Kamen Rider Fourze 26 Transcript
〈これが
前回の『仮面ライダーフォーゼ』〉
（如月弦太朗）卒業するだと！？
隼と美羽が いなくなったら
仮面ライダー部は
どうなるんだよ！
（風城美羽）本当に大丈夫？
私たちが卒業しても。
律子じゃねえか！
珠恵に 野本も！
（歌星賢吾）
元ゾディアーツが 勢ぞろいだ。
（城島ユウキ）それが
復活ゾディアーツの正体よ！
約束するぜ 隼。 きっと
お前の満足するプロムにする！
こうなったら
新シフトでいこう！
私がプロムで踊りたかったのはね
その弦太朗よ！
・～
（ＪＫ）こうなったら
やけっぱちだ！
うわーっ！
よいしょっ！
（ユウキ）やったー！
（野座間友子）嘘…！？
ＪＫ 奇跡の大勝利…。
よーし！
ゲンちゃんも いっけー！
（弦太朗）よっしゃ！ おりゃっ！
（銃撃音）
（電子音声）「リミットブレイク」
ライダー超電磁ボンバー！
（キャンサー・ゾディアーツ）よいしょ！
うわっ！？
（朔田流星）あいつの防御力
普通じゃない…。
こんなとこで
やられちゃダメでしょ。
あんたは まだまだ化けると
あたしは見てるよ！
逃げられた！
初陣にしては上出来だ。
マジっすか？ イエ～イ！
（友子）褒美を取らす。
どうも～。
こんなの
どこで売ってんだよ…。
ん？ あれっ…。
（弦太朗）どうした？ ＪＫ。
こんなんも開けらんねえのか。
（ＪＫ）いやぁ なんか
力 入んなくて。
（流星）《自分の疲労に
気づいていない…》
でも よかったー！
この調子なら
先輩たちが引退しても
なんとか やってけるかも！
（咳込み）
大丈夫！？
なあ 美羽。 さっきは
何を あんなに もめてたんだ？
ほっといてよ！
よくやったじゃない みんな。
仮面ライダー部も
引継ぎ 完了ね。
（美羽）さようなら！
私 引退するわ。
隼… 一体 どういうことだ？
おい 隼！
どうしたんだ ２人とも…。
わかんねえ…。
心が ムズムズする。
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Ｓｐａｃｅ ｏｎ ｙｏｕｒ ｈａｎｄ！〉
〈その手で 宇宙をつかめ！〉
・～
・～
・～
（美羽）《ライダー部が こんなに
大きな存在だったなんて…》
《自分でも予想外》
（ポテチョキンの作動音）
なんでもないわ。
どうしよう！ どうしよう！！
美羽先輩と隼先輩が
超ギクシャクしてるよ…。
こういうときは
部長的に 何をすればいいの？
ん～！
落ち着け ユウキ。
それは彼らの問題だ。
ライダー部の活動は
２人がいなくても大丈夫そうだし
コーマ・ゾディアーツに備えて
調査を再開しよう。
大丈夫なもんか！
美羽や隼がいなくて
何が仮面ライダー部だ！
あっ… ゲンちゃん！
みんな
寂しいのは同じなのに…。
《如月の言うとおりだ。
大丈夫じゃない》
（友子）大変！ 大変！
律子さんたち
卒業式 出ないって！
（男子生徒）
なんだよ お前だろ？
（女子生徒）
なんとか言いなさいよ！
何これ！？
ちょっ ちょっ ちょっ…
ストップ ストップ！
原因は あれ…。
（徳田弥生）何すんのよ！？
私の高校生活 最後の大スクープを！
これは デタラメだ！
怪物は 鵜坂律子たち３人とは
関係ない！
天高を愛し
その魅力を
隅々まで伝え続けて ３年間。
この徳田弥生の新聞と
あなたたちみたいな
はぐれ者の言うことの
みんな どっちを信じるかしら。
そうだよ！
お前の言うことなんか信じるかよ。
彼女たちのせいで
卒業式も延期になるわね。
ふざけるなよ！
（大杉忠太）いやいや…。
いや それが
ちゃんとあるんだよね 明日。
プロムも。
そんな…！ これだけの
トラブルが起きたのに！？
いや 俺も そう思うけど
そういう学校なんだわ ここ。
誰か 月面に出てる…。
「おーい 美羽！」
「よっと！」
「見られたか…。
未練よね」
「引退する前に
もう一度 ここに立ちたくて」
「頼む 美羽！」
「最後は
隼と踊ってやってくれ！」
「プロムはね ただの
ダンスパーティーじゃないのよ」
「高校生活の思い出の結晶」
「１年生で
学園クイーンになったとき
