Kamen Rider Fourze 14 Transcript
〈これが
前回の『仮面ライダーフォーゼ』〉
（速水公平）校長の速水です。
生徒たちを預かる我々の責任は
実に重い。
（歌星賢吾）一度 ゾディアーツ化した
生徒の学校復帰か。
（スコーピオン・ゾディアーツ）
如月弦太朗… もはや許せません。
（三浦俊也）
学校に行って 気がつくと
またスイッチを探してる…。
それが止められない自分が
怖いんだ！
（園田紗理奈）
今一度 星に願いを。
（三浦）あぁ…。
（電子音声）「ラストワン」
（スコーピオン）いきなりか。
さすが 一度
到達しただけのことはある。
うっ！
（如月弦太朗）やめろ 三浦！
もう遅い フォーゼ。
なんだと！？
お前たちが邪魔しなければ
彼は スイッチを押していた。
そうだ オリオン。
スイッチが欲しければ
明日の放課後
取りに来たまえ。
初めて君に
スイッチを渡した場所にな。
目を覚ませ 三浦！
み… 三浦！
わかってるな？
絶対に行くなよ！
もう俺のことはいいよ…。
そうはいくか！
俺は お前のダチだ！
ダチは 心の薬なんだ。
約束する！ お前の心が
何度 折れそうになっても
俺が必ず治してやる！
もっともらしいこと言うなよ。
あいつの言うとおりなんだ。
俺は結局
怪物になりたいんだよ。
しっかりしろ！！
こんな弱い人間の気持ちが
お前みたいな奴に
わかってたまるか。
えっ…？
お前が どんなに止めたって
きっと俺は 最後には
押しちまうんだ。 スイッチを…。
（城島ユウキ）先生。
（園田）三浦君 大丈夫？
《待ってるわよ 三浦君》
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Ｓｐａｃｅ ｏｎ ｙｏｕｒ ｈａｎｄ！〉
〈その手で 宇宙をつかめ！〉
・～
美しい…。
（我望光明）冬の空に
オリオンは映えるね。
理事長。
（我望）三浦俊也の心を
闇に呼び戻せたんだね
スコーピオン。
彼は幸福です。
この世界を救う
偉大なる救世主
我望光明先生に選ばれて。
（我望）まさか教師が
ゾディアーツだとは思うまい。
（我望）だが 気をつけたまえ。
フォーゼが 私の見立てどおりの
男なら まだ一波乱ある。
これは 用心のための
君へのプレゼントだ。
十二星座の使徒のみに使える
究極の力 「超新星」。
うっ！
君には期待しているよ
スコーピオン。
（園田）あなたは太陽…。
私は その一番近くに
お控えする 十二星座の使徒。
すべての障害は… 打ち砕く！
フォーゼ…。
なんなんだ この気持ちは！
体はピンピンしてるのに
メチャクチャ
負けたみてえな感じだ…。
（大文字 隼）落ち着け 弦太朗。
落ち着いてなんかいられるか！
なんとか三浦の行く場所を
つかまなきゃ！
もし三浦のこと なんかわかったら
教えてくれよな。
アメフト部の三浦って奴について
なんか知らねえか？
なんでもいいから！
なんでもいいんだって！
如月君。
園ちゃん。
なんか雰囲気…。
三浦君のこと
捜してるんだって？
だったら何か
ヒントつかめるかも。
ホントに！？
私 １年のとき 担任だったの。
当時の資料があったはずよ。
あんたは マジで天使だ！
救いの女神だ！
ねえなあ…。
園ちゃん ねえぞ。
そうねぇ… ないわね。
おかしいわね。
ホントにあんのか？
園ちゃん。
園ちゃん？
園ちゃーん どこ行った？
園ちゃん。 園ちゃーん。
・～
ホント バカな生徒…。
園ちゃ… おおっ！
これ以上 我ら
ホロスコ－プスの邪魔は許さん。
ホロスコープス？
うわっ！
うっ！ ううっ…！
もっとも強力で
もっとも長時間 苦しみが持続する
毒を打ってやった。
後悔に もだえながら
地獄へ行け。
・～（鼻歌）
（速水）やあ ご機嫌ですね
園田先生。
ああ 校長先生。
そんなに機嫌良く見えますか？
ええ 実に。 ところで…。
（大杉忠太）仲良さそうに
しゃべっちゃってさ！
例の三浦俊也君の件なんですが
どうですか？
もう心配いりません。
（山本麻里）ユウキちゃん。
弦太朗さん
