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（伊狩 鎧）負けてたまるか！
（ドン・ドッゴイヤー）うわあっ！
もう！ いい加減
暴れまわるのやめてくれないかな
ザンギャック！
（ルカ・ミルフィ）あいつらが
やめるわけないでしょ。
くだらないこと言ってないで…！
くだらないことって…！
もう～！ なんで僕にばっかり
来るんだよ！
おわっ！
（銃撃音）
おわあぁぁ～！
（２人）ゴー！
ええぇぇ～っ！？
（銃撃音）
このっ！
（ジョー・ギブケン）おい ハカセ。
いつまでたっても
戦い方が愉快なままだな。
愉快って…！
今 欲しいのは
愉快より豪快なんだけど。
（アイム・ド・ファミーユ）
フッ！ ハイッ！ ハアッ！
（アイム）ハッ！
（ドン）イタッ！
ああっ…！ 申し訳ありません！
ふらふら～。
（ゴーミンたちの笑い声）
もう みんなで僕をばかにして！
見てろよ！
ハアァァ… おっ！ あ～！
（ゴーミンたちの悲鳴）
ん？ ん？ あれ…？
〈冒険とロマンを求めて
宇宙の大海原をいく
若者たちがいた〉
〈宇宙帝国ザンギャックに
反旗をひるがえし
海賊の汚名を誇りとして名乗る
豪快なやつら〉
〈その名は…〉
・～
「豪獣神」
（鎧）完成 豪獣神！
（キャプテン・マーベラス）
こいつで いってみるか！
（一同）豪快チェンジ！
「ゲキレンジャー」
（一同）ハーッ！
・～
（ドン）おっと！ ハッ！
とりゃあ！ ガオ！
ハアッ！
とりゃあっ！
ゴッ…！
フッ。
（ドン）おっ イテッ！
（アイム）大丈夫ですか？
（ドン）イテテテテ…。
フン… もうひとつ いくか。
（一同）豪快チェンジ！
「ファイブマン」
（ゴーミンたち）ゴーッ！
（鎧）こっちもいきますよ～！
トライデントモード！
（ドゴーミン）うおおぉっ！
スーパーファイブボール！ ハッ！
フッ！ ハアッ！
よっ！
ハイッ！
ハアァァッ！
マーベラス！
ハアッ！
くらえ！
（ゴーミンたちの悲鳴）
とどめだ。
ゴーカイガレオンバスター！
（５人）レンジャーキー セット！
ゴーカイ電撃ドリルスピン！
（一同）
ゴーカイガレオンバスター！
「ライジングストライク」
（ドゴーミンたちの悲鳴）
（爆発音）
（ダイランドー）
ちょいちょい ちょいちょい！
なんなのさ！
海賊どもの あの余裕は！
（インサーン）
やつらの力は本物です。
我々は 負けるはずのない戦いに
ことごとく敗れてきました。
こうなったら いよいよ
このミーの出番でやんショ。
アクドス・ギル様。
（インサーン）お待ちください！
ワルズ・ギル様の死を
一番 無念に感じているのは
ダマラス様です。
ぜひ ダマラス様に…！
（アクドス・ギル）うむ…。
・～
ヘイ！ ユー 出て来いな！
（インサーン）ダマラス様
誤解が解けました。
認めるのは まだ早いっショ！
よいか？ ワルズ・ギル様の敵を
取ってからっショ！
ダマラス！
ユーにできるのかいな？
（ダマラス）
誰に向かって言ってる。
むうぅぅあぁっ！
いきなりかよ まったく…。 ほれ！
赤き海賊団の生き残り
キャプテン・マーベラス。
裏切り者 ジョー・ギブケン。
ファミーユ星の王女
アイム・ド・ファミーユ。
女盗賊 ルカ・ミルフィ。
そして この星で加わった 伊狩鎧。
こいつは どうでもいいが…。
覚悟しておけ 海賊ども！
（アイム）えぇ～っ！？
なんなんだ？ アイム。
（アイム）すみません…。
でも これを読んでいたら
ハカセさんが…。
