Kamen Rider Wizard 10 Transcript
〈強敵 フェニックスに苦戦するウィザード〉
〈一度は敗れたものの→
新たなウィザードリングで引き出した ドラゴンの力が→
彼を勝利へと導いた〉
死と再生を繰り返す不死身の体で よかったわね。
(フェニックス)うわぁーっ!
[外9390]~
あいつを倒すまで何度でも よみがえってやるよ…。
(ミサ)それって何度も やられるってこと?
うるせえ!!
うおーっ! うおーっ!
[外9390]~
とうとう本性を現したか…。
操真晴人はファントムなんでしょうか?
可能性は十分ある。
なら 彼はなぜ人を守るんです?
敵なのか 味方なのか…。
(木崎)なんにせよ 奴が化け物であることには変わりない。
我々も急がねば…。
〈魔法の指輪 ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し→
絶望を 希望に変える…〉
[外9390]~
この指輪の力 ハンパないわ。
そうか… そりゃ よかった。
よーし!創作意欲が湧いてきたぞ。
気をつけてね 晴人その指輪は…。
大丈夫。
ドラゴンだって 俺の中にあるからには 俺自身なんだ。
俺さえ しっかりしてれば使いこなせるさ。
じゃあ 俺も ちょっくらファントム探しに行ってくるかな。
いってらっしゃい。
行くぞ。はい。
いらっしゃいま…。
(木崎)店主の輪島繁さんはいますか?
はいはい…輪島は 私ですけども。
どちら様?
警視庁国家安全局の木崎です。
国家安全局?
ほう… 警察の偉い人が私に何か?
指輪を作っていただきたい。
えっ!?
アハ… あぁ すみません。
よく知らない人に 指輪を作るのはやめにしてるんですよ。
前にね どでかい失敗をやらかしたことがありましてね。
詳しいことは話せませんが→
決して怪しい仕事ではありません。
うーん…。
内容もわからないんじゃやっぱり お断りかな。
断るという選択肢はあなたにはない。
なっ… 何!? やめて…!
(凛子)こんにち… うわっ!
どうしたんですか!?
大門凛子君!?
(舌打ち)
木崎警視…!ちょっ… なんで!?
早く連れてけ!
えっ!? ちょっと待ってください! ねえ!
えっ…!?ちょっと どうなってんの!?
(鳴き声)
おっ ファントムを見つけたな。
(電子音声)「ドライバーオン」
(電子音声)「フレイム プリーズ」変身!
[外9390]~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
案内 よろしく!
[外02]わっ! わぁっ…!
ハッハッハッハ…!
うわぁっ! 離せ…!
まさか こんなところで会えるとは思わなかったっす。
なんなんだ お前は…。
俺様は ファントム・ガーゴイル。
せっかくだから 死の恐怖で今すぐ絶望してもらうっす。
うわぁっ!
大丈夫か?
お前が ウィザードとかいう指輪の魔法使いっすか?
ほほう…俺も有名になってきたな。
[外9390]~
ハッ!うわぁっ!
(電子音声)「コネクト プリーズ」
ハッ!
危ないっ!ハッ!
ハッ!
ハッ! 硬え!
[外9390]~
その程度の攻撃じゃあ俺様は ビクともしないっす。
うわっ! 重っ!
つぶしてやるっす!
(電子音声)「ランド プリーズ」
[外9390]~「ドドド ドドドンドン ドドドン」
姿を変えても ムダっす。
なぬ!?
こう見えても意外と力持ちなのっす。
ふんっ!
まだまだ!
(電子音声)「ビッグ プリーズ」
なぬ!? ひねりつぶされるのはごめんっす!
逃げたか。
(瞬平)こんにちはー!ドーナッツ買ってきましたよ。
ん…?
晴人さんは 2階?
ファントムを追ってる。
(鳩時計の音)
そっか…。
凛子さんは来てないんですか?
輪島のおじさんを追ってる。
えっ!?
輪島さん どうしたの?
さらわれた。
そっか… さらわれたの。ええ~っ!?
見て見て~!また新作 作ったの。
今日のはフェアリー・パープルよ。
うーん…。 じゃ それも。
(店長)えーっ!食べてくれんの!?
(2人)イエーイ!
まあ 食べんのはこいつだけどね。
そうね… そうよねプレーンシュガーよね。
なんだと食べてくれるのかしら?
