Garo ~Soukoku no Maryuu~

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Garo ~Soukoku no Maryuu~
牙狼〈GARO〉~蒼哭ノ魔竜~
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Director Amemiya Keita
雨宮慶太
Producer
Writer Amemiya Keita
Starring
Composer
Cinematography Nishioka Fumi
Studio
Distributor Tohokushinsha
Release date(s)
Running time 97 minutes
Country Japan
Forum Thread Thread
Garo 2nd Theatrical Movie
Garo ~Soukoku no Maryuu~ Characters Chronology Trivia File List Links
Attacks and Mecha Chara Media

Horror

Discography Media Splashes Transcripts
< Garo ~Makai Senki~ Garo ~Yami wo Terasu Mono~ >

牙狼〈GARO〉~蒼哭ノ魔竜~ Garo ~ The Azure Lamentations of the Demon Dragon
Also known as GARO and the Wailing Dragon [1]

The second theatrical movie for the Garo Series. Takes place after Garo ~Makai Senki~.

Summary

  • Having made a contract with Gajari to stop Fudou Sigma's plan, Saejima Kouga fulfills his contract with Gajari by traveling to the Promised Land to retrieve one of Gajari's body parts, the Fang of Lamentation (嘆きの牙).
  • When he enters the Promised Land, stripped of his Garo Ken, Madou Ring Zaruba, and his attire, Kouga is joined on his journey by a mysterious blue-skinned girl named Meru, a gnome-like being known as Esaruto, and a master swordsman known as Kakashi who also is on the hunt for the fang.

Promised Land

The deluxe version of the Blu-ray comes with a map of the Promised Land, which has the names of places in English. The following is a list of names as written in the map, capitalization included.

  • Promised Ground
    • Sea of grief (嘆きの海)
    • Statue of mercy (思愛の像)
    • Valley of deceit (偽りの谷)
    • Land of bliss (至福の大地)
    • Blue palace (青ノ館)
    • Castle of green (緑ノ城)
    • Bridge of Arcadia
    • the summit of rainbow
    • Shrine of Wisdom (知恵の祠)
    • a lonely Labyrinth
    • Hill of nothingness (虚空の丘)
    • Forest of Chaos (混沌の森)

Creatures of the Promised Land

  • Tsukihashira - Name literally means "the thrusting pillar". They're the jet bikes that Kouga rides in this movie.
  • The Swordsman of Wisdom (知恵ノ剣士) - It's just Zaruba.
  • The Red Dog (赤ノ犬) - The Garo Ken
  • The White Bird (白ノ鳥) - Kouga's Magic Coat.
  • Amefurashi - The rain thing at the beginning. Ame = rain, and furu = to precipitate.
  • Nanashi (ナナシ) - Name literally means "the nameless".
  • Gorugoru Soldiers - Judam's upgraded soldiers.
  • Uogashira - The fishheaded ladies. Name literally means "Fish heads" in Japanese.
  • Maryuu (魔竜) - Demon dragon
    • Soukoku Ryuu (蒼竜牙狼) - Dragon of Azure Lamentation

Characters

Saejima Kouga (冴島鋼牙)
Maryuu kouga.jpg
Played by Konishi Ryousei (小西遼生)
Kakashi (カカシ)
Maryuu kakashi.jpg
Played by Kubota Yuki (久保田悠来)
Meru (メル)
Maryuu meru.jpg
Played by Aoi Anna (蒼あんな)
Judam (ジュダム)
Maryuu judam.jpg
Played by Matsuzaka Keiko (松坂慶子)
Kuromaru (クロマル)
Maryuu kuromaru.jpg
Kiria (キリア)
Maryuu kiria.jpg
Voiced by Hotaru Yukijiro (螢 雪次朗)
Raudo (ラウド)
Maryuu raudo.jpg
Voiced by Okuda Yukari (奥田ゆかり)
Esaruto (エサルト)
Maryuu esaruto.jpg
Voiced by Yanagihara Tetsuya (柳原哲也)
Knights of the Wind (風の剣士)
Maryuu kaze no kenshi.jpg
Pointy (トンガリ)
Two-Earred (フタミミ)

