Go-Busters Mission 43 Transcript

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Go-Busters Mission 43

〈これまでになく大きく成長し メガゾードと一体化したメサイアは ゴーバスターズの前から姿を消した〉
〈メガゾード・ゼータとされたそれは 高いステルス性のために発見できず 新たな動きも見せないまま2週間が経過〉
〈黒木司令官は戦力の消耗を避け 警戒はしつつも 特命部を通常の態勢に戻していた〉
(黒木タケシ)今年も もう こんな時期か…。
(仲村ミホ)楽しみですねクリスマスパーティー。
大南地区の児童センターでやるのって 毎年なんですか?
(宇佐見ヨーコ)うん。毎年 特命部のみんなで。
そっか 仲村さん 初めてだ!
(森下トオル)ヒロム君とニックもだね。
素敵だと思います。
クリスマスを家族と過ごせない子供たちと 一緒にってことですよね。
(岩崎リュウジ)まあ大したことはしてないけど にぎやかで楽しいよ。
(ウサダ・レタス)今年で13回目だしね。
(ゴリサキ・バナナ)うん。 最初は司令官とリュウジで始めて…。
(桜田ヒロム)すいません 遅くなりました。
あっ ヒロムパーティーは明日だよ?
ええ 衣装合わせですよ。まあ これはクライマックス用で まあ ジャグリングはまた別衣装にしようかなと。
まああとでリハーサルしますから。
ああ そっか…。安心してください。
いいか ニック リハーサルは…。
ヒロム君 気合入ってるね…。
さすが 元大道芸部…。
それから…。(チダ・ニック)おっと…。
これ うちの姉さんの絵本。
子供たちのプレゼント用にって送ってきたから 一緒に。
時間合えば 参加するってさ!うっ!
うわっ! うう…!
クリスマス~!(ゴリサキ)楽しみだなぁ。
このまま クリスマスの間ヴァグラスが動きませんように。
(メサイアの声)エスケイプ!早く私を満たせ!
もっと力を!
(エスケイプ)もう少し我慢して。わかってるのよ。
パパがもっといいモノであることは。
きっと そうしてみせるから。
(エンター)「マドモアゼル こちらへ」
カードが2枚同時に目覚めそうですよ。
それも 同じ場所で。
これがメタロイドに成長して人間のデータを集めれば…。
パパをもっと成長させることができる。
ウィ。
いいクリスマスになると思いませんか?
ええ そうね。
・~
(一同)バスターズ レディ ゴー!
おはようございまーす。おはようございまーす。
(河合ナミエ)おはようございます。
お待ちしてました。
私 今年から ここで教員してる河合ナミエといいます。
今日は よろしくお願いします。お願いします。
こちらこそ。 子供たちも本当に楽しみにしてるみたいで。
(ナミエ)1年ぶりで 恥ずかしがってますけど。
何か お手伝いできることがあったら 言ってくださいね。じゃあ またあとで。
リュウさん どうかした?
いや 今の先生どっかで見たような…。
きれいだね。(ユミ)大きい。
(カズ)先生 行こう。
・~
(電子音声)「タテロイド… タテロイド…」
「ケンロイド… ケンロイド…」
せっかくならば…。
(電子音声)「ケンタテロイド…ケンタテロイド…」
(森下)「とうや地区T‐374ポイントに メタロイドです!」そんなぁ!
(ミホ)「敵メガゾード転送反応は2体!」
2体も!?もう なんで今日なわけ?
とにかく出動だ。 早く片付ければ パーティーはできます。だね。
(ケンロイド)ハアッ!
(人々の悲鳴)
(人々の悲鳴)
(ケンロイド)ハハハハッ!逃げたければ逃げよ!
(タテロイド)どうせ助からぬが。
(ケンロイド)ハッ! ハアッ!
(ケンロイド)来たか ゴーバスターズ!
メタロイド!
(タテロイド)オホホ… よい響きじゃ。
(ケンロイド)人間どものうめき声は。
(人々のうめき声)
大丈夫ですか?大丈夫ですか?
(陣マサト)早く その人たちを逃がせ。
(銃声)
(タテロイド)人間どもの悲鳴…。
(ケンロイド)もっと聞かせてもらおう。
なんてことを!
(ビート・J・スタッグ)陣 あいつは2つのメタロイドが合体しているぞ。
(陣)らしいな。悪趣味なのは そのせいか。
目的はなんだ?(タテロイド)さあね。
(ケンロイド)気に入ってもらえたか?
ふざけるな。
お前を削除する。 今すぐだ。
ん? どうした?
今 一瞬 力が抜けた。もしかして…。
(ケンロイド・タテロイド)さあお前たちの腕が どの程度か 見せてみろ!
(5人)レッツ モーフィン!
(電子音声)「トランスポート」
バスターズ レディ…。(5人)ゴー!
(ケンロイド)ハイッ!
