Kamen Rider Wizard 19 Transcript

From TV-Nihon
Jump to navigation Jump to search

Kamen Rider Wizard 19

〈魔法使いビーストの前に現れたメデューサ〉
〈彼女の言葉に心を揺さぶられたビーストはゲートを守るウィザードに剣を向けた〉
どけっ!お前がどけよ!
(ヒドラ)えーい どけ!お前がどけっ!
ん…。 あっ!?
あーっ!
こうなったら…。
(電子音声)「ファルコ」
・~「ゴー!ファッ ファッ ファッ ファルコ」
ハッ!
(仁藤)ゲートは俺が預かるからな!
はあ…。
また出直しだ!
あのマヨネーズ…!
〈魔法の指輪 ウィザードリング〉
〈今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し絶望を 希望に変える…〉
・~
(輪島・瞬平・凛子)えっ!?マヨネーズがゲートを誘拐した!?
うん…。 ファントムに何か吹き込まれたらしい。
ったく…。 あのバカが!
なんで 僕!?
やっぱり コヨミの言うとおり簡単には味方になってくれそうにないなぁ…。
おかえり!どうかしたか?
これ…。
これは魔法石じゃないか!?これを どこで?
ファントムが 晴人にって。
(4人)ファントム!?
これを指輪の魔法使いに渡してくれる?
(4人)うーん…。
おぉ…。 よーし。
ほーい お待たせ。
いらん。
あれっ?マヨネーズ嫌いな人?
私を誘拐してどうするつもりだ。
金目当てなら見当違いだ。
ああ 違う違う!
俺が欲しいのは…。
あんたの中のファントム。
ファントム?なんだ? それは。
(仁藤)1つだけ教えてくれ。
どうすれば あんたの中からファントムが生まれるんだ?
…はっ?
なんか あんだろ!ほら… 呪文とかさ。
(仁藤)月の満ち欠けとか?(ため息)
おい どこ行くんだ?
家に帰る。
君の妄想には付き合ってる暇はない。
(笑い声)
古の魔法使いっていうのは面白い野郎だな。
なあ?
笑い事じゃねえだろう。ゲートを奪われたんだぞ!
で… 奴に何を吹き込んだんだ?
別に。 ゲートの中にファントムがいるって言っただけよ。
クッ…。そうでしょうよ! フン!
ただいまー。お邪魔しまーす。
(及川)どうやら 面倒なことに巻き込まれたみたいなんだ。
変な奴もついてくるし…。すまんね。
誰と話してんだ?
(及川)妻だよ。(仁藤)えっ!?
これが奥さん?
そうだ。
妻は 体が弱くてな。
(及川)毎日 絵を描きながら話すのが 私と妻の日課だった。
もし 私がいなくなったら…。
その絵 ここに飾ってね。
いなくなったらなんて…。バカなこと言うなよ。
(仁藤)じゃあ 奥さんは…。
ああ。
妻が死んでから私は 絵が描けなくなった。
今の私には もう何もない。
その絵と話すことだけが私の生きる希望なんだ。
(携帯電話)
もしもし。
あ 晴人君?ゲートがわかったわ。 及川博。
結構 有名な絵描きさんみたい。
おっ…。ゲートの気配がするぜ。
(チャイム)
あっ 待て待て…。俺が出る。
よっ。
あっ どうも~! 魔法使いなら間に合ってますんで はい。
失礼します。待て! 開けろ!
瞬平 行けっ!はいっ!
おいおい やめろ…!お前は こっちに来い!
(及川)なんですか?及川さんですよね?
はい。ちょっと お話があります。
どうぞ。失礼します。
私たちはあなたを守りに来たので。
なんだと!?じゃあ 何か?
ファントムが生まれるってことはあのおっちゃんが死ぬってことか?
そうだ。ゲートが絶望したときにファントムは心の中で生まれゲートのすべてを奪って現実に現れる。
夢も希望もその命も奪ってな。
嘘だろ…。
ったく…。簡単に騙されやがって。
わかったらもう俺たちの邪魔はするな。
待てよ! じゃあ俺はどうなんだよ!?