え-っと… 直己だっけ?
落ち着いたか?
まだ ちょっと混乱してますけど…。
つまり 俺はゲートってやつで→
さっきの奴に狙われてるっていう…。ああ。
だから しばらくは出歩かないほうがいい。
家まで送るよ。
俺の家 秋田ですけど…。
秋田!?
今日は 久しぶりに東京に来たんです。
半年前まで東京に住んでたんですけど。
なら すぐ帰ったほうがいい。ここより安全だ。
嫌です!えっ!?
すいません。 東京でどうしても会いたい人がいて…。
(輪島)ずいぶん強引だなぁ。
無理やり連れてきたことはお詫びします。
だが 我々が急いでいるということも→
ご理解いただきたい。
そんなに急ぐ仕事なんだ…。
ええ。
これで 大至急指輪を作っていただきたい。
魔法石…!
[外02](ノック)
木崎さん ちょっと…。
木崎警視に用があるの!
(警備員)原則 アポイントのない方はお通しできないので…。
どうしてよ!?お引き取り願えませんか?
(木崎)私に何か用か?
輪島さんは どこですか!?
無理やり連れて行くなんてひどすぎます!
君が協力してくれれば我々が動くこともなかったんだ。
(凛子)えっ?
君は我々に 魔法使いと接触していることを隠していた。
あの店が魔法使いのアジトであることも。
非難されるなら君のほうだと思うが?
いえ それは あなたのほうです!
直己君…。
…あれっ?
操真晴人!?晴人君!?
凛子ちゃん!ご無沙汰してます 木崎さん。
(凛子・木崎)なんで ここに?
いや… ファントムに襲われたゲートを送ってきたんだけど。
(凛子)彼がゲート?うん。
ゲートであることを本人に話したのか!?
えぇー! どうした!? 誰?
俺の質問に答えろ!ユー 誰?
答えろ!どうしたんですか!?
(木崎)なんでもない。私に ついて来い。
どういうこと?(凛子)だから 輪島さんを→
連れていっちゃったの。は?
だから 輪島さんを この人が無理やり連れてったの!
えっ! 輪島のおっちゃんがこいつに!?
静かにしろ!!
なぜ 東京に出てきたんだ?
あなたに会って父のことを聞くためです。
片山さんのことはすでに話したはずだ。
いえ あなたはまだ 何か隠してる。
そうよ! 国安0課はなんでも隠しすぎです!
もっと 情報を開示すべきですよ!
そうだ そうだ!輪島のおっちゃんを→
なんで連れてったんだよ?(木崎)黙れ!
我々の活動はトップシークレットだ。
余計な詮索は公務執行妨害に相当する。
直己君も そのあたりのことは→
お父さんから聞いて理解してるはずだが?
なるほど…。なんか怪しさ満載だな。うん。
きさまに言われたくない。
んっ? 俺の写真!?それ…!
我々は 君を監視していた。
危険な存在としてな。
危険って… 俺が?
晴人さんは 悪い人じゃない!
俺を助けてくれたし。
そうです! 晴人君は私たちの希望です!
ありがと。
(木崎)違う!君は ただの化け物だ。
話は以上だ。直己君を すぐ秋田へ。
はい。
さあ。嫌です!
東京にいると危ないから。
晴人さんが守ってくれるから大丈夫です。
木崎さんが 父さんの話をしてくれるまで 帰りません。
(ユウゴ)前に逃がしたゲートを見つけたってわけか。
うっす! まさか また会えるとは思ってなかったっすから→
ちょっと遊びすぎたっす。
けれど 魔法使いも現れたとなると… 面倒ね。
魔法使いは 俺にやらせろよ!
あなたは再生したばかり…。
しばらくは魔力を回復させたほうがいいわ。
(ガーゴイル)魔法使いは ともかく→
あのゲートは俺様に やらせてほしいっす。
半年前も逃がしちまったから→
今度こそ絶望に歪む顔を見たいっす。
じゃあ 死んだお父さんがあのメガネ野郎の先輩だったんだ。
はい。
国安で 木崎さんとコンビを組んでたんです。
(直己)東京に住んでたころは木崎さんも よく うちに来て…。
父とは 本当に気が合ったみたいで。
(木崎)直己君もっと 脇しめたほうがいいな。
(直己)僕のことも 弟みたいにかわいがってくれました。
(凛子)信じられない…。
木崎警視にそんなとこがあるなんて。
でも… なんだか人が変わっちゃって。
えっ?