どこにいるか知らない？
ゲンちゃん？
ゲンちゃん その…。
あっ お取り込み中？
だったら これ渡して。
この間は なんだか途中で
メチャクチャになっちゃったけど
うれしかった。 俊君のために
頑張ってくれて ありがとうって。
ゲンちゃん…。
心配すんな ユウキ。
たいしたことねえ。
うっ！ あっ…！
負けてられるか…。
何がホロスコープスだ。
ゲンちゃん。
（賢吾）ホロスコープス…
奴ら幹部たちの名前か。
（大文字）そいつらなんだな…。
この学校に スイッチをバラまき
怪物を生み出している
すべての元凶は！
正体は誰なんだ？
ねえ 賢吾君
ゲンちゃん どうなっちゃうの！？
（風城美羽）反撃するわよ みんな。
これ 部長命令ね。
ねえ 賢吾君！
わからん。
少なくとも この毒は
ただの毒素じゃない。
生体組織を腐食させる
コズミックエナジーに満ちている。
治療できないってこと！？
だが 方法は１つだけある。
メディカルスイッチだ。
人間 動物の
生態活動の異常を
コズミックエナジーで治療できる。
わかってるんなら
なんで それをやらないの？
あっ… そっか。
フォーゼじゃなきゃ
スイッチは使えない…。
やめなさい 友子！
おい 何するんだ！？
（野座間友子）弦太朗さんが
元気にならなきゃ
このザワザワも治らないから。
おい 邪魔するな！
（友子）こういうことでは？
そうか
これなら変身は無理でも
ベルトから メディカルの
エナジーだけを左手に伝え
如月に与えられる。
すごいな 君…
考えてもみなかった。
思いつかないのも当然。
これ 命がけだから。
ああ…。
如月ふうに言うなら…
上等だ！
（美羽）あーっ！！
弦太朗 消えちゃってる！
いつの間にー！
（ＪＫ）へえ～ そんなところでね。
うん。 あそこで 三浦はよく
１人でボーッとしてた。
（ＪＫ）きっとそこだ。
サンキュー。じゃあ。
危険地帯 判明っと！
近寄らないようにしよー。
ヒッ！
ＪＫ…！
ヒィィー！
先生 さよなら。
そろそろ デートの時間ね。
・～
星に願いを。
来てしまった…。
やっぱり俺は
逆らえなかった…。
ここからだ 三浦！
如月！
約束したろ。
お前の心は 俺が治すって。
如月… お前
すごい具合悪そうだぞ。
ちょっと
さそりに刺されただけだ。
バカ ホントに死ぬぞ！
約束 守れなかったら
結局 同じだ。
俺の心が死ぬ。
俺 バカだから
ダチを守ることしか
自慢がねえんだ。
如月…。
スイッチを欲しがる
自分を恐れてたってことは
まだ負けない芽があるってことだ。
折れるな 三浦
俺がついてる！
うるさい！
麻里ちゃんの
お気に入りの１枚だ。
覚えてるか？
そうだ…。
レギュラー選手のために
ボール磨いてたときの顔だ。
俺にもあったんだ。
こんなときが…。
ハッ！ あっ…。
うっ…！
ＪＫ！
よく来られたな。
もう十分 苦しんだだろう。
うわっ！
わあーっ！
（電子音声）「パワーダイザー」
俺に任せろ。
愚かな。
我が王から
いただいた力を見よ。
超・新・星！
・～
さあ… 来い！
・～
うわっ！
（笑い声）
（大文字）わあっ！
隼…！
（笑い声）
フッフッフッフ…。
待て… うっ！
・～
見たまえ。
この空の向こうに
星の海が待っている。
我々の進化を
星々も望んでいるのだ。
さあ… 星に願いを。
三浦！
ＪＫ 大丈夫？
隼！ 大丈夫？
メディカルスイッチで 君を救う。
如月 俺に賭けてくれるな？
ああ…。
よくわかんねえけど…
もちろんだ。
ダチだからな。
いくぞ！
おう。
（電子音声）「メディカル」
（電子音声）「メディカル・オン」
うわぁーっ！
賢吾君！？ 賢吾君！
賢吾 バカ野郎！
お前 なんてムチャを…。
バカ野郎は心外だ。
三浦のために
そこまで体を張った
君には言われたくない！
ああーっ！
うわーっ！
さあ… 星に願いを。
願いを！
フッフッフッフ…。
俺の願いは
たった１つだけだ。
また 昔みたいに笑いたい。
そんなものに負けない心になって
また…。
また学校に行きたい！
如月たちと笑いたい。
それだけだ！
むう…。