当時の３年生の先輩に誘われて
出たの」
「天高のプロムには 代々伝える
ダンスナンバーがあってね」
「あの曲とダンスは
きっと 大人になっても
忘れないんだろうな…」
「明日のプロムでは
高校生活で 一番 影響を受けた
思い出深い人と踊りたい」
「美羽…」
「私にも
そんな相手がいるの」
（美羽）「みんなが 最高の
エンドマークをつけたいのよ」
「最高のエンドマークを
つけたいのは 隼も同じだ」
「あいつの美羽に対する気持ちは
痛いぐらいに本物だ」
「弦太朗が頼むなら
考えてあげるわ」
・～
いやぁー やったー！
やった やった やったー…！
言ってみるもんだな！
よかったー！
おっ… 隼！
聞いて喜べ！
美羽が お前と
踊ってくれることになったぞ！
（大文字 隼）うわぁーっ！
そんなプロム
誰が喜べるか！！
隼…。
美羽がな…。
美羽が 一番 踊りたい相手は…。
・～
君がコーマだったんだな。
徳田弥生。
なぜ 卒業式を狙う？
あなた 天高を愛してるって
言ってたよね？
（弥生）大好きよ…。
天高が大好き！
だから 今のままがいい…。
このまま ずーっと
卒業なんて なければいい…。
（弥生）そう思ったら
今まで押せなかった
スイッチが押せたの。
鵜坂さんたちも
卒業なんかさせない。
プロムで
いい思いなんかさせない。
（コーマ・ゾディアーツ）同じ天高の
ゾディアーツ仲間としてね。
（笑い声）
（コーマ）ハッ！
キャッ！
ものすごいオーラを感じる。
アリエスになる可能性も…。
（電子音声）「メテオ レディ？」
・～
変身！
・～
メテオ！
どいてろ。
お前の運命は 俺が決める。
ウー… ホワチャッ！
・～
ほら 早く こっちにおいで。
（電子音声）
「リミットブレイク ＯＫ！」
ウー…！
ホワチャッ！
やったー！
やったのか？
やった！
待って。
こんなところで
やられるわけには いかないねえ。
プロムをつぶすまでは。
うわっ！
えっ…？ どうしたんすか？
どこ行ってたの？
なんて憎悪だ…。 早く
スイッチから切り離さないと。
お前たちじゃ 無理だ。
お前たちだけではな。
・～『仰げば尊し』
なんとか 式は
無事 終わりそうだね。
でも プロムになったら
弥生さん きっと来る…。
いずれにせよ 守るだけだ。
頼むぞ ＪＫ。
（いびき）
珠恵も 律子も 野本も
結局 卒業式に出なかった。
隼とも すれ違ったままだ。
みんな 聞いてくれ！
・～（バンド演奏）
・～（バンド演奏）
きれいだ…。
珠恵！ 野本君！
（佐久間珠恵）如月君が
どうしてもって言うから。
まったく 最後まで
おせっかいだったわね 彼は。
（野本 仁）
厚意に甘えることにしたよ。
珠恵 似合ってるわよ。
美羽は… まあまあね。
・～（バンド演奏）
流星？
あっ… えっ！？
律子と流星がパートナー？
（鵜坂律子）ホントは 弦太朗との
バッドペアで優勝したら
面白いかなって思ったんだけど
ま イケメンも悪くないかなって。
…光栄です。
（流星）《実際のところは
半分 脅されたんだけどな》
律子と踊らないと
呪われるぞ…！
踊るよ！
（流星）新生仮面ライダー部は
未完成です。
えっ？
僕の見るところ
ユウキさんは ひらめきはすごいが
パニックに弱く
ＪＫは 瞬発力に勝るが
持久力がありません。
今のは 僕の独り言です。
（大文字）おっ おい！
・～（バンド演奏）
・～（バンド演奏）
ここは 一歩も通さねえ。
（弥生）どいて！
始まっちゃう！
去りゆく卒業生のダチへ
俺にできる
プレゼントをしたいんだ。
プロムの無事開催をな。
止めなきゃ
私の天高生活が終わっちゃう…。
プロムを止めなきゃ！
止めなきゃ！！
（電子音声）「ラストワン」
学校を去りたくないって気持ちが
スイッチのせいで
歪んじまったんだな。
でも 止めるぜ。
あんたも俺の大好きな
天高の３年生だからな。
うっ…。 ううう…！
（電子音声）「スリー ツー ワン」
変身！
・～
（ユウキ・弦太朗）宇宙 キター！！
仮面ライダーフォーゼ
タイマンはらせてもらうぜ！
「次の曲は 卒業生に贈る
天高伝統のプロムナンバーです」
「代々の先輩たちは