(ケンロイド)フンッ!うわっ!
(ケンロイド)ハアッ!
(人々の悲鳴)
お前…! ううっ!
ヨーコちゃん! やっぱりな。
怒っちゃダメだ。奴の狙いは それだ。
えっ 怒ることが?
なるほどね。今回 集めてるデータは 人間の怒りか。
(手をたたく音)ああっ…。
トレビアン。 察しがいいですね。
メリークリスマス。
おお… サンタクロースが2人も!どう見ても違うだろって!
なんのつもりだ?
あんたたちにふさわしいかと思ってね。
何っ?
確か13年前のクリスマスでしたよね。
あなた方の家族が愚かにも 亜空間へ消えたのは…。
お気の毒に。
あれから ずっとあなた方にとっては 黒いクリスマス。
モンプーヴァ。 ゴーバスターズ。
ああっ…。うわっ!
(ケンロイド・タテロイド)ハハハハハ…!
いい具合の怒りだ!
てめえ…!俺は怒ってないぞ!
(銃声)
邪魔しないで!
(ケンロイド)それにしてもなんと ひどい親がいたものよ。
(タテロイド)子供だった お前たちを 戦いの中に放り出すとは。哀れな…。
黙れ!!
(ウサダ)なんなの あいつら!最低 最低 最低!
わざとヒロムたちを怒らせてるんだ。
ひどいよ! もう!
(ケンロイド)我慢しても無駄だ!
お前たちの中に 怒りが見える!
(タテロイド)怒るに遠慮はいらぬぞ!
(タテロイド)ホホホホ! いい怒りだこと。
(ケンロイド)ハアッ!
大丈夫? 平気?
よせ!
うわーっ!
怒りは強さ。時に すさまじい力を発揮する。
トレビアン。
(ケンロイド・タテロイド)力が みなぎるぞ!
ハアッ! ハッ!
うわっ!
うわっ! うわーっ!
(電子音声)「セット! パワードカスタム!」
パワードモーフィン!
デヤーッ!(ニック)ヒロム クールにいけよ!
ボルカニックアタック!
デヤーッ!
(ケンロイド)これは…最上級の怒りのデータ…!
(ケンロイド・タテロイド)うわぁーっ!
(ケンロイド)うう…。
うう… うう…。
パパ!
しっかりして パパ!
いったん引きましょう。サリュ ゴーバスターズ。
ヒロム…。悪い。 冷静じゃなかった。
大丈夫ですか?
すぐに手当てするからね。
これ お小遣いで買ったんです。
パーティーのお礼に渡したいって。
(エスケイプ)もうデータは十分よ。
早くこいつの中のカードも合わせて パパをひとつにするべきだわ。消される前に…。
マドモアゼル。
マジェスティ メサイアの本質は 進化し 成長するプログラムです。
(エンター)カード1枚からでも無限に成長し続けるでしょう。
だからこそ ゴーバスターズにカードを潰され続けようと ゲームは成立しているんです。
安心して もっとデータを。
でも 1枚だけじゃもとのパパとはいえないわ。
いい加減パパから離れたらどうです?
一緒に新たなメサイアを作り上げるのも 楽しいですよ。
エンター…。
(ミホ)敵メガゾードγとδ転送完了まで あと3分です。
大南地区D‐004ポイントにメタロイド発見。
司令官!
メタロイドは俺に任せてください。
1人で? 大丈夫?
相手の出方は もうわかったし考えがある。
よーし…。
(ゴリサキ)おおっ?
エンターが言ったとおり 我々の戦いはクリスマスに始まった。
だが それは決して 悲劇の始まりではないししてはならん。
この世界の誰にとってもだ。
必ず勝ってこい。(一同)はい。
特命。 ヴァグラスを倒しクリスマスを守れ。
(一同)了解!
「リュウさん」ん?
「クリスマスを誰にとっても悲劇にしない」
だから 司令官とリュウさんは 児童センターのパーティー始めたんだよね。
わあ~!メリークリスマス!
俺たちも毎年メソメソしたくないしね。
「おかげで クリスマス嫌いにならなかったよ 私」
ありがとう。
今年は ヒロムも一緒だ。うん。
(電子音声)「イッツ モーフィンタイム」
レッツ モーフィン!
(2人)レッツ モーフィン!
(ミホ)「転送完了 来ます!」
・~
ヨーコちゃんとJは 俺とγを。(2人)了解!
「先輩は δをお願いします」あいよ!
・~
(ケンロイド)ハッ! ハアッ!
(人々の悲鳴)
(ケンロイド・タテロイド)ハハハハハハ…!
ハハハハハハ…!
(バイクの走行音)
(ケンロイド)来たな!(タテロイド)ハアッ!
ハッ!
(ニック)うわーっ!
ニック 頼んだぞ!オーケー!
