Kamen Rider Fourze 36 Transcript
〈これが前回の『仮面ライダーフォーゼ』〉
（歌星賢吾）残りの十二使徒が続けざまに生まれるかもしれない。
（ＪＫ）ジーンの『ミルキーナイトカーニバル』！
（城島ユウキ）みんなで バンドやろうよ！
（リブラ・ゾディアーツ）見つけたぞ… やぎ座の使徒。
（カプリコーン・ゾディアーツ）俺のギターに合わせて歌えばお前も 最強のシンガーだぜ！
（立神 吼）こいつの力を伸ばしコアスイッチを見つけ出す。
（カプリコーン）また 一緒にユニット組もうぜ！
ジーンゴッド 再結成だ！
（ＪＫ）俺… ライダー部やめます。
（如月弦太朗）うわーっ！！
（朔田流星）なぜコズミックを解除した！？
違う！勝手に元に戻ったんだ！
弦太朗さん。
短い間だったけどお世話になりました…。
ＪＫ！ それがお前の理想の大スタージーンなのか！？
ジーンは ゾディアーツの歪んだ力に頼るようなそんな安っぽい男…。
スターになるには何か きっかけが必要なんすよ。
ＪＫ…！
（カプリコーン）俺たちは栄光の階段を駆け上りロックの世界を征服する！
てめえらに 邪魔はさせねえぜ！
（カプリコーン）イエー！ ロックンロール！
（電子音声）「ＮＳマグネットＮＳマグネット・オン」
カモン ベイベー！
（電子音声）「リミットブレイク」
ライダー超電磁ボンバー！うるさい！
消えたか。
（弦太朗）コズミックは… 絆の力。
俺が ライダー部の仲間と心を つなぎ合わせて初めて なれる。
ＪＫの奴 行っちまった…。
だから…。
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチでその扉を開き 未来を創る〉
〈Ｓｐａｃｅ ｏｎ ｙｏｕｒ ｈａｎｄ！〉
〈その手で 宇宙をつかめ！〉
・～
「こちら 放送部です。今朝の校内テレビ放送は急遽 予定を変更しジーンゴッドの番組を独占ライブ中継します」
「では 早速 ジーンさんにお話を伺いたいと思います」
「ジーンさん お願いします」
（乙川美奈）えっ！ ジーンって２年Ｃ組のＪＫだったの！？
今まで正体を隠してきてなぜ 素顔で出演を？
俺は 生まれ変わった！
これからは トークより歌で俺のメッセージを伝える。
（ＪＫ）ゴッドと一緒に！
イエー！ カモン ベイベー！（悲鳴）
歌うぜ。『ラブ・イズ・オーバードライブ』！
・～「大切なことは…」
ジーン 最高！
（大杉忠太）なんだ？急に 気持ちが高ぶって…。
おおー！
（ユウキ）ジーンキタキタ キタキター…！
（賢吾）最高だ！ 最高だー！
（流星）弦太朗 この熱狂ぶり…やはり普通じゃない。
ああ。 きっとこのギターと歌のせいだ。
おい 賢吾！しっかりしろ！ おい！
（ＪＫ）「ここで超ビッグな お知らせだ！」
「俺たち ジーンゴッドは ３日後再結成記念ライブをやるぜ」
「みんな 楽しみにしてな！」
・～
（立神）カプリコーンが発する特殊音波はすべてのスイッチに共鳴します。
つまり コアスイッチにも。
（我望光明）コアスイッチだと？あれは すでに失われている。
私は そうは考えていません。
カプリコーンが 超新星の力で音波をバラまけば…。
どこかに存在するコアスイッチが必ず共鳴するはずだと？
面白い。
（五藤東次郎）うおぉっ！？
今 すっげえパワーが俺の中に入った！
レオよ。
お前には…。
これを預ける。
カプリコーンを邪魔する者あらばお前が 確実に倒せ。
承知しました。
歌星が使って消滅したと思っていたが…。
コアスイッチか。
（風城美羽）ＪＫがライダー部をやめた！？
ああ…。
（大文字 隼）で… ユウキたちも この状態か。
（流星）３人とも さっきのことはまるで覚えてないのか？
（野座間友子）なんとなく薄ぼんやりとは…。
あのギターを聞くと急に テンションが上がって…。
とにかく 今日は帰って休んだほうがいいわ。
はぁ～い…。
すまんな みんな…。
３人ともまるでゾンビのようだな。
文字どおりあの歌に 生気を吸い取られてたのかもしれない。
しかも 例の番組にハマってた人間ほど 症状が重い。
じゃあ…俺は なんで無事なんだ？
俺たちライダーは コズミックエナジーに守られてるからだろう。
