Kamen Rider Fourze 45 Transcript

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Kamen Rider Fourze 45

〈これまでの
『仮面ライダーフォーゼ』は…〉
(城島ユウキ)
声がしたんです… 宇宙から。
返してよ!
私の家… 私の家族…!
(速水公平)ホロスコープススイッチが
12個 揃ったとき 我々は どうなる!?
(サジタリウス・ゾディアーツ)
止めてみたまえ。
私とジェミニが
プレゼンターに会いにいくことを。
(速水)我望様が必要なのは 私ではなく
私のスイッチだけなのか…。
最初に 私を信じてくれた仲間…。
それは… ゲンちゃん!
(セミの鳴き声)
(一同)歌星賢吾君!
誕生日 おめでとう!!
(如月弦太朗)
おめでとう! 18歳か…。
(ユウキ)うおぉー…!
…間に合った!?
(JK)間に合ってないっすから!
もう ホントに…。 しっかりして!
これ ライダー部からの
プレゼント。
(歌星賢吾)なんだろう?
(弦太朗)徹夜で作ったんだぞ!
キーホルダー?
気に入っただろ!
賢吾君 一人暮らしだから
カギなくすと困るでしょ。
これで 仮面ライダー部が
見張ってくれるよ。
ありがとう。
こんなに にぎやかな誕生日は
生まれて初めてだよ。
(大文字 隼)素直に
ありがとうって言うなんて…。
いや~ 賢吾も変わったな。
(風城美羽)そうねえ。
最初は なんて
生意気な後輩って思ったけど。
(JK)人の気持ちよりも
理屈先行って感じで。
(野座間友子)なんか
人間らしくなったと思う。
これだけ我が強いメンバーに
囲まれていれば 変化も必然だ。
でも 人間らしいっていうのも
悪くないな。
(ひやかす声)
(JK)乾杯でもしちゃう?
じゃあ 賢吾君の誕生日を祝って!
(一同)カンパーイ!
(JK)ハッピーバースデー!
おめでとう!
(我望光明)ほう…
賢吾君の誕生日かね。
理事長!
これは これは…!
っていうか なんでコックさん?
(我望)ちょうどいい。
君たちに頼みたいことがある。
新メニュー 特製野菜スープだ。
栄養バランスを考えて
作ってみた。
うんめえ~!
体に 宇宙が染み渡るぜ!
部長の宇宙鍋より
はるかに うまいっす!
ホントだ… ショックぅ!
これ 理事長が作ったんですか?
もちろん。
この学園は 私の宇宙だ。
それを構成する
君たちの可能性を限界まで伸ばす。
そのためには
どんな苦労も厭わないよ。
偉いぜ 理事長!
さすがは元宇宙飛行士!
(朔田流星)でも
なんで理事長がわざわざ?
なんでも 1人でやらないと
気がすまないんだ。
どうしても
人に任せられなくてね。
寂しい!
1人でやるより
みんなでやろうよ。
今日から 俺がダチだ。
これからは なんでも手伝う。
君が友達? 私の?
ああ。 俺は如月弦太朗。
天ノ川学園の全員と
友達になる男だ!
若いということは
素晴らしい。
自分の価値観だけが絶対だと
思い込める。
人間には
友達を必要としない人種もいる。
それは どういう意味…。
あっ…! うっ…。
・~
「近いぞ!」
(歌星緑郎)
「危ないっ! 気をつけろ 我望」
「見ろ! 歌星」
・~
「見つけたぞ…」
「やったな!」
「これが プレゼンターからの…」
(我望)「そうだ。
人類を外宇宙へ導く コアスイッチだ」
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Space on your hand!〉
〈その手で 宇宙をつかめ!〉
・~
(黒木 蘭)きれいでしょ。
(草尾ハル)これ なんて花?
(蘭)ガーベラ。
花言葉は神秘。
(ハル)
何 似合わないこと言ってんの?
(蘭)一応 女の子だからね。
(ハル)そうだっけ?
フッ!
わあっ!
弦太朗さん!? すいません…!
何事? 何事?
すいません…。
相変わらず
蘭の合気道は すげえな。
いつでもライダー部の活動が
できるように 稽古してるんです!
(ハル)弦太朗さんたちのおかげで 僕は 怪物から
人間に戻ることができた。
その恩は 早く返したいんです!
学校で 怪物になるスイッチを
ばらまくなんて 本当に許せない!
私も 一緒に戦いますから。
おっ! 勇ましいな。
まっ お前のできることを
やればいいから 無理すんなよ。
(車のクラクション)
校長先生!?
やっと見つけたよ 黒木蘭君。
えっ… 私?
急用がある。
私に ついてきなさい。
校長!
蘭が何かしたんすか?
黒木君は アメリカへの
特別留学が決まったんだ。
だが 先方の都合で
大至急 渡米しなければならない。
さあ 乗って!