Cast


Theme Song

Kaze ~Tabidachi no Uta~ (風 〜旅立ちの詩〜)

Singer: JAM Project
Lyrics, Composer: Kageyama Hironobu
Arranger: Kuriyama Yoshichika, Terada Shiho

Trivia

  • Kiria is voiced by the actor of Kurahashi Gonza (Kouga's butler), Hotaru Yukijiro.
  • The end credit features the makings of the Garo Series.
  • The Knights of the Wind are the same design as the ones from Kaoru's book "The Black Flame and the Golden Wind". On the official movie site, they're written as Kaze no Kenshi in English.
  • Raudo is the Japanese pronunciation for Loud and Raudo has a sound theme. Although, Raudo is actually probably a representation of books, since Raudo was born at the same time as Kiria, which is a pen. Plus Raudo is book shaped, and books can be symbolic as human words captured on a page.
  • Judam is spelled Judamu in Amemiya's sketch.
  • Hints to the true identity of the denizens of the Promised Land
    • Meru is Kaoru the goldfish. She has water attacks and scales and fins on her arms. She also comments on Kouga looking best in his coat, which she wouldn't have seen before if she were originally from the Promised Land.
    • Kakashi means scarecrow in Japanese. We see the practice dummy at the beginning before meeting Kakashi, which has a hatlike top and does a sweep kick like the one Kakashi does later. Kakashi also has many unexplained scars on his face, which makes sense if kids are constantly hitting him.
    • Kiria is a pen. The top of his head looks like the top of a fountain pen. Since he was born as the same time as Raudo, a book, this makes sense.
    • Garo Ken is the red dog. Ken usually means sword, but it can also mean "dog" in Japanese.
  • Meru's actress is named Aoi Anna. Aoi means blue, ironically. Another small trivia, Aoi Anna has a twin sister named Aoi Reina.
  • Just as Makai refers to the underworld, in this movie, they refer to the world of humans as Jinkai. In Japanese, Jinkai is (n) this drab world, however the kanji might be different in Garo's context which would change the meaning. For example, it could be 人界 which would mean, world of humans.
  • Gajari explains that Makai Knights gain their forms from human imagination. This makes sense since several of Garo's powered-up forms are based on the emotions of his comrades like Kaoru or Rekka.

Staff

Staff
  • Original Creator,
  • Writer, Director:
Amemiya Keita (雨宮慶太)
Executive Producer: Ninomiya Kiyotaka (二宮清隆)
Associate Producer: Yoshida Kentarou (吉田健太郎)
Producer:
Assistant Producer:
Action Director: Oohashi Akira (大橋 明)
Music Producer: Inoue Shunji (井上俊次)
Music:
Cinematography: Nishioka Fumi (西岡 章)
Lighting: Yoshisumi Sousuke (吉角荘介)
Art: Takeuchi Masanori (竹内正典)
Costume: Miyata Hiroko (宮田弘子)
Judam Costume: JAP Inc (JAP工房)
Makeup: Honda Mariko (本田真理子)
VFX Supervisor: Nakagawa Shigeyuki (中川茂之)
VFX/CG: Omnibus Japan
Special Cooperation Sansei R&D
Distributor (Retail): Pony Canyon
Production:
  • Tohokushinsha
  • Omnibus Japan