それより 問題は３日後の公開ライブだ。
確かに 直接奴らの音楽を聞けば被害者たちの症状が悪化するのは間違いねえな。
絶対に止めねえと！
だったら まずはＪＫを とっ捕まえるべきね。
ＪＫのところに乗り込みましょう。
あぁ… 俺は他に やりたいことがある。
そっちは任せていいか？
（ＪＫ）「ジーンゴッドの『ダークナイトカーニバル』！」
「さーて 早速リスナーからのメールを紹介」
「ジーンの歌 すっごくステキ！聞くたび しびれます」
「サンキュー。公開ライブ 楽しみにしときな」
「フゥー！ イエー！」
さあ 歌の時間だ！（ＪＫ）ＯＫ。
カモン ゴッド！
（美羽）まんまとしてやられたわね。
ＪＫの奴一体 どこから放送を！
（うなり声）
（うなり声）
しし座のゾディアーツ！
（レオ・ゾディアーツ）フンッ！
フッ。 掛かったのは雑魚ばかりか。
…ん？
お前の運命は 俺が決める。
お前がいたか。
ウー… ホワッ！
ウー ホワッ！うわっ！
ウー ホワッ！ うわっ！
（電子音声）「メテオストームメテオ オン レディ？」
・～
ハーッ！
ホワチャッ！
アリエスにチェンジしただと！？
俺は特異体質でな。他の幹部スイッチも使えるのだ。
うっ！
しかも 威力は増しているぞ！
うわぁっ！
眠気が…！パワーが下げられた！
メテオストームパニッシャー！
（電子音声）「リミットブレイク ＯＫ！」
バカな！ キャンサーでパニッシャーを防御だと！？
きさまに 万に一つも勝ち目はない！
うわっ！
・～
グハッ！
（タチバナ）「撤退したまえ」
奴の言うとおり君に勝ち目はない。
逃げろというのか！？
俺は… 最後まで戦う！
うーっ！
フッ。
タチバナさん…なぜ よけいな真似を！？
レオ・ゾディアーツは強すぎる。
今度 また奴が現れたときは迷わず逃げたまえ。
冗談じゃない…。
次こそは… 必ず 奴を倒す。
（美羽）もしもし 弦太朗？どこで何してるの？
今 魚釣りの真っ最中だ。
おっ キタキタ キタキタ…！
このライダー部の緊急時に魚釣り！？
っしゃー！ 釣ったぜ！
約束どおり 教えてくれ！
まだだ。
そんな小せえ魚１匹じゃ話になんねえよ。
だったら 文句なしの大物釣り上げてやるぜ！
明日のライブまでには必ず戻る。
お前らは しっかり休んどけ！
切れた！？信じられない！
キーッ！！
いや… 弦太朗のことだ。
きっと 何か秘密の特訓に違いない。
（歓声）
（観客）ジーン！ ジーン！ジーン！ ジーン！
（ＪＫ）《俺は 手に入れた…》
《栄光という名の未来を！》
（弦太朗の声）おめでとう ＪＫ。でも それは俺たちの友情を踏みにじって手に入れたものだ。
足元を見てみろよ！
（ＪＫ）あっ… あっ…！
ああーっ！
わあーっ！
夢か…。
客は集まったぜ。
ライブの始まりだ！ イエー！
なあ ゴッド！
俺たちがやってるのは悪魔の音楽だ。
こんなこと長続きするはずない…。
今さら ビビんなって。
またヘタくそな歌 歌って笑いものに逆戻りしたいのか？
父親みたいな人間にはなりたくねえんだろ？
夢を捨てた 人生の負け犬には。
（観客）ジーン ジーンジーン ジーン…。
イエー！ノッてるか？ お前ら ベイベー！
（速水公平）ゾディアーツを見ても誰も騒がない。
すごい洗脳能力だ。
（観客）ジーン！ ジーン！ジーン！ ジーン…！
・～
（歓声）
このライブは止める。
（電子音声）「メテオ レディ？」
・～
変身！
・～
…あっ！
負け犬が 何しに来た？
ハー… ハッ！
（電子音声）「メテオストーム」
（電子音声）「メテオ オン レディ？」
・～
ハーッ！
ウー ホワチャッ！ハッ！
・～
（観客）ジーン！ ジーン…！
カモン！ カモン！
（観客）ジーン！ ジーン！ジーン！ ジーン…！
「ようこそ！俺たちのライブへ！ イエー！」
（観客）ジーン ジーン…！
んっ？
何…？
弦太朗さん！
きさま 何しに来た？
ジーンに会いに来た。
ジーンと ダチになるためにな！
さあ 歌え ＪＫ！俺の魂のギターで。
・～（ギター演奏）
このヘタくそ！帰れ！
ウハハハハ…！
いいだろう。歌えよ ジーン。
思いっ切り 客に笑われればお前も覚悟ができるだろう。
フフフ…ハハハハハ…！
・～（ギター演奏）