（ルカ）はあ？ 何がよ。
（鎧）ほんとだ…！ ドンさんだ！
（ジョー）「あの人は 今どこに」
「いくつもの星を滅ぼした
邪悪な竜を退治した勇者
ドン・ドッゴイヤー」
勇者ドン・ドッゴイヤー？
（ジョー）なんだこれ…。
ちょっと見せてください。
（鎧）ほんとにドンさんだ～！
（ナビィ）えぇ～っ！？
（ドン）え 何？ どうしたの？
勇者… ドン・ドッゴイヤー…！
（ナビィ）おいらにも見せてよ！
え？
「邪悪な竜に ドン・ドッゴイヤーは
たったひとりで立ち向かった」
フッ！ ハッ！
（ルカ）「そして
邪悪な竜を倒した瞬間
強烈な光に包まれた
勇者ドン・ドッゴイヤーは
そのまま姿を消してしまった…」
それが僕の… 過去？
過去って…？
けど お前 ザンギャックに
ふるさとの星を滅ぼされて
移住したって…。
ごめん…。
実は… 昔の記憶がないなんて
言えなくて…。
記憶喪失だったのですか？
（ナビィ）知らなかった～！
いや でも これで思い出せたら
すごいですよ！
勇者パワーが
ドパーッと炸裂して
ドンさんひとりで
ザンギャックを倒しちゃうかも！
それは さすがに…。
「左腕にある星型のあざが
勇者の証しだが
果たして 彼は今いずこに…」
左腕？
（ナビィ）左腕…。
（ルカ・鎧）うん。
（ナビィ）ああぁ～！
（鎧）こら！ 脱げ！ 脱げ脱げっ！
ちょっと待ってよ～！
痛いから…！
（２人）星型のあざ！
前からあったか？ そんなの。
（ドン）あったよ！
僕も ずっと気になってたんだ。
間違いないですよ！
ドンさんは伝説の勇者
ドン・ドッゴイヤーだったんです！
ハカセ 勇者！ 勇者ハカセ～！
（２人）ほんとか？
そう言われてみれば…
なんか記憶が…。
あ～ 出そうで出ない…。
あぁ～！ 悔しいなあ…！
どうしたら
思い出せそうですか？
超おいしいもの…。
え？
今 ふいに感じたんだ。
もしかして… 勇者の僕は
美食家だったのかも。
１２… １３…。
（アイム）では 超おいしいものを
召し上がれば
記憶が戻るかも！
（ナビィ）おお～！
それじゃあ行きましょうか
超豪華レストランへ！ ねえ！
（ナビィ）いいね いいね～！
（サリー）ウキ～！
ウキッ ウキキ～！ ウキッ！
（ダマラス）何か いいことでも
あったか？
（サリー）ウキーッ！ フーッ！
バスコ。
（バスコ・タ・ジョロキア）
ダマラスのおっさん…。
ウキッ？ ウキッ！
キキッ ウキーッ！
チッ…！
フンッ！
ぐっ… うあぁっ！
貴様… その姿になっておきながら
海賊どもを倒さなかったとは…。
（一同）うわあぁ！
（ダマラス）なぜ 手加減をした？
続きは今度にしよっか。
さーて… なんのことだか。
（ダマラス）とぼけるな！
貴様の力を持ってすれば
確実に倒せたはずだ。
まっ いろいろ事情があるんすよ。
今度こそ 完膚なきまでに
海賊どもをたたきのめす。
貴様も手を貸せ。
嫌だと言ったら？
死ぬだけだ。
それでも一向にかまわんがな。
キーッ！
フン！
ハアッ！
（バスコ）うっ！ ぐっ…！
この私に
勝てると思っているのか？
フッ…。
わかりました。 やりますよ。
ダマラス様。 チッ…。
（鎧）うわあ…！
う～ん！ おいしい おいしい！
やっぱ最高だね！
（鎧）どうです？
なんか思い出しそうですか？
（ドン）何が？
何がって…
ドンさんの過去のことですよ。
あっ…。
も… もうひと息かなぁ…。
あんた ほんとに伝説の勇者？
初めて会ったときのあれは
いくらなんでも
勇者とは言えない気がするけど。
