Kamen Rider Fourze 13 Transcript
〈これまでの
『仮面ライダーフォーゼ』は…〉
(如月弦太朗)仮面ライダー部だ。
この学校を
怪物から守るための部活だ。
(風城美羽)スイッチの悪用は
私たちが許さない!
(歌星賢吾)ラビットハッチから
出られなくなった…。
(城島ユウキ)仮面ライダー部は
ごっこ遊びじゃない。
賢吾君が始めたことを
みんなが実行してる。
学園と地球の自由と平和を守る
仮面ライダー部。
ここに正式スタートだ!
仮面ライダー部!
(一同)イエーイ!
(作業音)
(作業音)
(弦太朗)よーし OKだ!
これで二度と持っていかれねえ。
(ユウキ)賢吾君!
ライダー部の証し。
よし!
(野座間友子)
おまじない 強化しないと…。
(悲鳴)
はぁ…。
まあ 新スイッチも
24番まで仕上がったし
充実しすぎて 怖いくらいだぜ
ライダー部!
ちょっと 落ち着きましょう!
1回 落ち着きましょう!
(大杉忠太)皆さん!
ちょっと待って 待って!
ああーっ!
(三浦の母)この怪物騒ぎは
どういうことなの!?
うちの息子なんて
事件に巻き込まれてから
学校に行かなくなっちゃって…。
(大文字 隼)
あれは… 三浦のお母さんだ。
三浦? あのゾディアーツになった
アメフト部の?
(園田紗理奈)申し訳
ありませんでした! キャーッ!
(大杉)あぁ ちょっと!
ちょっと待ってください!
怪物の正体は調査中ですし
警備も強化して…。
何 気取ってんのよ!
気持ち悪い!
わあーっ!
ダメだ。
大杉じゃ どうしようもねえ。
(車のエンジン音)
(速水公平)重いねえ。
えっ?
生徒たちを預かる我々の責任は
実に重い。
あんた 誰だ?
バカ! 校長先生よ!
えっ!?
あんな若いのが うちの校長?
(賢吾)若くて二枚目
物理学の博士号持ち。
うちの学校の
人気の秘密の1つさ。
(母親たち)校長 ステキ~!
校長の速水です。
まずは1つ 信じていただきたい。
この学校の生徒は
何者にも負けないということを。
この学校は 宇宙時代を生きる
若者たちのための学校です。
宇宙に夢を 星に願いを。
(スコーピオン・ゾディアーツ)
星に願いを。
(速水)彼らは庇護者ではない。
この学校の主役なんです。
どうか お子さんたちと私を
信じていただけませんか?
警備の予算も 理事長が
3倍にしてくださいました。
不登校問題も
必ず解決するでしょう。
校長先生が
そうまでおっしゃるんなら…。
ああーっ!
さすが 絶大なるママさん人気!
校長先生!
くう~ 妬ましい!
校長先生!
今の話 感動したっす!
俺 決意しました。
何をだい?
怪物事件に巻き込まれた
ダチを救うんです!
先生が信じてくれたとおり
俺たち生徒の問題は
俺たちで解決しますから!
じゃっ!
ちょっ… ゲンちゃん!
おい!
ちょっと 如月君!
如月…。
あれが噂の如月弦太朗か。
っしゃー!
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Space on your hand!〉
〈その手で 宇宙をつかめ!〉
・~
なっ? なっ?
なっ? なっ? なっ?
一度 ゾディアーツ化した生徒の
学校復帰か…。
確かに 被害者は
三浦だけじゃない。
あいつらを立ち直らせて
元気にしてやろうぜ!
これも立派な
仮面ライダー部の活動だ!
(JK)今回は俺… パス。
えっ?
休んでるだけなら
ほっときゃいいっしょ。
おい JK!
(美羽)珍しく JKに賛成。
立ち上がるなら
自分の力でなきゃ。
美羽!
(友子)私も。
なんか… 嫌な感じ。
友子!
みんな やろうよ!
おおっ!
(笑い)
大文字先輩はどうする?
もともと 三浦がああなったのは
俺のせいだ。
何度か 自分なりに謝ってみたが
まるで反応がなかった。
俺がやらないわけには
いかないさ。
(我望光明)今回の君の使命は
一度 星のさだめを手放した者を
もう一度 呼び戻せるか。
その検証だ。
必ずや ご期待に応えます。
あなた様の星団に
加えていただいた日の喜び
今でも忘れられません。
我々の壮大なる夢…。
それを常に邪魔するフォーゼ…
如月弦太朗。
もはや許せません。
(大文字)おい 弦太朗
連れてきたぞ。
…誰だ?
