Kamen Rider Fourze 10 Transcript

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Kamen Rider Fourze 10

〈これが
前回の『仮面ライダーフォーゼ』〉
(鵜坂律子)私たちは魔女さ。
逆らうと… 呪うよ。
(野座間友子)月世界の魔女は
月に選ばれし者。
魔力を授かり
月の理想郷へ飛び立てる者。
(電子音声)「ファイヤー・オン」
(大文字 隼)赤いフォーゼ!?
(如月弦太朗)
ファイヤーステイツってやつだ。
(スコーピオン・ゾディアーツ)
君にもあげよう。
魔女に生まれ変わるという
スイッチを。
(歌星賢吾)
野座間が ゾディアーツに…!
友子!
(アルター・ゾディアーツ)
うぅ… ああっ!
・~
どうだ! このステイツだったら
お前なんか怖くねえ!
魔女じゃねえとわかれば
なおさらだ!
そう? 言っておくけど
さっきまでの炎は 友子たちに
力を分け与えていただけなんだよ。
うわっ!?
私自身の炎は
こんなもんじゃない!
うわぁっ!
(賢吾)如月!
フッフッフ…。
力の差は わかったでしょ?
二度と私たちの邪魔を
するんじゃない。
(笑い声)
行くな 野座間!
人間でなくなるぞ!
友子! お前のやりたいことは
こんなことなのか?
そいつらと同じ
恨みを晴らすことなのか!?
(友子)あなたと私は
わかり合えない…。
・~
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Space on your hand!〉
〈その手で 宇宙をつかめ!〉
・~
魔法じゃなかったんだ…。
(律子)同じことだよ。
星からの力 飛べる力…。
ついでに言えば
先に 滅びを与えることもできる。
選ばれざる愚か者たちに。
やっぱり律子さん
儀式やるんだ…。
(律子)その瞬間にしなよ
スイッチ押すの。
それまでは ここに。
さよならするの… この星に。
(大杉忠太)
プールの騒動の次は ボヤ騒ぎ。
一番の容疑者は お前だよ!
火事のそばで姿を見たっていう
証言もあるんだからな!
(弦太朗)イテテッ!
先生 違うんだ! 話 聞いてくれ。
(園田紗理奈)
待ってください 大杉先生!
園田先生!
生徒たちが…。
魔女のしわざだよ!
俺たち見たんだよ!
鵜坂や岡村が 空を飛んでるの。
魔女…?
お前たちまで そんなこと…。
バカらしい。 俺を みんなで
担ごうとしたって ムダだからな。
(城島ユウキ)先生。
結構 結構。
支配者が誰か
わかったみたいね みんな。
来ないで… やめて…!
呪いかけるの やめて!
大杉先生
意外と信じてるんじゃ?
魔法攻撃~!
(叫び声)
あっ 鵜坂さん。
あなたたちじゃないわよね?
学校のあちこちに火をつけたの。
違うわよね?
(律子)園田先生。
あんた ホントにいい先生ね
珍しく。
もっと早くに あんたみたいな
先生に会えてりゃ 魔女になんか
なんなかったかもね。
やさしくしてくれた礼に
教えてあげる。
今すぐ逃げなよ。
遠くへ 必死に!
わあっ!
(生徒たちの悲鳴)
私たちが
最高の儀式を始める前に。
(律子)ハハハハッ…!
(風城美羽)最高の儀式?
祭壇座って 伝説では
生け贄を捧げるものなんだって。
怪しい魔女伝説に はまっていた
鵜坂律子と コズミックエナジーが呼応して 恐るべき超パワーの
アルター・ゾディアーツを生んだ。
アルターが陰から
炎や念力を与えて 倉持ゆり 岡村雅美は それぞれ
恨んでいた相手に仕返しをした。
後は 鵜坂律子と
野座間友子の番。
彼女たちの狙いって
なんなんだろ?
律子は最高の儀式って
言ってたけど。
友子は 「この星にさよなら」って。
(隼)なんの話だ? 弦太朗。
それを これから調べる。
よっと!
(野座間晴子)今 友ちゃん
シャワー浴びてて。
でも 上がって待ってて。
ありがとうございます。 じゃ。
あ~ うれしい!
初めて友ちゃんに
まともな お友達!
ウッス!
えっ? あの…。
あなたも 友ちゃんのお友達かな?
うわぁっ… うっ!
まともじゃないみたい…。
これが 友子ちゃんの部屋…。
超個性的!
あいつの考えてることが
まったく わかんねえ!
また セミか…。
サナギ…!
繭…。
変身…?