（ルカ）「海賊船」の修理を
お願いできますか？
あ… はい もちろん！
今の仕事が終わったら
すぐに…。
今すぐお願い！ 急いでるの。
それは困りましたね…。
じゃあ すぐやります。
ん？
え？
ううう… 宇宙海賊～！
（ドン）うわっ イテッ！
あ…。
わああぁぁ～！
ちぇっ ばれたか…。
（ルカの声）どこの星に行っても
びびられたけど
あれは情けなさすぎ。
ちょ…
今 そういう話じゃないじゃん！
（客たちのざわめき）
そんなハカセさんが
どうして海賊になったのですか？
え？ それは…。
もちろん
男のロマンっていうか…。
（ルカ）それはね！
ザンギャックと
やり合ってるうちに
ガレオンのメーンコンピューターが
壊れちゃって。
マジで
どうにもなんねえのかよ…。
（ナビィ）う～ん 困ったねぇ…。
あ？
（ナビィ）ん？
うう… 撃たないで！
撃たないで！
ああっ！
あ…。
（ナビィ）ん？
あんた…。
こ… 壊れたのどこですか？
見ますから…。
ああ？
どうして？ さっきは
あんなにびびってたくせに。
僕は…
一度 引き受けた仕事については
ちゃんと約束を守るって
決めてるんだ。
それに 僕のふるさとも
ザンギャックに
滅ぼされたから…。
…って なんなんですか！？
この部屋。
（ジョー）何って…
この海賊船の居住区だ。
（ナビィ）そうそう！
（ドン）信じられない！
よく こんなとこで暮らせますね！？
（ナビィ）おお～！
（ルカ）あっ…。
ゴミは ちゃんと分別しろ！
（ドン）四角い部屋を丸く掃くな！
（ドン）ちゃんとした栄養も
とらなきゃダメだろ！
（ナビィ）おおーっ！
おお…！
こうでなくちゃダメだよ。
・～
（３人）うまい！
そりゃそうでしょ。
…って ちが－う！
僕は修理しに来たんだった！
（ドン）あの… 壊れてるのって
ここだけですか？
何？ その言い方。
これは この海賊船の
脳みそみたいなもんなのよ！？
（ナビィ）そうだぞ！
わかってます わかってます。
これなら こうすれば…。
（起動音）
（４人）直った！
すごいな お前。
指一本で直しちゃうなんて
あんた マジで神！？
（ルカ）ゴッドじゃん！
それほどでも…。
気に入った。
お前 俺たちの仲間になれ。
え？
俺たちは
宇宙最大のお宝を探してる。
その仲間だ。
あんた 名前なんていうの？
僕は… ドン・ドッ…。
フッ… ハカセだな。
ええっ？
お前 博士みてえだから
ハカセでいいだろ。
ええ～っ！？
いいね！ よろしく ハカセ。
頼むぞ ハカセ。
（ナビィ）ハカセ ハカセ～！
ええ～っ！？
素敵です そのお話。
やはり
伝説の勇者だったからこそ
ハカセさんは 怖くても
約束を守り通せたのですね。
えへへ…
そう言われると照れるなあ…。
さあさあ 食べて食べて！
あ～…！
よーし。 じゃあ
次は大人気スイーツでも
いってみよう！
おう！
ちょっと… 調子に
乗りすぎなんじゃないの？
（鎧）ああ まあまあ まあまあ…！
こうなったら いくところまで
いっちゃいましょうよ！
絶対 記憶戻りますから！ ねっ！
アハハハ！
（アイム）わたくしも
そう信じています。
だって素敵じゃないですか。
ハカセさんが
実は 伝説の勇者だったなんて。
アイム…。
（鎧）それじゃあ行きましょうか！
（ドン）お～！
（ルカ）ザンギャック…！
フンッ！
（爆発音）
なんだ こいつ…！
・～
（銃撃音）
（ドン）マーベラス！ ジョー！
あ？
あれは… ダマラス！
何もんだ？
宇宙最強と言われている