俺は ファントムの魔力を食わないと明日をも知れない体なんだぞ?
ゲートの命は今 危ないんだ。
えっ?
明日の命より…まずは今日の命だ。
(ため息)
こっちは 一応 伝えたよ。こっちも。
あ… 荷物は?私が持ってくわ。
なんだよ?
あなたに言っておきたいことがあって。
んっ?
あなた 晴人君はのん気でいいだなんて言ってたけどそれは間違いよ。
晴人君は ゲートを守るために自分の命をかけてる。
自分の命を?他人のために?
うん。
ゲートが絶望してファントムを生み出すところを晴人君は見てるから…。
この悲劇を止められるのは魔法使いだけ。
だから 自分が戦うしかないって。
う~ もうっ!
・~
(凛子)それじゃ。
チッ。
魔法使いに先を越されたか。
はい。
この絵が生きる希望か。
ああ。 妻がまだ そこにいると思うと心が休まる。
おにぎり できたよ。
おう! 凛子ちゃん やるね。
あっ! 晴人さん あの魔法使いバーベキューしてますよ!?
はっ? バーベキュー!?のん気な奴だなぁ!
逆かもしれませんね。えっ?
いえ… 僕だったら僕だったら 落ち着かなくてご飯なんかのどを通りませんよ。
だって ファントムの魔力を食べないと明日をも知れない命なんですよね?
ホントは… 怖いからああやって気を紛らわせてるとか。
・~
どうすっかなぁ…。
(メデューサの声)目の前のファントムを食べれば今日は生きられるかもね。
でも 新たなファントムが生まれないかぎりいずれ あなたの明日はなくなるわ。
ああ…! 確かにあの女の言うとおりだ。
けど 明日のためにゲートを犠牲にするのは後味が悪い。
かといってファントムを食わないと俺が死んじまうしな…。
明日の命より…まずは今日の命だ。
(ため息)
慎重に頼むぞ。うん 任せて。
(凛子)何してんの?
希望の絵なんで面影堂に持っていこうと思って。
ふーん。あ ちょっと瞬平君 手伝って。
じゃ 晴人さん お願いします。うん。
・~
できたぞ。お疲れ様。
ほら。
ヤバい!待ってたよ。ゲートに魔法使い。
今度は家を見張ってたってことか。
おかげで ゲートの心の支えもわかった。
ハハッ。
わかったところでここで お前を倒せばいいんだろ。
(電子音声)「ドライバーオン プリーズ」
変身!
(電子音声)「フレイム プリーズ」
・~「ヒーヒー ヒーヒーヒー」
今のうちに!
わあっ! わあっ!?
ヤバい!ちょっと待って!
うまくいったか!
自分を おとりにしたのか!?
もう遅いわ!
エイヤーッ!
これで… 完璧だ!
あっ… ああっ!
・~
ハハッ。いいぞ いいぞ!
ファントムを生み出せ!
(仁藤)ハー… ダアッ!
・~
及川さん!大丈夫ですか!?
何しに来た?
明日の命より今日の命だったな。
フッ。
とりあえず 明日のことを今日は考えないことにした。
今日は今日を ちゃんと生きる。(電子音声)「ドライバーオン」
明日のことは それからだ。
ヘンーシン!
(電子音声)「セット オープン」
・~「L・I・O・N ライオーン」
グール! やれ!
じゃあ… ランチタイムだ。
フッ… めしあがれ。
・~
ああっ…。
ハッ! まずい!晴人さん!
まずい!
行かせるかよ!
・~
いくぜー!
(電子音声)「バッファ」
・~「ゴー!バッ バッ バババ バッファ」
・~
いただくぜ。
・~
ふぅ。
まずい!ダメ! もう間に合わない…。
ゲートは俺が助ける。そいつは任せたぞ!
えっ!?こうなったのはあのとき こいつを倒さなかった俺の責任だからな。
そうだ!