(蘭)でも そんな…。
すごいよ すごいよ!
頑張ってきなって!
時間がない。 さあ。
アメリカか~! いいなぁ
結局 行けなかったもんな。
頑張れー!
頑張れ 蘭ちゃーん!
(レオ・ゾディアーツ)
逃げるつもりだったな。
が… そうはさせん!
黒木 早く!
(レオ)そうか…
お前が最後の1人か。
(速水)その子に触るな!
弦太朗さん!
どうも
様子がおかしいと思ったんだ。
どうなってんだ!?
仕方がない…。
如月弦太朗!
その子を守りたかったら…。
私とともに戦え!
えぇっ!?
校長先生がリブラ!?
きさま! 我らホロスコープスを
裏切るつもりか?
ああ…。
自分の愚かさに気づいたのだよ。
フンッ! ハッ!
なんだかわかんねえが
蘭は守る!
宇宙 キター!!
・~
(蘭・ユウキ)キャッ!
(電子音声)「コズミック」
(電子音声)「コズミック・オン」
みんなの絆で 宇宙をつかむ!
(電子音声)「リミットブレイク」
(リブラ・ゾディアーツ)今だ フォーゼ!
こいつに とどめを!
お… おう!
オーラッ!
裏切りは許さんぞ リブラ。
覚えておくがいい!
逃げられたか…。
何が どうなってんだ!?
校長!
さっきは 嘘をついて悪かった。
一刻も早く
あの子を逃がしたかったんだ。
(蘭)あんたがハルに
スイッチを渡したんですか?
ああ。
あっ! ちょっ… 蘭ちゃん!
この…!
蘭 やめろ!
相変わらず 血の気の多い子だ。
だが 今は
自分の心配をしたほうがいい。
君が 最後のホロスコープスだ。
君こそ ピスケス…
うお座のゾディアーツだ。
蘭が… ピスケス!?
そうだ。
だが 心配するな。
私は なんとしても
君を守る。
12個のスイッチが揃うと
私の命も危ないのだから…。
自分の命を守るために
仲間を裏切ったってことか?
そのとおりだ!
私は 我が身を守るためなら
なんだってする。
こうなったら君たちに
すべてを話す。
一緒に戦ってくれ。
そんなこと言ったって…。
校長先生がリブラで 生徒たちを ゾディアーツに
してたんですよね!?
信用されないのは
わかっているよ。
信じる!
えっ!?
あんたは必死だ。
言ってることは
信用できないが 必死で蘭を守ろうとしてた。
その態度は信用できる。
今日から あんたも…
俺のダチだ。
「待て 如月。
今の話は聞いた」
信じるに足る情報が欲しい。
速水校長 あなたたちのボス サジタリウスの正体は誰だ?
サジタリウスの正体は…。
我望光明だ。
嘘…!?
そんな…!
(速水)10年前 コズミックエナジーが降り注ぐ
ザ・ホールの下に 我望は天高を作った。
(速水)そこで 12個の
ホロスコープススイッチを生み出すために。
Oops! そんなことのために
天高は作られたの?
俺たち生徒を
実験台にして…。
彼は 12個のスイッチで
何をしようと考えているんだ?
膨大なコズミックエナジーを
制御し ザ・ホールからワープゲートで
ダークネビュラを作る。
そして そこからプレゼンターの元に
一気にワープする。
プレゼンターに会う…?
だが ワープの際に生じる
ダークネビュラの衝撃波により 地上には 大きな被害が及ぶ。
被害って?
(速水)日本など
軽く壊滅する規模の被害だ。
Oops!
ひどい…!
だからこそ 彼女を
ピスケスにしてはいけない。
そのとおりだな。
ちょっと待ってください!
本当に この人を
信用するんですか?
私は そう簡単に信用できません!
リブラスイッチを
渡してもらおうか。
なるほど…。
当然か。
確かに 私は我望に心酔していた。
私を理解してくれるのは
彼だけだ。
そう思っていた。
だが… 我望の支配を逃れて 今
よくわかった。
私がスイッチを配ることで どれだけの生徒を
傷つけてきたか…。
どれだけの生徒の夢を
食い物にしてきたか…!
できるなら…
その罪滅ぼしをさせてくれ…。
校長…。
スイッチが12個 揃わなければ
ワープゲートは開かないんだな。
だったら 彼らの目から
黒木を隠そう。
速水校長
あなたには頼みがある。
(蘭)すごい! 美羽先輩んちって
ホントにお金持ちなんですね!
おうちの人に連絡取れた?
はい。
合宿で しばらく先輩の家に
泊まるって言っておきました。
(美羽)部屋は いくつもあるから
遠慮なく ここにいて。
おいしそう~!
俺たちが ガッチリ守るから
任せてくれ。
ごめんなさい みんな。
私のために…。
心配しないで。
ほら 食べて。
さあ 食べよう!
