうだ?うん うまっ!

うまい!よっしゃあ!

売れます! 絶対 売れますよこのおまんじゅう!

親方! 名前 決めましょうよ名前。

もう決まってるよ。

「きぼう」だ。

えっ きぼう?

徹也 朝までにきぼう 500個作るぞ。

はい!

きぼう ねえ…。

いい名前じゃないですか。

僕も やっと晴人さんの助手として役に立てた気がします。

じゃ 瞬平 頼んだぞ。俺の代わりに。

任せてください。

晴人さん 先輩の警護お願いしますね。

ああ。

おい 早く乗れ。

あっ はい!

(電子音声)「クラーケン プリーズ」

あの車を追ってくれ。

えっ!?えぇーっ!?

注文してないってどういうことだよ!?

松木庵さんでしょ…。

まんじゅう500個…やっぱ ないな。

聞いてないんだよね。ちょっと待って!

そんなはずないです!昨日 確かに 注文受けたんです!

桐谷さん 呼んでくれ。和菓子担当の桐谷さんだ!

残念ですが… 不在なんですよ。

桐谷は 絶望して死んでしまっておりますので。

ええっ!?じゃあ お前は…。

改めまして ファントムのヴァルキリーと申します。

フッフッフッフ…。

あっ…!

それじゃ 毎日まんじゅう500個っていうのは…。

ハッハッハッハ…!嘘ですよ!

そんな うまい話あるわけないでしょ!

ってことは 何か俺たちは騙されたってことか…。

まんじゅう全部ムダになっちまったってことか…。

そう!その顔ですよ 松木さん。

わっ… わあっ!

さあ 絶望してファントムを生み出してください。

ハッハッハッハ…!

ハッハッハッハ…!

晴人!

逃げましょう… 早く!

うわっ!こっちです こっちです…。

逃がしませんよ。ハッ!

わあっ!

フッフッフッフ…。

もう あなたに希望はありません。

(銃声)

やっぱり親方さんがゲートだったか。

えっ?

また邪魔しに来たのですか?でしたら こちらは!

わあっ!瞬平! 早く逃げろ。

(電子音声)「ドライバーオン」

変身!

(電子音声)「フレイム プリーズ」

~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」

(電子音声)「コピー プリーズ」

さあ ショータイムだ。

行きなさい!

ハッ!

次は こいつだ。

(電子音声)「ハリケーン プリーズ」

~「フーフー フーフーフーフー」

ハッ!

(ヴァルキリー)ハッ!わあっ!

ちょうどいい。練習台になってもらうぜ。

(電子音声)「ハリケーン ドラゴン」

~「ビュービュービュービュービュビュー」

(電子音声)「コピー プリーズ」

ハッ!

すごい…!

僕にも 何かできることは…。

ハッ!

大サービスだ。

(電子音声)「チョーイイネ!サンダー サイコー!」

さすがドラゴン!すんごい威力。

うっ…。 んっ?

わぁーっ!

ああっ… わっ…!

指輪の魔法使い!やれるものなら やってみなさい!

瞬平!晴人さん!

〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉

僕なんていてもいなくても一緒なんです。

(ミサ)私に挑むとは 愚かしい。

あんたたちの思いは必ず守ってやる。

わあーっ!!瞬平!

さあ ショータイムだ。

〈究極 究極 究極!〉

〈度肝を抜くバイク対装甲車バトル〉

〈さあ 怪人どもかかってきやがれ!〉