あいつ…
自分を変えたいんだ。
自分を変えたい?
(友子)えっ!? 何…?
友子! お前
スッピンのほうが美人じゃん!
見られた…。
素顔 見られたー!
待てっ!
いやぁーっ!
友子!
待て 友子! 逃げんな!
どこまで逃げんだよ!?
逃げる…?
ちょっと 話 聞いてくれよ。
私が どこに逃げられるって
言うの? 笑わせないで…。
この世のどこにも
逃げ場のない人間の気持ちが あんたなんかに
わかるもんか!
わかる!
わかってやるとも。
偽善者!
うっ!
とにかく ゾディアーツスイッチを
渡してくれよ。
ここにはないわ。
儀式のときに あのスイッチで
私は月世界の魔女になる…。
月に逃げたって
なんも変わんねえぞ。
月にしか!
月にしか
私の心の理想郷はないの!
月に そんなもんはねえ!
わかんねえ奴だな。
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
ええっ!?
(電子音声)「ロケット・オン」
いやっ… いやぁ…!
宇宙 行くー!!
いやぁーっ!
危ねえって! おい 動くな!
やだーっ! いやーっ!
いいから入って!
「月に来ちゃった!」
(友子)「こんな簡単に…!」
どうだ?
お前の願いは叶えちまったぜ。
ざまあみろ!
(泣き声)
なんか いいことあったか? ん?
泣くなって!
俺はただ 友子に
わかってほしかっただけだ。
月に来たって…。
お前はお前だぞ って。
見ろ!
月は いつだって こんなだし 地球は いつだって地球だ。
いつでも変わらねえ。
お前も 変わんなくたって
いいんじゃねえか?
今のままで。
「コラー!!」
えっ… んっ?
「女の子を いきなり
宇宙に放り出すなんて!」
「アームストロング・キーック!」
うわぁっ!
わあーっ!
もう いらないよね?
今のままの私でいい…。
そんなこと 初めて言われた。
そのままで何が悪い!
むしろ問題児 大歓迎!
この部には お前より問題児が
山ほどいるからな…。
お前が よく言う。
まあ 俺も
褒められた人間じゃないけどな。
見栄っ張りの権力主義者だ。
私は 自信過剰の高飛車女。
(JK)見てのとおり 俺は
長いものに巻かれるチャラ男。
私は 我を忘れる宇宙オタク。
はい!
俺は… 学校一のサボリ魔
保健室の主だ。
(笑い声)
なんだよ それ!
お前ら!
でも みんな
すげえとこは 超すげえんだ。
それが俺たち
仮面ライダー部だ!
・~
黒くて 不気味で 霊感少女。
勘が鋭くて 油断がならねえ。
そこが お前の魅力だろ。
友子。
・~
(赤い目の男)
鵜坂律子は すごいねえ。
限りなく魔力に近い次元の力を
手に入れている。
本来 アルターの力は
念動力のみ。
それが 彼女のオカルティズムへの
傾倒とシンクロし 祭壇座の眠れる力を
引き出したのです。
まさに 呪いの炎。
スイッチの力の成長…。
フフフフ… これこれ。
これだから
うちの生徒は面白い。
なまじ 人に見えないものが
見えるばかりに 学校で起こる妙な事件は
全部 私のせいにされてきた。
どうせ私は 永遠の悪役…。
だったら 最高の騒動を
起こしてあげるよ。
フフフフッ。
学校を すべて燃やす?
正気なの!?
律子さんは本気。
魔力を溜め込んだ杖を 学校に突き刺すつもりなの。
一瞬で 学校が燃え尽きる。
学校が!?
最高の儀式って それか。
(友子)あれ?
ここじゃないんだ…。
スイッチがない。
何っ!?
(隼)わあっ!
みんな! どうして!?
(岡村雅美)友子
また迷わされちゃった?
こいつらに。
(倉持ゆり)フフフ…。 ちなみに
あんたのスイッチはここ。
やめろ 友子!
言うこと聞くな!
(ゆり)迷うなんてありえないよね。
友子ちゃん ダメ!
(雅美)律子さんは屋上で待ってる。
わかった。
もう迷わない。
友子!
私の憎しみを この中に すべて…。
(雅美)律子さん。
友子 変身の時よ。
あんたも人を捨て
星を つかみなさい。
(呪文)
友子!
なんの真似?
月世界の魔女は
もう諦めるの?
(友子)月には もう行ったから…。
なんにもない
冷たいところだった。
はあっ?
でも…。
温かかった…!
私は 変わらない…。
変わらなくてもいい。
初めて そう言ってくれる人に
出会えたから!
・~
(雅美・ゆり)友子!