さあ 食べるぞ~!
わあ! ロールケーキだ!
おいしい!
蘭ちゃん… これ 何?
いやっ!
江本さんは
12個のスイッチが集められるのを 阻止しろと俺に言った。
だが それまではヴァルゴとして
スイッチを集めていた。
裏切ってんだから
隠せそうですけどね。
ヴァルゴの行動には
何か意味があるはずだ。
(速水)意味?
ああ。
例えば 我望を倒すヒントが…。
わあー! ちょっ ちょっ…。
いいんすか?
校長の前で そんなこと言って。
ここは調べたが
そういうものは何もなかったよ。
それでも何か…。
…あっ!
(携帯電話の着信メロディー)
大丈夫か!?
大丈夫です…。
あ 弦太朗さん。
校長!
弦太朗さんから。
(速水)もしもし?
なんだ? これは…。
俺に…?
(速水)青い破片?
まずいぞ! 如月君。
(蘭・ユウキ)キャッ!
何っ!?
それは アクエリアスの
鞭の破片だ。
それに導かれて
ここに来るかもしれねえ。
ここが 奴らに
知られたっていうのか?
フッフッフ…。
待たせたな。
おぉ… 来たー!!
オーラに触れると眠るぞ!
逃げるぞ!
・~
鬼ごっこは ここまでだ。
(立神 吼)
あいさつが まだだったな。
立神吼だ。 覚えておけ。
あんた…。
理事長の秘書の…。
そうか。 お前が
レオ・ゾディアーツか。
わかったら
その女を置いて逃げろ。
(立神)さあ
スイッチを押してもらおうか。
そうはさせるか!
(電子音声)「メテオ レディ?」
(電子音声)「スリー ツー ワン」
(流星・弦太朗)変身!
・~
っしゃ-!
宇宙 キター!!
お前の運命は 俺が決める!
邪魔する奴は誰だろうと
引き裂き 噛み砕く!
この爪と牙でな!
フンッ! ハッ!
(流星)うわっ!
しまった!
てんびん野郎のスイッチか。
たてがみつきのダスタード!?
きさまらの相手は
こいつらだ。
待てっ!
こいつら 強え!
こっち!
逃げて!
ユウキ先輩!
手間を かけさせるな。
さあ これを押せ。
嫌だ!
(レオ)速水! きさま…。
立神…。
私の生徒に
手は出させない。
俺たちの敵に回るとは…。
きさまのてんびんは
本当に壊れたようだな。
・~
校長先生!
君は逃げろ…。
私のことは気にするな…。
・~
疑って ごめんなさい…。
私のために…!
どうなってるんだ?
弦太朗さんたちは!?
賢吾さん!
また発作だ…。
俺はいいから 黒木を…。
蘭ちゃん 行こう!
(速水)うわっ!
早く… 連れて行けー!
行こう 蘭ちゃん!
よせ! 黒木ー!
でも… 私も戦えるんでしょ!?
その力があるのに
見て見ぬふりは 私にはできない!
蘭ちゃん!
・~
おぉ…! ついに現れたぞ
最後の使徒が!
(ピスケス・ゾディアーツ)
使徒じゃない!
(ピスケス)姿が変わっても…
私は仮面ライダー部だ!
・~
(電子音声)「コズミック」
(電子音声)「メテオストーム」
(電子音声)「コズミック・オン」
みんなの絆で 宇宙をつかむ!
ハッ!
ウー ホワッ!
(電子音声)
「リミットブレイク OK!」
蘭ちゃん…。
ゲンちゃん!
あれは 蘭か?
そうっす。
遅かったか…。
蘭 やめろ!
弦太朗さん!
(我望)ついに揃ったね
12個のスイッチが。
我望様…。
理事長! あんたが本当に
サジタリウスなのか!?
ああ そうだ。
私は 人類の進化の頂点に立ち 宇宙最高の知性
プレゼンターに会う。
そのために
どんな犠牲を出してもか!?
人類の進化は
常に犠牲を強いてきた。
今回も同様だ。
残された者たちに
災厄が訪れようと 必ず 再び立ち上がり 私の後を追ってきてくれることを
信じているよ。
なんて自分勝手な…!
(我望)自分勝手?
君の貧しい価値観では
そういう言葉になるのかな。
だが 違う。
君の価値観だけが
絶対ではないのだよ。
(速水)我望と十二使徒が
謁見する部屋だ。
そういうことだったのか!
(我望)私の野望を 君ごときが止める…。
そんなことは ありえない。
俺たちの青春は
なんだったんだよ!
〈青春スイッチ オン!〉
(一同)みんなで宇宙キターッ!
〈『仮面ライダーフォーゼ
THE MOVIE みんなで宇宙キターッ!』〉
(如月弦太朗)
勝負だ… 宇宙鉄人!