写真部の山本麻里君だ。
(山本麻里)こんにちは。
(大文字)三浦の彼女だ。
へえ~。 あいつに
こんな かわいい彼女がいたのか。
(シャッター音)
えっ? ちょっと…。
(シャッター音)
バーカ。
私 元気な顔の人 見ると
つい シャッター切っちゃうんだ。
おっ! さすが
見る目あるなあ!
俺は元気だけは
惑星級だー!!
きさま…!
どうした?
俺 なんか悪いこと言った?
俊君も
前は元気な顔してた…。
でももう この笑顔はない…。
学校にも出てこなくなって…。
私にも 全然
連絡くれなくて…。
もう心配で…。
任せろ。 必ず学校に
復帰させてやるからな。
ホント!?
おう… 俺は
三浦に言ったんだ。
お前とも
ダチになるからなって。
ホントに~!?
傷ついた心には
ダチが一番の特効薬だ。
朝昼晩 俺という薬を
きっちり飲み込ませてやるから
安心しろ!
えっ…。
・~
(三浦の父)はーい こっち見てね!
はい にこにこ!
あっ そうだ。
いいよ いいよ。
かわいい~!
(三浦の父)いいね いいね~。
俊也 お前
そろそろ学校に行ったら?
(三浦)うん…。
こっち見てごらん。
おう 三浦! 待たせたな。
お前とダチになりにきたぜ。
お前…!
帰ってくれ!
なんなんだ? 君たちは。
おじさん すいません!
明日の朝 一緒に学校に行こう。
学校…? 学校なんて行かない
二度と行かない!
三浦 俺のしてたことは
もう一度 謝る。 だから…。
そうじゃないんです。
わかったんです。
俺なんか いくら頑張ったって
楽しい思いなんかできない。
学校なんか灰色だ。
すべてがつまんない。
俊君…!
三浦…。
そんなこと
本気で言ってんのか!?
よし! さあ 俺を
飲み込んでみろ!
あっちゃー!
恐れるなって!
良薬は口に苦い。
最初は苦いかもしれないが
俺は絶対 体にいい。
ハッ!
俺のことは… 構わないでくれ!
おい待て 三浦!
俺を飲め!
オリオンの若者よ。
星のさだめからは
逃げられない。
やめろ 三浦!
あぁ…。
ん…?
また邪魔か。
落ちこぼれの生徒め。
なんつった? さそり野郎!
やっと お前を始末できる日が来た
と言ったのさ。
これ以上 俺のダチに
手を出すな!
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
宇宙 キター!!
おりゃっ!
宇宙に選ばれるのは
我々だけだ。
先輩 ユウキ 三浦を頼む!
わかった!
(麻里)俊君! 俊君!
もうやめて!
・~
おわっ!
生意気な!
ここだ! ここで新スイッチ!
(電子音声)「ハンマー」
(電子音声)「ハンマー・オン」
おーりゃっ!
・~
うまいぞ 如月!
(電子音声)「ファイヤー
ファイヤー・オン」
ハッ!
・~
いくぜ! おりゃっ!
わあぁっ!
こいつ… 強くなっている!
さあ これで仕上げだ。
むー…!
(電子音声)「ガトリング」
(電子音声)「ガトリング・オン
ランチャー・オン」
ぶっ飛べ!
(電子音声)「ファイヤー
ランチャー ガトリング」
「リミットブレイク」
うおっ!
あっ!?
何あれ? 忍者!?
我が星屑たち ダスタードだ。
幹部の分身体か。
それを生み出して防御を。
次は容赦せんぞ フォーゼ。
うわっ!
あっ…。
怪物は追っ払ったぜ。
どうだ 三浦。
やるときゃやるだろ
お前のダチは。
何が友達だ! お前に
俺の気持ちがわかるもんか!
大丈夫だ! またあいつらが来ても
必ず俺が守ってやる!
そうじゃないんだ!
そうじゃ…。
そうじゃないんだ!
俊君!
そうじゃない…?
(園田)どこ消えちゃったんだろ
如月君たち。
まったく 究極の問題児ですよ
あいつは。
教育者としてね
怒りを感じますよ!
(速水)軽いねえ。
こ… 校長!
教育者などという言葉を
軽々しく口にしないことです。
申し訳ございません!
ちょっと 園田先生と
2人で話したいのですが
席を外してもらえませんか?
えっ!?
2人っきりで 何を…。
(速水)席を外しなさい。
なんでしょう 校長先生。
・~
話を聞きたいのですよ
三浦俊也について。
(扉の開く音)
(美羽)あらあら 予想どおり
うまくいかなかった顔ね。
うるせえ!
まだまだ これからだ。
書けたー!
これこそ 必勝作戦!
ジャジャーン!
青春劇場!
(4人)Oops!
すいません
こちら お通りください。
すいません
ありがとうございます。
すいません
こちら お通りください。
こちら お通りください。
うー はい! はい はい はい!
