Kamen Rider Gaim 22 Transcript

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Kamen Rider Gaim 22

〈クラックを通じて始まるヘルへイムの植物の侵略〉
〈いざとなれば沢芽市ごと消し去るという→
スカラーシステムをユグドラシルは開発していた〉
〈紘汰は そんなユグドラシルに怒りを爆発させる〉
(紘汰)セイ ハーッ!
(シド)うわあっ!
やっぱ おかしいだろユグドラシルは!
何も知らない人たちを安心させるなんて嘘っぱちだ。
ばれそうになったら街ごと吹き飛ばそうなんて→
そうまでして守る秘密ってなんなんだよ!
あいつら絶対 まだ何か隠してる。
なんだか筋が通らないし→
シドが冗談を言ったんじゃ…。
あいつが そんな嘘言って何になるんだよ。
意味ねえだろう。
まあ そうですが…。
《シドの奴 余計な真似を…》
(携帯電話の着信メロディー)
舞?
もしもし。
紘汰? またクラックよ。
まだ小さくて開く前って感じなんだけど…。
場所が…。
♪♪~
とうとう隠しきれない場所にクラックが出現した。
市街地の真っ只中にある橋の上だ。
(貴虎)橋の両側を封鎖して時間を稼ぐしかないな。
インベスさえ出てこなければ→
そもそもクラックがどういう存在なのか→
遠目で見ている限りには理解さえできないはずだ。
ハハッ… クラックの向こう側に→
立ち入り禁止の札でも下げるのかい?
そうだ。
ヘルヘイム側の入り口に防衛線を張り→
インベスの侵入を食い止める。
(シド)悪あがきにしかならないだろ それ。
スカラーシステムの使用は→
インベスが クラックを突破してきたあとからだ。
まあ 責任者は君だからね 貴虎。
もっとも重大な決断は君に任せるのが妥当だろう。
いよいよ沢芽市を焼き払うしか他にないと結論が出たら→
君がスカラーシステムのボタンを押すんだ。
ああ…。
安心したまえ。
ヘルヘイムのほうには僕が自ら赴く。
君の期待に応えられるよう頑張るよ。
湊君 支度を…。
(耀子)はい プロフェッサー凌馬。
あそこですね。
あんな人目につく場所にクラックが…。
(光実)どうやらユグドラシルが橋を閉鎖してますね。
これなら誰かが近づく心配はないでしょう。
でも インベスが出てきたらどうするんだ?
丸見えだぞ あんなところ。
クラックが自然に消えるまで→
そうならないように祈るしか…。
それで済むわけないだろ!
今度ばかりはユグドラシルだって隠しきれない。
そうなったら連中は…。
紘汰さん まさか 本当に…。
ああ。 奴らならやる。
いざとなれば手段を選ばない連中だ。
そうか!まだ手はあるぞ ミッチ。
あのクラックのヘルヘイム側の入り口に陣取って→
インベスを追い払えばいい。
そうやって時間を稼げばいつかクラックは自然に閉じる。
まあ… それしか方法はないでしょうね。
♪♪~
あれは…。
おい 戒斗!
戒斗!
あれから連絡も寄越さずに一体 何やってたんだよ!
きさまらには関係ない。
なあ お前も手伝ってくれ。今 街が大変なんだ。
どうした?いよいよスカラー兵器の出番か?
知ってたのか!?
概要は聞いている。
奴らの本当の狙いについてもな…。
誰から それを聞いたんです?
戦極凌馬という男。
きさまも知ってるだろう?あいつが…。
いずれにせよ どうでもいい。俺には他にやることがある。
なんだと!?
お前 一体どうしちまったんだよ!?
沢芽市もユグドラシルも→
森の侵略に怯えるただの弱者でしかない。
俺が立ち向かうべき相手はより強いもの…。
このヘルヘイムという世界そのものだ。
冗談言ってる場合じゃないんだぞ!
より絶対的な力。
人間の限界を超えて世界そのものを屈服させる手段。
その手がかりがこの森にはある。
戦極凌馬に何を吹き込まれたんですか?
きさまらは きさまらで一刻を争う状況だろう?
こんなところで油を売っていていいのか?
行こう ミッチ。
早く あのクラックの入り口を探さないと。
ええ…。
♪♪~
ミッチ あれ…。
(光実)ええ 間違いないでしょうね。
あれが橋に開いたクラックの入り口ですね。
しかし あいつら…何やってんだ?
静かに!
(インベスたちのうなり声)
♪♪~
彼らもここを守ってるみたいですね。
そうか… そういうことか。
えっ? 紘汰さん?
(凌馬)おや?ようこそ 葛葉紘汰君。
こんなところで何してんだ?あんた。
まあ 要するに目的は同じってことじゃないかな?