この曲を踊って
高校生活を終えていきました」
「旅立つ恋人たちに
祝福のメロディーを！」
「曲は 『咲いて』」
（拍手）
・～「咲いて まわって
訪れる時を」
・～「越えて 芽吹いて
花開くまで」
・～
さあ 隼。
・～「遠い記憶の花びらを」
・～「全部 集めて
Ｉ’ｌｌ ｓａｙ ｇｏｏｄｂｙｅ」
・～「ときに 思い出が
背中 押すけど」
・～「踏み出せないスタートライン
Ｃａｕｓｅ Ｉ’ｌｌ ｂｅ ｔｈｅｒｅ」
・～
うっ… 縛られた！
おりゃっ！
・～
わあぁ…！
また マント付きが出てきた！
どうしよう！ どうしよう…！
ＪＫ 出番だ！
おっ！ おおっ…！
・～「越えて 芽吹いて
花開くまで」
あんなに プロム プロム
言ってたくせに 浮かない顔ね。
そんなことない。
うれしいけど…。
（大文字）フードロイドが
会場を守ってる！
…わっ！
俺のプロムは ここまでだ。
えっ？
弦太朗たちは 今 戦ってるんだよ。
ゾディアーツと。
俺たちのプロムを守るために。
俺も行ってくる。
でも！
引退した私たちの
居場所なんて もう…。
ないなら こじ開けるさ。
俺は まだ
天高を平和にしてない。
あいつらだけに
任しておけるか。
おおっ 危ない！
カッコいいわよ 隼…。
美羽！
なんだい あいつら。
・～
（ＪＫ）うわーっ！
わっ！ あぁ…。
ＪＫ！
ああっ！
ゲンちゃん！
もうダメだ…。
こんな程度で諦めない！
美羽先輩！
黙って私たちを守るなんて
生意気なことをしたんでしょ！
しっかり やり遂げなさい！
仮面ライダー部！
美羽！ お前の喝は
やっぱ違うぜ！
うおっ！？
さっきとパワーが違う…！
まだまだＪＫには
荷が重いようだな。
隼か？
ああ。
よっしゃ！ おりゃっ！
でやっ！
弦太朗！
俺と挟み撃ちだ！
わかった！
割って さす！
（電子音声）
「Ｎ・Ｓマグネット・オン」
・～
（電子音声）「リミットブレイク」
うお～！
ライダー超電磁タックル！
隼…。
やったー！
イエイ！
チッ！
十二使徒じゃなかったか。
（ユウキ・弦太朗）イエイ！
すごかったね！
弦太朗。
頼みがあるんだ。
今 ここで…。
俺たちだけの
プロムをやりたいんだ。
・～
美羽と踊ってやってくれないか。
（美羽）えっ？
美羽が 一番 踊りたいのは…
お前なんだ 弦太朗。
…えっ？
嘘っ！？
でもよ…。
お前！
俺が 一番 満足する
プロムにすると 約束したろ！
俺にはな…
美羽の笑顔が一番なのさ。
隼…。
・～
隼…。 お前 男だな！
だから 春は苦手なんだ。
心のムズムズが止まんねえ。
Ｏｏｐｓ！
クイーンの私が
トラッシュと
こんなプロムをやるなんて…。
なんだよ！
最高の夜だわ。
・～「１人じゃないから
また強くなる」
・～「誰もがみな
似たような思いを」
・～「感じてるから」
・～「咲いて まわって
訪れる時を」
・～「越えて 芽吹いて
花開くまで」
・～「泣いて 笑って
過ぎてく景色を」
・～「いつも胸に
また歩き出そう」
・～
・～「めぐる季節が 早すぎて」
・～「今を夢中で 歩いてきた」
・～「足を止めて 振り返れば」
・～「遠く かすかに…」
（美羽）《さよなら 天ノ川学園》
・～
《さよなら 私の高校生活》
いや～ 今日から 新部長就任か！
よーし ビシビシいってみよう！
うわっ！
どうした！？
えっ！ な… なんで！？
よっ！
高校は卒業しても ライダー部は
卒業しないことにしたわ。
まだまだ 私たちがいないと
頼りないってわかったもの。
２人とも
大学のキャンパスが近いんだ。
今までどおりの活動でも
大丈夫そうだぞ。
マジか！
新部長のユウキを立てて
私は会長ってことで どう？
そんな人いたら
私 逆に立場ない…。
仮面ライダー部 ふっかーつ！！
（キャンサー）あたしと組んで
面白いことしようよ。
俺のじいちゃん 如月吾郎だ。
（タチバナ）
もし メテオが君であることが
他人にバレたら…。
（流星）正体がバレた！？
〈青春スイッチ オン！〉
（門矢 士）すべての戦隊を倒すまで
死ぬ気でいけ！
〈全面戦争 勃発！
一体 何が起こったのか？〉
〈究極の衝撃バトルが始まった〉