Gallery

Scan of Article for Garo and Iron Girl

Transcript

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ガジャリ お前との契約を果たしに来た
冴島鋼牙 お前は「約束の地」に行け
そして我が体の一部である 「嘆きの牙」を探し
持ち帰ってくるのだ
行け 黄金騎士 牙狼
はっ!うわー
零さん 翼さんが勝ちました
まっ そんなところだろう
じゃ 手加減はなしだな
あっ あれ
レオが直したんだろ? ええ
元老院に頼まれて
うわっ
しっかりしろ
整列!
礼!
ああいうの見ちゃうと やりにくいんだよね
そうですか
やはり お前と俺の決勝になったな
ああ 全力でいかしてもらうぜ
ところで 零 サバックで勝利した者は
死人の間に入ることが許される
お前は誰か会いたい者がいるのか
会いたい者ね
誰かしら 静香?それとも道寺?
内緒だ
で 翼 全力で頼むぜ
望むところだ でも術を使うのは勘弁してくれ
いや サバックでは 魔導筆を使わなければ
術を使っても 反側にはなりませんよ
おいおい ほんとかよ
安心しろ 術は使わない… と言いたいが
俺も全力でいかせてもらう
分かった じゃあ いい勝負になりそうだな
鋼牙さんも見たかったでしょうね 2人が戦うところ
いや 違うな
え? 鋼牙だったら俺と翼
どっちか勝ったほうと 剣を交えたいと思うだろう
ああ そのとおりだ
やつは根っからの剣士だ そう思うに違いない
ザルバ ここが約束の地か
あっ
ん?
よせ 争うつもりはない
うっ ううーん…
あっ いったーい…
あー 助かった
へー 珍しいね あんた もしかして「ヒト」?
お前はヒトじゃないのか
当たり前だろ 私は「モノ」だよ モノ?
そう ここに住むのは みんな モノというんだよ
あっ 名前 名前…
そう メル メルだ
よかった 忘れてなかった
メルというのか
メル お前は なぜ閉じ込められていたんだ?
貢物さ
ほら 私ってきれいだろ?
おい 何とか言えよ
それだけで捕らわれたのか
緑ノ城に ジュダムって女王がいてさ
そいつが この地にある きれいなモノを集めてるのさ
食べるためにね
おかげで命拾いしたよ
えっと… 鋼牙だ
鋼牙
鋼牙 あんたは なんで こんな所に来たの?
嘆きの牙を探しに来た
嘆きの牙… 分かるか
分からない
あっ でも知恵の祠に行けば 何か分かるかもしれない
その場所は分かるか 分かるけど…
とても危険な場所だよ 危険は承知だ
分かった こっちだよ
そうなの?
じゃあ そのきれいなモノは 置いてきちゃったのね
残念
とっても残念
ここに その新しいきれいなモノを 入れようと思っていたのよ
分かるでしょ?
でも 持ってこられなかったのよね?
次は もう失敗しないって 約束できるかしら?
そう じゃあ もう行ってもいいわ
ご苦労さま
次なんてあるわけないじゃない バカな子
エサルト はい ただいま
ジュダム様 何でこざいましょうか
これをお願い はっ かしこまりました
おっ これはヒトでございますな
ヒト?これが?
怖い顔
でも きれい
あの太陽の真下に知恵の祠がある
待って!ほんとに行くのか
ああ 心配するな
お… お前…
強そうだな?
もしかしてヒトか?ヒトなのか
妙な気配を感じたが お前だったのか
お前は何者だ? 俺か 俺は何者でもない
いや もはや モノでもない
うれしいよ 消える前にヒトと話せて
気をつけて行きな
じゃあな カカシ
おい 今 何て言った?
「じゃあな カカシ」と言っただけだ
カカシ…
お前の姿が そう見えただけだ
そうか カカシか
意味はない 先を急ぐ
いや 意味はある
それでいい 俺の名だ
そう 俺の名は…
カカシか…
