Kamen Rider Fourze 03 Transcript

From TV-Nihon
Jump to navigation Jump to search

Kamen Rider Fourze 03

〈これまでの
『仮面ライダーフォーゼ』は…〉
(如月弦太朗)俺の夢は この学校の
連中全員と 友達になることだ。
なんだ こりゃ!?
(城島ユウキ)ここは 月。
月面基地 ラビットハッチ。
スイッチの力を悪用する
ゾディアーツを止めるのが自分の仕事。
賢吾君は そう思ってる。
今のままで お前の
やりたいことができるのか?
頼む! 俺にできることを
やらせてくれ!
(歌星賢吾)これを使え 如月。
(弦太朗)宇宙 キター!!
仮面ライダー部だ。 この学校を
怪物から守るための部活だ。
フォーゼのアストロスイッチは
全部で40個が残されていた。
(賢吾)そのうちの8つが
今 使える状態になっている。
あとは 順番に実験 調整して
使用可能にしなければならない。
ナンバー9 ホッピングスイッチ。
戦闘に使えるか 試してくれ。
おう!
(ユウキ)いきなり使って大丈夫?
ビビるな ユウキ!
これも大事な
仮面ライダー部の活動だ!
そっか!
仮面ライダー部だもんね。
そんな部はない。
お前にできないことは
俺がやる。 賢吾。
名前を呼ぶな!
とりあえず スイッチ オンだ!
(電子音声)「ホッピング」
(電子音声)「ホッピング・オン」
おっ?
うわっ! わあぁっ…!
このホッピングスイッチは
使えないな。
調整してもムダだ。
(弦太朗の叫び声)
うっ! あぁっ…。
…ムダ?
まだ クラクラする…。
もう… 大丈夫?
大丈夫 大丈夫。
めまいは 心の格闘だ。
アハハ…。 よかった。
訳わかんないこと言ってるから
いつものゲンちゃんだ。
(騒ぎ声)
ありゃ なんの騒ぎだ?
あぁ~ クイーンフェスね。
クイーンフェス?
そう。
うちの学校の伝統行事の1つで 年に一度 生徒全員の投票で 天ノ川学園高校一番の
女子生徒を決めるの。
第一次審査では
パフォーマンスを披露して 第二次審査では スピーチ。
2つの得点で 1位が決定する。
まあ とは言っても 今年も
風城先輩に決まってんだけどね。
そっか…。 この学校は
いろいろ変わってんだな。
美羽様!
(生徒たちの歓声)
美羽様!
これ 読んでください!
美羽様!
これ どうか受け取って!
美羽様!
これ 僕の気持ちです!
あんたへのプレゼントだろ?
ちゃんと 自分の手で受け取れよ。
(風城美羽)あら 私に意見する気?
(佐久間珠恵)そうよ。
トラッシュごときが おこがましいわね。
トラッシュじゃねえ。
俺は 如月弦太朗。
この学園の連中全員と
友達になる男だ!
何言ってんの?
(繁野ジュン)ありえな~い!
そうかな? 不可能を
可能にするのが この俺だ。
あんたとも すぐ友達になる。
(笑い)
バカバカしい。
私はクイーンよ。
今も これからも。
じゃあ あんたが
クイーンじゃなくなったら…。
…ッテエ!
(笑い声)
Oops!
私が?
それこそ ありえな~い。
じゃあ 賭けるか?
このクイーンフェスで あんたが
クイーンになれなかったら 俺と友達になる。
いいわ。
そのかわり 賭けに負けたら 二度と 私の前に
姿を見せないで。
この学校から転校しなさい。
わかった。
上等じゃねえか。
あ~ もう!
大丈夫なの? あんな約束して。
やってみなくちゃ
わかんねえさ。
(スイッチを押す音)
〈宇宙…〉
〈無限のコズミックエナジーを
秘めた 神秘の世界〉
〈若者たちは アストロスイッチで
その扉を開き 未来を創る〉
〈Space on your hand!〉
〈その手で 宇宙をつかめ!〉
・~
見て見て これ。
あっ これいい!
・~
よう!
ちょっと教えてくれ。
クイーンフェスのこと
なんだけどさ。
この野郎!
だから なんで
ケンカになってんだよ!?
うわぁっ!
この学校のことは
あいつに聞け…。
(JK)よっ!
情報屋のJKだ。
J Kと書いて
ジェイクと呼んでくれ。
…で クイーンフェスの話だっけ?
おう。 風城美羽を
負かすような候補はいないか?
そいつは無理だな~。
そこをなんとか。
ギブアンドテイクでいこう。
俺はあんたに 情報を与える。
あんたは俺に 何をくれる?
友情。
そいつは とっても
お得ですね…。
おう 行くぞ!
待っ… 待って!
髪… 髪 崩れっから!