もしも このクラックがインベスに突破されたら→
あんたたちは…。
ああ 沢芽市を見捨てるしかなくなるね。
でも 事を穏便に済ませたいのはユグドラシルも一緒だ。
だから こうして手を尽くしてる。
≫(物音)
(インベスたちのうなり声)
(耀子)ハッ!
♪♪~
君にも思うところはあるだろう。
だが 猫の手も借りたいこの状況で→
互いの利害が一致している。
ここは一時休戦して協力し合うべきじゃないかな?
そうかもな。
いいか? ミッチ。
そうですね…。
ハッ!
ハッ!
ここまでユグドラシルが本気なら→
僕は街に戻ったほうがいいですね。
え?
ここに紘汰さんが加わったら→
クラックの守りは鉄壁でしょう。
むしろ 万が一の時に街のほうが危ない。
念のため 舞さんたちを守ることも考えないと…。
そうか… わかった。頼むぞ ミッチ。
ええ。
フッ!
頼りにしていいのかしら?
とりあえず 今日のところはな。
おい! さっきからあんたは何やってるんだ?
あり合わせの機材を使って→
クラックの消滅を早められないか試してるんだよ。
そんなことが可能なのか?
ハハッ 無理無理。できるわけないって。
でも 嫌な役目を上司に押しつけてきちゃったからねえ。
私も 一応ポーズを取って→
頑張っている素振りを見せておかないと。
こんなふざけたことしてる場合じゃねえだろ!
あのね できることとできないことがあるんだよ。
あんたの研究次第で→
この世界が救われるかどうか決まるんじゃないのか!
あれ? 以前言わなかったっけ?
私の研究はすでにノルマを達成していると。
え?
戦極ドライバーの量産化だよ。
あれこそが人類救済計画プロジェクト・アークの根幹だ。
プロジェクト・アーク…?
(インベスたちのうなり声)
ほらほらおしゃべりしてる場合じゃないよ。
(電子音声)「オレンジロックオン ソイヤッ!」
(電子音声)「オレンジアームズ花道オンステージ」
オラッ ハッ!
ハッ フッ!
(インベスたちのうなり声)
あーっ もうキリがねえ!
試してみるか。 フン!
(電子音声)「チェリーエナジー ロックオン」
(電子音声)「ソイヤッ! ミックス」
(電子音声)「ジンバーチェリー ハハーッ!」
うおーっ! おりゃ!
おおっと… すげえ!
ハッ ハーッ!
あ… 使える。
ほほう… 相変わらず大した適応力だ。
新しいフリーステージ?
ええ。 今 地下に作ってる公共スペースにあるんだそうです。
もう完成してるらしいんで→
ちょっと下見に行ってみませんか?
いいけど… えっ これから?
はい 今すぐ!
アーッ!ハッ! ハーッ!
ベルトを量産すれば→
世界が救われるってどういうことだ!?
私のドライバーはヘルヘイムの果実を→
ロックシードに変化させバックルを経由して→
人体に無害なエネルギーに変換する。
つまり食事の必要がなくなるわけだ。
これならヘルヘイムの環境下でも→
人間はインベスになることなく生き延びられる。
フッ ハーッ!
全ての人がベルトに頼って生きるのか?
でも そんなにたくさん作れるのか? これ。
最大で 10億台が限界ってところかな。
おい でも 今の世界の総人口…。
そう。 ざっと70億人。
生き残れるのは7人に1人ってことだねえ。
なんだよ それ…。
何も知らない60億を…あんたたちは見殺しに?
見殺し?
そんな甘いことはしない。
だって 先行きインベスになるってわかりきってる連中だよ?
放っておいたら生き残った人類の脅威になるじゃないか。
まさか お前ら…。
そう。 ヘルヘイムが地球を覆い尽くす10年間のうちに→
人類の総人口を7分の1にまで削減する。
(凌馬)ユグドラシルは全世界でも→
バイオテクノロジーをリードする医薬品メーカーだからね。
ひと工夫すれば 手の打ちようはいくらでもあるんだよ。
お前ら 平気な顔してそんなことを…!
ハッ!ああーっ!?
(インベスたちのうなり声)
忘れたの? ここでインベスを食い止めないと→
今すぐあなたの街が灰になるのよ。
ハーッ! あっ…!
(電子音声)「ソイヤッ! ミックス」
(電子音声)「ジンバーチェリー ハハーッ!」
あれさえ塞がれば そのあとは…。
♪♪~
(アナウンス)「誘導員の指示に従い各シェルターにお進みください」
「避難されてきた方々は…」
ねえ… ここ本当にフリーステージ?