父は 事件の捜査中に死んだんです。
そのとき 現場に木崎さんもいたらしいんですけど→
詳しいことは何も教えてくれないし…。
それ以来 なんだか俺のことも避けてるみたいな感じで。
それで あいつに会いたかったのか。
父が死んだのは…木崎さんのせいだと思うんです!
木崎警視のせい?
(直己)俺を 秋田に追い払ったのも→
近くにいていろいろ追及されるのが→
怖いからなんです きっと!
輪島さんを連れ去った理由を話さないのも→
きっと 追及されるといろいろ困るからかも。
[外02](ノック)(輪島)どうぞ。
不便はありませんか?
指輪作りに足りないものがあれば遠慮なく言ってください。
この魔法石はどこで手に入れた?
余計な詮索は無用。とにかく あなたは→
指輪を作ってくれればそれでいい。
はぁ…。
(木崎)何をしている?
ちょっと話がね。
(木崎)輪島繁なら無事だ。用が済めば すぐ帰してやる。
それもあるけど…。
今 聞きたいのは 他のことだ。
あんた 直己がゲートだって知ってたよな?
しかも それを本人に隠してた。
一体どういうことだ?
お前には関係ない。
ファントムのことずいぶん調べたみたいだけど→
あんまり深入りしないほうがいい。
…何?
残念だけど 人間が太刀打ちできる相手じゃない。
調子に乗るな!
我々とて ファントムの存在に→
いつまでも 手をこまねいているつもりはない。
魔法使いだか なんだか知らんが→
自分だけが人を守れるなんて思い上がるな!
まあ 気をつけろよ。
(携帯電話)
(木崎)どうした?
何っ!?
彼に気づかれぬよう監視を続けろ。
すぐ そっちへ行く。
(携帯電話)
直己君がいなくなった!
すいません 僕のせいです!
ごめーん!ちょっと目を離したすきに…。
はっ!?わかった わかった。
[外9390]~
(直己)ここだ…。
[外9390]~
ここが 父さんが死んだ場所…。
[外01]やあ うれしいっす。
(直己)勝手に入っちゃってすいません!
まさか 因縁の場所で→
絶望させられるとは思わなかったっす。 ハハハ…!
ハハハハハ…!
わっ… わぁっ!
[外02]止まれ!
止まるんだ!下がって!
邪魔は やめてほしいっす。
うわぁっ!
[外9390]~
オラッ!
逃げるんだ 直己君!でも…。
苦しいか? 苦しいか?(木崎)いいから逃げるんだ!
[外9390]~
今度は逃がさないっす!
早く!
わっ!どこにも行けないっすよ。
[外02](銃声)
(ガーゴイル)また お前っすか!?
晴人さん!
ったく…勝手に出歩きやがって。
お前 後でお仕置きだからな!
ほんっと迷惑なでしゃばり野郎っす!
ああ。 それが俺のキャッチフレーズだ。
変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
[外9390]~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
さあ ショータイムだ。
フンッ!
[外9390]~
[外9390]~
お前の相手は こいつらっす!
ハッ!
[外9390]~
うわーっ!
ハッ!
そうだ このままじゃ効かなかったんだな。
(電子音声)「フレイム ドラゴン」
[外9390]~「ボーボー ボーボーボー」
[外9390]~
(電子音声)「ビッグ プリーズ」
ハッ!
うりゃっ!
うわぁっ!
すごいパワーっす!でも まだまだ…!
邪魔するな!
(電子音声)「チョーイイネ!スペシャル サイコー!」
[外9390]~
何っ!?
うわっ!
もう少しだったのに…!
晴人さん!やめろ!
行くぞ。
嫌だ!
あなたは そうやっていつも逃げてばかりなんだ!
えっ?
今だって そうだ!危険なことは部下任せで→
あなたは逃げることばかり考えてる!
父さんのときもそうなんでしょ?
危ないことは父さんに任せて…。
あなたは 父さんを見捨てて逃げたんでしょ!?
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
(木崎)たとえ俺が死んでも…。
これ以上 直己の心をムチャクチャにさせるか!
(ガーゴイル)お前を守ろうと 必死だったよ。
いくぞ ドラゴン!
さあ ショータイムだ。
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