(電子音声)「ラストワン」
フッ。 私のスイッチも
怒ってるよ。
(アルター)これが 上手な
人間の捨て方のお手本さ。
待ってよ 友子!
(ゆり)待てっ!
ゲンちゃん! こういうときこそ
絶叫で2割増しよ!
おおっ そうだ!
青春フルパワー!
嘘っ!?
(ポテチョキンの作動音)
俺が呼んだ。
えっ!?
そりゃあそうだよね。
待て 友子!
(雅美)友子! 待って!
待てっ!
友子!
・~
逃がさないよ。 フッ!
あんたとは
わかり合えたと思ったのに。
ホント 残念。
律子さん…。
とりあえず 学校の前に
あんたを焼き尽くす。
さようなら
月から見放された愚か者。
おりゃっ!
弦太朗さん!
正真正銘…。
月よりの使者 参上だ!
・~
きさま!
友子 下がってろ!
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
宇宙 キター!!
仮面ライダーフォーゼ
タイマンはらせてもらうぜ!
仮面ライダー…。
ふざけるな 行け!
・~
タイマンの意味
わかんねえのかよ?
1対1ってことだ!
知るか!
隼!
レディーの扱いは
俺の得意分野さ。
隼 こっち!
(JK)よっと! 大漁 大漁!
(友子)
月のペンダントを ちぎって!
それが力を伝えてるの。
友子 サンキュー!
うわぁっ!
こいつでいくか!
(電子音声)「エレキ
エレキ・オン」
いくぜ!
・~
おーりゃっ!
・~
うわぁっ!
すげえエネルギーだ!
みんな消し飛べ!
(電子音声)「パワーダイザー」
間一髪だったな。
あぁっ! よくも…!
・~
近寄れねえ…。
やっぱり勝負は これしかない!
(電子音声)「ファイヤー
ファイヤー・オン」
・~
(電子音声)「シールド
シールド・オン」
あっ… ダメだ!
消防士さんでも敵わないよ!
野座間! 何か感じないか?
君なら スイッチの力の本質を
感じ取れるかもしれない。
そんなこと 急に言われても…。
頼む!
フォーゼのピンチなんだ。
ピンチって…。
(友子)全然
そんなふうに感じないんだけど。
むしろ フォーゼの力が
どんどん増してるみたいな…。
弦太朗さーん!
えっ?
盾で攻撃を避けちゃダメ!
わかった。
お前が言うなら。
よし… 来い!
えー!
ちょっと… どうして!?
そうか!
なんのつもり?
・~
見ろ。
熱攻撃を吸収できるんだ。
そして それを
スイッチに蓄積している。
すごい…。 これが
ファイヤーステイツの力か。
弦太朗さんの力よ。
如月の?
野座間のすべてを
受け入れようとする 如月の心が ファイヤースイッチの眠れる力を
引き出したのか。
・~
如月! 溜めた力を
敵に向けて 撃ち出せ!
わかった!
(電子音声)「リミットブレイク」
ライダー爆熱シュート!
…っと!
(弦太朗の声)
魔女ごっこは終わりだ。
起きれるか?
目が覚めたら 鵜坂たちには
もっと健全な部活を勧めないとな。
待てーーーっ!
これで友子ちゃんも 仮面ライダー部の仲間だよね?
みんな。
俺たちは構わんが。
なあ?
ここに1人
部活の存在を認めてないお方が いらっしゃいますから。
ねえ?
彼女は特別だ。
あら珍しい!
未使用のゾディアーツスイッチの
サンプルを 手に入れてくれたんだからな。
青春… 友子!
スローイング!
ほらぁ!
2割は増して飛んだろ!
気分はどうだ? 友子!
サイテー!
貧血の朝のほうが気分いい。
お前の そういう
毒のある言い方が好きだぜ。
さあ 早くゾディアーツスイッチを
見せてくれ。
今 川に投げ捨てたのが それ。
(弦太朗・賢吾)えっ!?
スローイング!
バカな…。
過去に決別してみたの
きっぱりと。
お前…!
まあまあ まあまあ…!
いいじゃねえか。
川へのスローイングは 青春の記念碑だ!
訳わからんこと言うな!
キャッ!
わっ! なんだ!?
おい 賢吾!
廃品回収!?
確かに ロッカーが消えてる。
ラビットハッチから
出られなくなった…。
今日は今から2人で 天体観測だ。
いいよ 私がなんとかする。
〈青春スイッチ オン!〉
〈ライダー史上最大の戦いが
今 始まる〉
〈『仮面ライダー×仮面ライダー
フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』〉