1年の広田玲子。
風城の対抗馬になるとしたら あの子くらいっすよ。
(広田玲子)えぇ~? 今年 私
クイーンフェスには出ないしー。
そこをなんとか。
無理 無理。 風城先輩に張り合って
勝てるわけないしー。
若いんだから
もっと夢持てよ!
夢だけじゃ
生きてけないしー。
なんで そんなとこだけ
冷めてんだよ。
けどさ 今年クイーンフェスに出て
風城先輩に肉薄したら あんたの株 上がらねえ?
えっ… そうかな?
そうそう!
助っ人 感謝!
追加報酬 いただくっすよ。
(黒板にチョークで書く音)
キャッ!
どうした!?
大丈夫か?
うわっ!
キャッ!
うわぁっ!
なんか いるぞ。 逃げろ!
・~
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
あっ!
っしゃー!
宇宙 キター!!
えっ!?
タイマンはらせてもらうぜ!
ううっ… あっ…。
・~
なんだ 2匹 いやがったのか。
(スコーピオン・ゾディアーツ)
行け。
待てっ!
邪魔すんな!
あっ! …ッテエ!
ここじゃ 狭えな! 表 出ろ!
なんだったんだよ ありゃ…。
あんたは 歌星さん…。
よけいなことを
しゃべるんじゃないぞ。
わかりました。
むしろ… 関わりたくありません。
うわっ!
(笑い声)
・~
面白えじゃんか。
・~
ハー…ッ!
おりゃーっ!
速えな こいつ!
・~
ちょこまか しやがって!
足癖 悪いな!
フン…。
うわぁっ!
強えな こいつ!
蠍座のゾディアーツか。
格が違う。
力押しじゃなく
スイッチを使え!
おっ! そうそう
スイッチ スイッチ!
…それは!
(電子音声)「ホッピング」
よっ!
(電子音声)「ホッピング・オン」
おおっ…! おっとっと…。
おっと… おっ…。
うわぁ…!
(ため息)
うわぁっ! うっ…。
フン。
(ため息)
大丈夫か?
あぁ…。
ああ ケガはねえ。
君じゃない
フォーゼドライバーだ。
コラッ!
冷たい男だね。 ったく!
ホッピングは返せ。
使えないのは 身にしみただろう。
嫌だ!
こいつだって 使い道はある!
時間のムダだ。
世の中に
ムダなものなんてねえ!
おい 待てっ!
訳わかんない!
とにかく
フェスには 絶対出ないから。
えぇ~!
あっ 美羽先輩!
クイーンフェス 頑張ってください!
絶対 先輩に投票します!
(美羽)ふーん。
対立候補を立てようってわけ。
ムダなことを。
《こうなったら…》
いや~ やっぱ
ALFLEXはステキだ!
宇宙往還機の自動着陸技術を
実証させた この機体!
ここのカーブとか
たまらないなぁ!
この計算し抜かれた曲線!
かわいい!
俺には お前のほうが かわいく見えるぜ。
ついに壊れたか…。
まさか フォーゼの副作用!?
いや。
お前は 十分かわいい。
だから クイーンフェス出ろ。
えっ?
よし 決まりだ!
ちょっ… 無理 無理 無理…!
いいや お前なら やれる!
俺のピンチを救ってくれるのは
お前以外にない!
お前も 仮面ライダー部の
一員だろうが。
ライダーと関係ないし。 ってか
なんで ここがわかったのよ?
俺が教えた。 放課後の君は
だいたい JAXAにいるだろう。
まあ 確かに。
クイーンフェスは頼んだぞ
ユウキ。
はい?
広田玲子以外にも クイーンフェスで
有力候補の女生徒が2人 一週間前から欠席している。
友人たちの話だと
どうやら広田と同様に 見えない怪物に襲われたらしい。
あの見えないゾディアーツが
狙っているのは おそらく フェスの候補者だ。
残っているのは
3年で 現クイーンの風城美羽。
サイドキックスの
佐久間珠恵 繁野ジュン。
サイドキックス?
クイーンの取り巻きのこと。
そして 2年の城島ユウキ。
いや… だから
私は嫌だってば!
今は絞り切れないから
見張るしかない。
俺たちは外から ユウキは内側から
出場者たちの様子を見る。
これ以上 ゾディアーツの
被害者を出してはならない。
頼むぞ! これも
仮面ライダー部の活動だ。
嫌だってば 嫌だ!
・~
うん…!
おいしい!
当然よ。
うちのパティシエ特製だもの。
はい! 美羽もいかが?
今日はいい。
このドリンクで十分。
栄養もカロリーも
計算されてるの。
私も やめとく。
えっ! じゃあ 私がもらうね。
見て これ!
(美羽)こんなペンダント
ありえない!
私がつけられると思ってるの?
これ なんて書いてあるの?
字が汚くて読めないのよ。
そんなので
喜ぶと思ってんのかしら。
これ 美羽の写真 集めた
DVDだって。
嫌だ もう!