これほどのチャンスを与えながら
星の力のありがたみがわからん
虫けらめ。
許さん！
うおーっ！
ダアーッ！
虫けらは お前だ。
さそり野郎。
（三浦）如月…！
おう いい笑顔じゃねえか 三浦。
バカな！
どうやって私の毒を！？
知らねえのか？
ダチは青春の特効薬だ。
なんでも治っちまうんだよ！
（電子音声）「スリー ツー ワン」
変身！
・～
っしゃー！ 宇宙 キター！！
（電子音声）「メディカル・オン」
ユウキ！ これを
隼とＪＫに飲ませろ！ ほれっ！
わあぁっ！
コズミックエナジーを凝縮した
解毒剤だ。
オッケー！
こいつでいくぜ！
（電子音声）「エレキ エレキ・オン」
今日こそ きっちり
タイマンはらせてもらうぜ！
行け！
・～
おりゃっ！
おりゃっ！
・～
うりゃっ！
ハッ！ うりゃっ！
・～
こいつでどうだ！
（電子音声）「ファイヤー
ファイヤー・オン」
おりゃっ！
（銃声）
ライダー爆熱シュート！
（電子音声）「リミットブレイク」
許せない… 許せない！
超・新・星！
（銃撃音）
うわっ！
・～
うわっ！
・～
まずい！
パワーが暴走している。
小さいが 恒星爆発の
エネルギーと同じだ。
街一個ぐらいは 吹っ飛ぶぞ！
えっ！？
消えてしまえ フォーゼ！！
やなこった。 明日も学校だ。
三浦と一緒にな！
如月 宇宙で決めろ！
よっ！
（電子音声）
「マシンセット タワーモード」
ハッ！
（銃撃音）
（電子音声）「レディ
スリー ツー ワン」
（電子音声）「ブラストオフ」
行けーっ！！
うわぁ 飛ぶねえ！
わはは… 飛ぶねえ！
行けー 弦太朗！
・～
（電子音声）
「ロケット ドリル・オン」
（電子音声）「ロケット ドリル
リミットブレイク」
ライダーロケットドリル
宇宙キック！
うりゃっ！
これが超新星の力だ。
くたばれ フォーゼ！
うおっ！ もう一発！
（電子音声）「ロケット ドリル
リミットブレイク」
ライダーロケットドリル
大宇宙キック！
バカな！
王の力をいただいた私が…！
うぅー… ダアーッ！
（騒ぎ声）
ちょっと 見せて 見せて！
おわあぁ…！
（電子音声）「パラシュート」
（電子音声）「パラシュート・オン」
おおっ！
よっしゃ！
さそり野郎を倒した…。
イッテエ！
よっしゃ！
さそり野郎を倒したぜ！
スコーピオンの正体は
誰だったんだ？
うおっ！？ うわぁっ！
お… 俺！？ なんで…！？
（錫杖の音）
なんだ？
（錫杖の音）
（錫杖の音）
別の幹部！？
（リブラ・ゾディアーツ）まだ明かせんよ
スコーピオンの正体は。
何っ！？
あっ！ また消えた…。
どこ行った！？
幻 見せられたのか…。
・～
スコーピオンスイッチは
一時 没収か。
致し方ない。
彼女には
再教育を施します。
以後は 君に一任するよ
リブラ。
重いですねぇ その責任。
・～
（生徒たち）
おはようございまーす。
よっ！ おっはよー 園ちゃん！
おはよう。
（園田）三浦君 学校に
来られるようになったのね。
友達のおかげです。
じゃ！ 後で。
《見てなさい…》
《必ず もう一度
私の星座を取り戻してみせる》
《あのお方に
認めていただくんだから…》
おう 三浦！ 友達ついでだ。
お前も ライダー部に入れ！
ごめん それはできない。
俺 写真部に決めたんだ。
（一同）えっ！？
これからは俺が
麻里の笑顔を写真に残す。
俊君～！
そ… そっか。
そりゃあ よかったな…。
フラれた。
まあ 部員は当分
この７人でいいだろう。
いいなあ～
ラブラブカップルで！
俺も熱い恋がしたいぜ！！
弦太朗が恋？
天地が裂けても
ありえないわよね！
なんだとー！
助っ人に パワフルな
女性ボーカルが欲しいんだ。
・～「はやぶさく～ん」
（速水）今 １人 極めて有望な
生徒を育てています。
ひどい歌だ 耐えられない！
ユウキが危ねえ！
〈青春スイッチ オン！〉
（火野映司）未来の仮面ライダー！？
〈運命の戦いが 今 始まる〉
（映司）せっかくライダー同士なら
俺は その手をつかみたい。
〈『フォーゼ＆オーズ
ＭＯＶＩＥ大戦ＭＥＧＡ ＭＡＸ』〉