悪かったな。今 助けてやる。
(電子音声)「エンゲージ プリーズ」
ヤアッ!
うおーっ!
おっと!
ここがあのおっちゃんの心の中か。
うおぉっ! デカッ!
わっ! うおぉー!
わあっ!
(電子音声)「ランド プリーズ」
・~「ドドド ドドドンドン ドドドン」
(電子音声)「ドリル プリーズ」
どこだ!?
うわっ! わぁ…!
うわっ!
晴人!
これを使って!
できたか。
(電子音声)「ランド ドラゴン」
・~「ダンデンドン ズドゴンダンデンドゴン」
・~
4つのエレメントはすべて進化した。
もう戻れないよね。
さあて どうなるのかな。
さあ ショータイムだ。
うおーっ!
やるしかねえ!
・~
うわっ!
クーッ!とんだ大ピンチだぜ!
だが ピンチはチャンス!
来い! キマイラ!
(電子音声)「キマイライズ」
・~「ゴー!」
(鳴き声)
・~
おわっ! あぁ…!
(電子音声)「チョーイイネ!グラビティ サイコー!」
お… 重い…!
ハッ!なっ なんだ!?
あ… あいつ…!
バカな…。 まさか重力を操っているのか!?
おぉ…!
(鳴き声)よっしゃ!
ハッ! いっけー!
・~
うおぉ…!
ヤッ!
ハッ!
フィナーレだ。
(電子音声)「チョーイイネ!スペシャル サイコー!」
・~
ハーッ!
フッ!
(ヒドラ)うわぁっ!
さあ メーンディッシュだ!
・~
うわっ!(仁藤)よっと!
ふぅ~!なんとかなったぜ!
ちゃんとやったのか?
おう。 お前は?当たり前だろ。
ああ…。
大丈夫か?
ああっ!
あっ あっ あっ…!
あっ… あっ…!
私の希望が…。
すまなかった。
でも まだ希望はなくなっちゃいない。
奥さんからの手紙。
絵の裏に隠してあった。
(及川の妻の声)「あなたへ」
「あなたが これを読むころ私は そばにいないんでしょうね」
「でも 悲しまないで」
「私のことを振り返るより新しい絵を いっぱい描いて」
「私たちの家があなたの絵で埋まるくらい」
「それが私の希望です。由貴子」
奥さんは 今も…。
あんたの絵を楽しみにしてる。
その希望を叶えてやることがあんたにとっても希望なんじゃないのか?
ああ…。
そうだな。
来てくれて助かった。
別に。 俺は責任をとっただけだ。
そうか。
あの…今 思いついたんですけど。
晴人さんが仁藤さんのアンダーワールドに入って仁藤さんのファントムを倒しちゃえばいいんじゃないでしょうか。
えっ…?
(凛子)そうねえ…。魔法使いが減るのは寂しいけど魔力を食べなきゃ死んじゃうもんね。
ファントムを倒せば普通の人間に戻れるわけだし。
やってみるか。手ぇ出せ。
えっ…? ああ…。
断る!あっ? どうして?
俺は 男に指輪をはめてもらう趣味はない!
(4人)はっ!?
それに 俺の中にいるキマイラは強えからな。
返り討ちにしちまったら後味が悪い。
次は 正々堂々と勝負だ!
勝負ねえ。
(仁藤)どっちが先にファントムを見つけて倒すかな。
我が永遠のライバルよ。
〈次回 『仮面ライダーウィザード』〉
狙われてるってことわかりますよね?
ユウゴは人に暴力を振るうような奴じゃないよ。
なんで無視すんのよ!?
(凛子)もしかしたら ファントム…。孤独に絶望しろ!
さあ ショータイムだ。
1月21日発売『仮面ライダーフォーゼ THE MOVIEみんなで宇宙キターッ!』を20名様にプレゼント。
ホームページ または携帯サイトから応募するかハガキに必要事項を記入してお送りください。
ウィザードも出てます!応募 待ってまーす!
(ジョーカー)時は来た!