(ケンロイド)哀れなレッドバスターか。
(タテロイド)そう 愚かな親を持った…。
(ケンロイド・タテロイド)レッドバスター。
(タテロイド)ん?怒りをこらえているのか?
(ケンロイド)いや 親同様愚かで鈍いのかもしれぬぞ。
ハアーッ!
ハアッ!
フンッ!
(ケンロイド)ハアーッ!うっ…!
タアッ! ハアッ!うわーっ!
(ケンロイド・タテロイド)おかしい。 こやつに怒りがない。
腑抜けになったか?
(ケンロイド)ならば…。
タアッ!
ハッ!(爆発音)
(ケンロイド)ハッ…やっと その気になったか。
(タテロイド)ダメじゃ。まったく怒りを感じぬ。
(ケンロイド)おのれ… このアホウ!
(タテロイド)マヌケ!(ケンロイド)赤ッケツ!
うわーっ!
どういうことです?レッドバスター。
ヒロム君 怒らないために戦わないんでしょうか?
でも あれじゃ怒りのデータは取られないけど 勝てない。
・~『ジングルベル』
ヒロムのメットの中に流れてる音だ。
このオルゴールは…。
13年前のクリスマスプレゼント…。
・~『ジングルベル』
・~
(ケンロイド・タテロイド)腰抜けめ!
さっさと親のところへ行け!
うわーっ!
(ミホ)ヒロム君… 怒らないためにわざと悲しい気持ちに…。
いや 今のヒロムには あれは もう悲しみの象徴じゃない。
うっ…。
ノン ノン ノン。
怒りを抑えるのは結構。
ですが 強さまで捨ててどうするつもりです?
失望しましたよ レッドバスター。
(タテロイド)ハアッ!
うわっ!
うっ…。
エンター。
お前は2つ間違えた。
1つ 人を強くするのは… うっ!
怒りだけじゃない。
ウィ。 愛 悲しみ エトセトラ。
…が 怒りも その1つでは?
で もう1つの間違いとは?
それは…。
はあ… いい作戦だけど俺 地味だよなぁ。
あっ 歌っちゃおう!
・~「ジングルベル ジングルベル鈴がなる」
・~「鈴のリズムに…」
今日を選んだこと!
誰かを 何かを大切に思う日…。
俺たちが希望を託された… ハッ!
大切な日… ハッ!
俺たちは このクリスマスに…。
(3人)負けるわけにはいかない!!
(ケンロイド・タテロイド)ハアーッ!
ハアーッ!
ハアッ!
ウオォーッ!
デヤーッ!
ハッ!
(ケンロイド)おおっ… おお…。
デヤーッ!(タテロイド)うわーっ!
(電子音声)「イッツ タイム フォー バスター」
お前の剣は見切った!
(ケンロイド)まさか…それを見極めるために…。
(タテロイド)今まで おとなしく…。
(電子音声)「イッツ タイム フォー バスター」
デヤーッ!(ケンロイド)うわーっ!
ウオォーッ!
(咆哮)
よし! 俺の合体 いくぞ!
いけーっ!
くらえーっ!
ヘラクレスクライシス!
いくぜ ライオンちゃん。
(電子音声)「タテガミライオーヒア ウィ ゴー!」
・~
ライオインパクト!
(爆発音)
(電子音声)「パワードカスタム!イッツ モーフィンタイム」
パワードモーフィン!
(電子音声)「ライオブラスター ゴー!」
ハアッ!
(電子音声)「イッツ タイム フォーファイナルバスター」
(ケンロイド)うう…。
デヤーッ!
(ケンロイド・タテロイド)うわーーーーーっ!!
(爆発音)
エンター!
パルドン。
この優秀なカードは捨てがたいので。
ハッ!
あっ?
・~
(メサイアの声)ウオォー…!
(エスケイプ)パパは返してもらうわ。
マドモアゼル…。
・~
ああっ…。
(エスケイプ)エンター あんたは パパをペットのように育てて遊んでるだけよ。
最初から 元どおりにする気なんかなかった。
もう パパにも私にも あんたは必要ない!
そうですか。
「データを寄せ集めただけのアバターが マジェスティを そこまで思い感情に流されるとは…」
フッ… ハハハハハ…。
お気の毒に マドモアゼル。
「あなたは 不完全さにおいて完全に人間のコピーです」
さようなら エンター…。
ああっ!
なっ!?あっ!
・~
フンッ!
パパ もう邪魔者はゴーバスターズだけ。
(メサイアの声)ウオォーーーーーッ!!
(4人)うわーっ!
アハハハハハハ!アハハハハハハハ!
アハハハハハハ…!
(メサイアの声)ウオォーーーーーッ!!
・~
(ニック)ゴーバスターズネクストミッション!
俺がどうなったって メサイアを!(ニック)死んで使命が果たせるかよ!
感じるわ。 これでこそパパよ。
今度こそ メサイアを…。(一同)シャットダウンする!
〈あの宇宙海賊が帰ってきた!〉