おかしいな…。
僕の勘違いだったみたいです。
すみません。
ねえ 早く帰ろうよ。
エレベーターが故障中らしくて→
もうちょっとだけ待ってみましょうよ。
♪♪~
何に怯えてるんだろう?嫌な感じ…。
フッ!
ハーッ! フッ!
ヤッ! ハーッ!
ハッ! ハーッ!
ハーッ!
よしっ!
一件落着だ。
まさか本当に持ちこたえるとはねえ。
お疲れさま。
葛葉君も よく頑張ってくれた。
君が手伝ってくれなかったら正直…→
ちょっと危なかったかも。
あっ!うっ…!
あんたらとは これまでだ!
(電子音声)「オレンジロックオン ソイヤッ!」
ハーッ!
待ちたまえ。
しかし… あの方角には我々のクラックが!
本部には貴虎がいる。
どうとでもなるさ。
(バイクのエンジン音)
ハアーッ!
ここからは俺のステージだ!
ハッ フッ ハッ!
ユグドラシル…もう絶対許さねえ!
フッ ハッ!
ハーッ!
(研究員たち)うわあーっ!
(警報音)
11番!≫はい。
♪♪~
街ごと吹き飛ばせるような兵器でも→
制御室をぶっ潰せば使えなくなるはずだよな。
どこだ?どこにあるんだ?
うわっ!?
♪♪~
あっ…!
何をしに来た?
スカラーシステムとかいうやつをぶち壊す。
言ったはずだ。
ユグドラシルは人類の最後の希望だと。
戦極凌馬から聞いたぞ。
プロジェクト・アークとかいう戯れ言を!
凌馬め 余計な真似を…。
あんたらのやり方は絶対に許せねえ!
誰に許されるつもりもない。
その罪を背負って我々は未来を切り開く。
変身。
(電子音声)「メロンエナジー」
(電子音声)「ロックオン ソーダ!」
(電子音声)「メロンエナジーアームズ」
♪♪~
(電子音声)「レモンエナジー」
(電子音声)「ロックオン ミックス」
(電子音声)「ジンバーレモン ハハーッ!」
♪♪~
ハアーッ!
ハッ! ハッ!ハッ! ハーッ!
あんたは本当に 街のみんなを→
ボタン1つで皆殺しにしようとしてたのか?
当然だ!ハッ フッ! フン!
沢芽市の総人口は20万。だが この先 10年で→
我々はその3万倍を抹殺することになる。
初めの一歩としてはむしろ小さすぎる数字だ。
ハッ ハーッ!なんの罪もない人たちを→
大勢見捨てて 何が未来だ!ふざけるな!
どんな決断にも犠牲はつきものだ。
その程度のこともわからないガキなのか きさまは!
ハーッ!ああっ…!
犠牲だと!?そうだ。
ビートライダーズによる人体実験。
その結果として死んだ初瀬亮二。
全て同じことだ。皆 希望のための礎になった。
冗談じゃねえ!犠牲と引き替えの希望なんて→
冗談じゃねえんだよ!
ハッ! ハアーッ!
うわっ…!?
ハッ!そんなものは ただの絶望だ!
(貴虎)ああっ あっ…!
♪♪~
ハハハッ…。
何がおかしい!ハーッ!
葛葉紘汰 すでに お前は犠牲によって救われている。
まだ気づいていないのか?
なんのことだよ?
(凌馬)「10月6日ケースファイル167」
あっ…!?
裕也…。
あの日の出来事は 全て調査隊のカメラが記録していた。
「うっ… ああっ…!」
「うっ ああ…!」
(うなり声)
(貴虎)覚えているだろう?
お前が初めて→
アーマードライダーとして倒したインベスを…。
あ… 裕也… そんな…。
まさか…。
おらーっ!
とがめはしない。
あの時 戦っていなければお前たちは殺されていた。
俺は… 俺は…。
♪♪~
かつて お前は友人の命を犠牲にして→
希望をつかみ取った。
その行いを否定するのなら絶望するがいい。
あの時 守り 救った命と→
生き延びた自分にな。
〈次回『仮面ライダー鎧武』〉
(光実)紘汰さんには最後まで→
知らないままでいてほしかった。
(凌馬)知性を備えたインベスがいるんだよ。
選ぶのは あなたの役目ではない。
俺は諦めない!
(2人)変身!
〈掟破りのライダーバトル〉
〈勝つのは どっちだ!?〉
(ライト)トッキュウジャーと鎧武が奇跡の共演!
(ライト)オレンジが頭に?烈車がグルグルって…。
(紘汰・ライト)お前ら なんなんだ?
(5人)烈車戦隊トッキュウジャー!
対 仮面ライダー鎧武!