はい はい はいはいはい!
青春劇場 第一幕!
(大文字と美羽の笑い声)
キャー 大文字先輩!
おはようございます
大文字先輩!
あ… カバン お持ちします。
(大文字)あぁ 三浦。
あっ… あれ 俺のつもりか?
(大文字)ついでに
このダンベルも持て。
私の この鉛入りの化粧箱もね。
あっ… 重い!
腕が折れるー!
俺のダチに何をするー!
せいっ! せいっ!
ああーっ!
ああっ… やられた!
まあ なんと美しい友情!
ステキだわ!
安心しろ 三浦。
俺がついてる。
ありが… ありが…。
…って 言えるか!
そんな恥ずかしいセリフ!
いや… ここからなんだから
頑張ろうよ 賢吾君。
やってられるか!
こんな三文芝居。
ずるいぞ 歌星! 俺と美羽なんか
超嫌な役なのに!
そうよ! まあ 隼は確かに
こんな感じだったけど。
君が言うのか? 美羽!
まあまあ まあまあ
2人とも落ち着いて。
そもそも誰の台本なのよ!
そもそも誰の台本だよ!
(麻里の泣き声)
(三浦)楽しそうにすんなよ!
楽しそうにすんな…。
いや 三浦 これはだな…。
おせっかいなんだよ。
あなた 本当は学校が
嫌いじゃないんじゃない?
ああそうさ 好きだよ
行きたいよ!
ホントか!?
だったら なんで…。
行けないんだよ!
だって学校には…。
スイッチがある!
あっ 三浦!
三浦君!
あっ 三浦君!
ちょうどよかった!
校長先生がね
君のこと すごく心配していて
一度 会いたいって。
(三浦)校長先生が?
おい 三浦!
ああ 如月君。
落ち着いてくれ!
スイッチなんか 俺が ぶっ潰す!
必ず守ってやるから。
スイッチ?
あ~ 先生
なんでもないんです!
違うんだ
スイッチが怖いんじゃない。
本当に怖いのは…。
キャーッ!
怪物!?
あのときの忍者!?
(悲鳴)
(三浦)うっ! うわぁっ!
如月!
ああ!
うぅっ! うーっ!
如月君!
(美羽)先生 こっちへ!
・~
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
如月!
ゲンちゃん!
宇宙 キター!!
・~
三浦!
如月!
離れてろ! おりゃっ!
いいから離れてろ!
うわっ!
・~
うわっ!
汚ねえぞ!
汚ねえぞ!
タイマンで来い!
(電子音声)「ハンマー」
(電子音声)「ハンマー・オン」
・~
こいつ 使えるな。
おりゃっ!
おっ! うっ! 何っ!?
うわぁっ!
・~
賢吾! こいつら
相当 強いぞ!
やはり生体反応は
スコーピオンと同じ。
奴が生み出した 分身体だ。
エレキで対抗しろ!
(電子音声)「エレキ」
(電子音声)「エレキ・オン」
よっと!
・~
なんとか動きを止めねえと!
他の新スイッチは?
(電子音声)「ウォーター」
(電子音声)「ウォーター・オン」
いやいや ないだろ これは。
おわっ!
うおーっ! 水 強え!
こりゃ 案外いけるな。 よーし!
ハッ!
おりゃっ! ハッ!
おりゃあーっ!
どうだ!
ハッ!
おりゃっ!
よし 今だ!
(電子音声)「リミットブレイク」
ライダー100億ボルトブレイク!
ヘッ。 やったぜ 賢吾。
ちょっ ちょっ… 三浦君?
ああ… 消える!
星の… 星の力が…。
あぁ… あぁ…。
三浦!? おい 三浦!
お前…。
ダメなんだ…。
学校に行って 気がつくと
またスイッチを探してる…。
ゾディアーツスイッチに
魅せられた男… か。
それが止められない自分が
怖いんだ。
怖いのは学校生活でも
怪物でもない…。
あっ…。
おい…。
そんなの どうやって
救ってやりゃあいいんだよ…。
・~
先生 うれしいわ 三浦君。
とっくに気づいてたのね。
自分の星のさだめに。
・~
さあ 今一度。
星に願いを。
・~
(笑い声)
…あっ!?
オリオンの若者よ。
星に願いを。
ホロスコープス…
奴ら 幹部たちの名前か。
治療できないってこと!?
(スコーピオン)後悔にもだえながら
地獄へ行け。
約束 守れなかったら
俺の心が死ぬ。
〈青春スイッチ オン!〉
〈この冬…〉
〈仮面ライダー40周年イヤーの
最後を飾る
MEGA盛り スーパーバトル〉
〈『フォーゼ&オーズ
MOVIE大戦MEGA MAX』〉