ザンギャックの軍師だ。
宇宙最強…？
（ダマラス）全員そろったようだな。
ワルズ・ギル殿下の敵
討たせてもらう。
ボンボンの尻ぬぐいか。
ご苦労なこった。
許さぬ…！
絶対に油断するな。
今までのやつらとは
根本的に違う。
（一同）豪快チェンジ！
「ゴーカイジャー」
海賊戦隊…。
（一同）ゴーカイジャー！
・～
派手にいくぜ！
（一同）ハアァーッ！
ハアッ！
ハアッ！
うっ…！
うらあぁぁ！
（一同）うわあぁーっ！
フンッ！
ううっ…！
（銃声）
フッ！
うあっ！
これでどうだ！
「ファイナルウェーブ」
おりゃあ！
「ファイナルウェーブ」
ゴーカイシューティングスター！
ハッ！
ハアッ！
（ドン）うわっ！
（ルカ）うっ…！
むうぅぅ… ハアァッ！
（一同）うわあぁぁっ！
まともにぶつかってもダメだ…！
いったん退いて 体勢を立て直す！
（銃声）
ハカセ！
（ジョー）あっ…！
そうは いかないんだな～。
ウキーッ！
バスコ…！
お前らは 俺がかまってやるよ。
ウキーッ！
ハッ！
あの野郎…！
マーベラス！
お前は下がってろ！
ハアーッ！
フン！ ハッ！
うわあっ！
あーあ。 ダマラスのおっさん
完璧に本気だ。
今度ばかりは
マベちゃんも終わりだなぁ。
キーッ！
（２人）うわあっ！
ハアアァァ…！
ハッ！ フッ！ ハアッ！
（２人）うわっ… あぁーっ！
どうしよう… 足が震えて…！
うりゃっ！
ああっ！
うっ…！
マーベラス！
うりゃあーっ！
（２人）うわあぁぁーっ！
マーベラス 大丈夫…？
悪ぃ。 しかし 宇宙一ってのは
伊達じゃなさそうだ。
（爆発音）
（４人）うわあぁっ！
ごめんね マベちゃん。
やめろ！ バスコ！
ハッ！ フッ！ ハアッ！
（４人）うわあぁぁーっ！
（ドン）ジョー！ みんな！
（バスコ）４人は
きっちり片付けたぜ。
あとは そいつらだけだ。
嘘だろ…！？
来るな…！
来たら承知しないぞ！
（ダマラス）貴様などどうでもいい！
うわっ！
うっ… くうっ…！
キャプテン・マーベラス
貴様は ただでは殺さん。
この私が受けた屈辱
倍にして返してやる。
（銃声）
おりゃあっ！
力の差というのは
残酷なものだな。
フンッ！
うわあぁぁーっ！
こいつは もらっておくよ。
（ダマラス）行くぞ バスコ。
へいへい。
待て…！
マーベラスをどうするつもりだ！？
フッ…。
あっ…！
んがーっ！
記憶 取り戻しましょうね！
（２人）ほんとか？
ジョー… ルカ…。
アイム… 鎧…。
マーベラス…。
嘘だろ…？
こんなの嘘だーっ！
・～
〈次回 第４３話〉
（ドン）僕は ただの嘘つきだ…！
（アクドス・ギル）
地球で公開処刑にせよ。
俺の仲間には
まだ すげえやつが残ってる。
（ドン）僕ひとりじゃ
何もできそうにないや…。
（ドン）僕たちの旅は
絶対に終わらせない！
（一同）豪快チェンジ！
〈ついに逮捕か！？〉
〈絶体絶命の危機！〉
〈これが
前回の『仮面ライダーフォーゼ』〉
（速水公平）校長の速水です。
生徒たちを預かる我々の責任は
実に重い。
（歌星賢吾）一度 ゾディアーツ化した
生徒の学校復帰か。
（スコーピオン・ゾディアーツ）
如月弦太朗… もはや許せません。
（三浦俊也）
学校に行って 気がつくと
またスイッチを探してる…。
それが止められない自分が
怖いんだ！
（園田紗理奈）
今一度 星に願いを。
（三浦）あぁ…。
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