この曲…。
まさか！？
そうだ ＪＫ。 俺はジーンの原点を探しに行った。
お前の理想の大スタージーンを生み出した曲を探しにな。
親父に習ったんすね…？
ああ。 お前の親父にギター習いながら俺は ビシビシと感じたぜ。
正真正銘のロック魂を！熱いハートを！
熱いハート…。
歌え！ ＪＫ。
お前が夢見た本当のジーンの歌を！
・～（ギター演奏）
こんな俺なんかのために…。
バカっすよ…。
弦太朗さん…。
・～「いつの日か 君が羽ばたいてく」
・～「空が青いことを願う」
・～「Ｂｕｔ ｙｏｕ ｋｎｏｗどうせ飛ぶなら」
・～「自分だけのＩｆ ｙｏｕ ｆａｌｌ」
・～「力で飛べよごまかしたりせずに」
・～「君が歩く今を大事に」
・～「重ねていけ Ｏｈ ｙｅａｈ」
・～「Ａｌｗａｙｓ ｂｅ ｔｒｕｅ ｔｏ ｙｏｕｒｓｅｌｆ」
・～（ギター演奏）
やっと会えたな ジーン。
俺とダチになってくれ。
・～
あっ…。あれ？ ここ どこ？
ゾディアーツ！
（観客の悲鳴）
なぜだ！？ なぜ奴のギターの効力が消えた！？
如月。 一体 何が…？
俺たちの魂込めた本気のロックがみんなの目を覚ましたみてえだぜ。
（カプリコーン）ありえない！ふざけやがって！
（ＪＫ）弦太朗さん！大丈夫っすか？
おう。
さあ 盛り上がっていこうぜ。
（電子音声）「スリー ツー ワン」
変身！
・～
っしゃー！ 宇宙…。
キター！！
ハッ！ 俺の音撃に手も足も出ねえくせによ！
確かに あのときはな。でも 今は違うぜ。
俺はＪＫとの絆を 取り戻した。
（電子音声）「コズミック」
（電子音声）「コズミック・オン」
・～
みんなの絆で 宇宙をつかむ！
・～
グハッ！
・～
そろそろ とどめだ。
ハッ！うっ！
ホワチャッ！
うっ！
足が…！？まさか きさま さっきから…。
そうだ。 俺はきさまの右足首だけにダメージを与え続けた。
点滴 石を穿つ！
（電子音声）「リミットブレイク」
メテオストームパニッシャー！
んっ！？
きさま！ 覚えていろ。
（カプリコーン）うおーっ！
・～
（電子音声）「ビート」
オラオラ オラオラー！
お次は これだ！（電子音声）「ネット」
俺の音がすべて 俺に跳ね返る！
よし！
オーッ！
ゲッ！？ んっ？
抜いて さす！
ライダー超銀河フィニッシュ！
うおぉーっ！
（ヴァルゴ・ゾディアーツ）フッ！
ああっ！？
カプリコーンとスイッチを回収しました。
ご苦労。
この者の始末は？
ダークネビュラに送りますか？
いや… 記憶を消して適当な場所に転がしておけ。
カプリコーンは幹部として実に いい仕事をしてくれたからね。
それでは まさか…。
ああ… 確かに感じたよ。
コアスイッチのエナジーを。
（我望）コアスイッチは失われていなかった。
しかも おそらくはこの学園の生徒が持っている。
（ＪＫ）『ミルキーナイトカーニバル』。
最後の放送は…ジーン 君だけに送るよ。
まず 俺の幼なじみ 五藤東次郎は事件に関する記憶をすっかりなくしてた。
でも そっちのほうが奴には幸せだしまた昔のように付き合えるのはうれしい。
そうそう…。
そういえば久々に 親父に電話したよ。
「たまには実家に顔出せ。いい友達がいるな」なんて言われて「ああ」って答えた。
友達っていえば…。
今回の件を許してもらうのは大変だったよ。
あんな必死に謝ったのは生まれて初めて。
で… みんな 許してくれた。こんな俺を。
だから 決めた。
精一杯 今を大切に。
友達を大切にするって。
そんなわけで歌は もうやめるよ。
弦太朗さんは 諦めんなって言ってくれたけど俺のけじめ。
さよなら ジーン。
ＪＫこと 神宮海蔵より。
（速水）宇宙飛行士になるための資質をテストする。
宇宙飛行士になれんの！？アクエリアスか！？
（エリーヌ須田）宇宙なめないでって思うよ。
やったよー！ ロケットの神様ー！！
宇宙に行くのは私だ！〈青春スイッチ オン！〉
（如月弦太朗）５月２１日に発売される『フォーゼ＆オーズ ＭＯＶＩＥ大戦』とフォーゼ１巻のブルーレイをセットで２０名様にプレゼント！
（歌星賢吾）ホームページ または携帯サイトから応募するか…。
（城島ユウキ）ハガキに必要事項を記入してご覧の宛先まで送ってね！（３人）待ってま～す！