ホント 天高の生徒って
バカばっかりね。
自分が叶わないことを
私に託してるだけ。
ホント バカみたい。
如月弦太朗か。
わかったような口利いて
ホント 最低よね。
(園田紗理奈)クイーンフェスも
今年は出場者が少ないですね。
(大杉忠太)まあ 風城美羽のクイーンは
ゆるぎないですからね。
いやでも 教師も含めれば
僕は 園田先生に投票しますよ。
(園田)…あら。
はい すいません!
「はい 皆さん
お待たせしました」
「天ノ川学園高校
クイーンフェスティバル」
「お待ちかねの
パフォーマンスタイムです」
(歓声)
「では いきましょう」
「最初のエントリーは
2年B組 城島ユウキ」
「『頑張れ はやぶさ君』だ!」
やあ 僕は はやぶさ君だよ!
広い宇宙 目がけて 出発だ!
スイングバイ アンド 
イオンエンジン 点火!
・~「僕の名前は はやぶさ君…」
・~(歌)
なんだ… あれは…?
(野座間友子)これ… いい…。
頑張れ ユウキ!
イケてるぞ!
あれの どこがイケてるの?
あんな仮装大会で ホントに私から
クイーンの座を奪う気?
バカと思ってたけど 超本物
純度100パーセントのバカね。
なんだと!?
地球だ! よーし
サンプルカプセル 分離!
僕は燃え尽きるけど
星になるから 大丈夫!
さよなら 地球。
さよなら みんな。
みんな ありがとう~!
(生徒たち)帰れ! 帰れ…!
なんだったんだ 今の!?
帰れ 帰れ 帰れ!
(ブーイング)
ダメだ あんな奴ら!
はやぶさ君の良さが
まるでわかってない!
ユウキ 頑張った…。
感動した…!
フン! しょせん
トラッシュとギークだと その程度ね。
見てなさい
クイーンのパフォーマンスを。
打ちのめしてあげるから。
行くわよ。
(大歓声)
・~
・~
(大文字 隼)
さすが 俺のハニーは違うね。
ベイビー。
口だけじゃない… か。
やるじゃねえか。
3人一緒なんて 反則じゃん。
イエイ イエイ イエイ!
最高じゃないか!
・~
(大歓声)
うっ!
キャーッ!
出たか!
どこ行った!?
あっ!
そっちか!
大丈夫か?
・~
(生徒たちの驚く声)
おーりゃっ!
(生徒たちの悲鳴)
待てっ!
・~
(電子音声)「スリー ツー ワン」
変身!
・~
宇宙 キター!!
・~
ダアッ!
こいつ!
おりゃっ!
おりゃっ! 捕まえた!
逃げるな!
グリグリ グリグリ グリ~!
おう 賢吾! うわっ!
ちょこまかには ちょこまかだ!
ホッピングはやめろ!
(電子音声)「ホッピング」
よっ!
(電子音声)「ホッピング・オン」
・~
おりゃ-っ!
使いこなしてる…。
見たか 賢吾。
世の中に ムダなもんなんてねえ。
やるときゃ やるんだよ!
(電子音声)「チェーンソー
チェーンソー・オン」
いくぜ!
・~
おーりゃーっ!
(カメレオン・ゾディアーツ)
うわぁーっ!
よし!
リミットブレイクだ!
(電子音声)「ドリル」
(電子音声)
「ロケット・ドリル・オン」
(電子音声)「ロケット・ドリル
リミットブレイク」
ライダー
ロケットドリルキーック!
あぁ…!
やったか!?
いや… ダメだ。
逃がしちまった。
(ため息)
(生徒たちのざわめき)
さあ 音楽を。
パフォーマンスを続けるわよ。
「こんなペンダント
ありえない!」
「私がつけられると
思ってるの?」
何? 誰? あれ。
何? 何? 何?
「字が汚くて読めないのよ」
あっ! 私の手紙!
「…喜ぶと思ってるのかしら」
「嫌だ もう!」
俺のDVD!
(生徒たちの怒る声)
ちょっ…
ちょっと待って これは…!
「ホント 天高の生徒って
最低よね」
「最低よね… 最低よね…」
(生徒たちの怒る声)
んあっ?
これは…。
怪物の正体は 風城先輩に
恨みを持ってる奴ってことね。
美羽は もう終わりよ。
あの場で 一番
クイーン目指していたのは あんただ!
(美羽)私は 同情が一番嫌いなの。
まだ終わってねえだろ!
〈青春スイッチ オン!〉
(如月弦太朗)ライブマンの
大いなる力 ゲットした!
やるな ゴーカイジャー!
(ジョー・ギブケン)
ホッピング 楽しそうだな。
俺も やってみたいもんだ。
〈次回も
スーパーヒーロータイム〉