ありがとよ 名前をつけてくれてな
鋼牙 何が起きた?
お前 あいつに名前をつけたのか
どういうことだ? ここは名前も体も奪われた
モノの墓場なんだよ
名前くれ…
こいつはさっき斬ったぞ ナナシだよ
名前も体もなくして 「無」になってしまったモノたちだ
おーい 俺だ 帰ってきたぞ
おお クロマル
ああー!いたた…
心配かけたな クロマル
俺は…
カカシだ
そうだ お前の主の新しい名前だ
分かったな
大丈夫 ハートは バッチリ動いているぜ
ところでクロマル 魔竜は もう降臨したか
あのクソ女
クロマル ウロコを取り戻すぞ
おお 黒きウロコも うれしそうに輝いております
うーん そうね
もっともっと きれいなモノ いっぱい集めないとね
これが知恵の祠か
大昔から ある祠さ
中にいる知恵の番人は モノによっては優しく
モノによっては 恐ろしくなるって話さ
お前は入ったことがあるのか
銀色草だよ 任せて
これで入れるよ
誰だ
知恵の祠の番人よ
俺は嘆きの牙を探しに この地へ来た
嘆きの牙だと?
ザルバ
ザルバ… 違う
俺は知恵の祠の番人だ
形が変わっても俺には分かる
お前はザルバ なるほど
そうであったかもしれない
しかし今の俺は 知恵をつかさどるモノ
そして この祠を守るモノだ
俺のこの形は お前の意識が生んだ
それはお前が剣士だからだ
よせ いずれにせよ俺に打ち勝った時に
お前の欲しい答えがあるだろう
ならば この剣で お前を打ち砕くだけだ
不思議だ
なぜかお前を懐かしく感じる
それはお前が俺のザルバだからだ
うわっ
てやー!
ザルバ 鋼牙 久しぶりだな
へー 知恵の祠の番人って こんなに小さかったんだ
おいおい 知恵に大きさは関係ないだろ
ザルバ お前がいた祠は ずっと昔からあると聞いた
この地に落ちた一瞬のズレが
何百年もの時の差を 作ったんだろうな
で 牙狼剣と魔法衣も なくしちまったらしいな
牙狼剣は赤ノ犬だ 俺の目の前で姿を変えた
さっきからいるのは分かってる いい加減に姿を見せろ
俺に何か用か
わしは至福の大地に住む キリアと申す
どうか
そなたの力を わしらに貸してくれ
その剣で魔竜を倒してほしい
魔竜? うむ
「カカシ」?
変な名前ね かっこ悪い
あやつめ ヒトに名前をもらって 復活したようですな
次は ちゃんと壊してあげないとね
ふん 汚らしい エサルト きれいなモノを映してちょうだい
はっ
ああ…
きれい
それに歌もステキ
どうしたの? ジュダム様 申し上げにくいのですが
この場所のモノたちの気は 全て使い果たしたようです
あら そう 残念ね
いいわ ここの景色も見飽きたから
別の場所に移動しましょ
かしこまりました
その魔竜の仕業なのか
いいや 黒き風
つまり魔竜の息吹じゃ
現れる前ぶれだけで このありさまなのじゃ
あの月が完全に黒くなったら 魔竜が出現する
魔竜が出現すると大半のモノは 無になってしまうのじゃ
無になってしまうと わしらは…
力を貸してやりたいが
今の俺には魔竜を倒す すべがない
それに俺が この地に来たのは
ある物を探し持ち帰るためだ
ある物?
嘆きの牙… だよね ああ
魔竜は嘆きの海から現れる もしかしたら…
だとしたら その魔竜の牙が 嘆きの牙?
でも なんで その牙を?
俺はたくさんの仲間を救うために 大きな力と契約したんだ
その大きな力を
俺たちはガジャリと呼んでいる
ガジャリは人の味方でも 魔界の味方でもない
しかし俺たちは ガジャリから力を授かり
魔物と戦う すべを身につけた
長き戦いの中 人はガジャリと契約をした
ガジャリは数百年の間だけは 人界のために存在すると約束した
しかし そのために必要な牙が 時空の狭間で消滅してしまった
その牙が ガジャリの元へ 戻らなければ
人界のバランスが崩れ 魔物の世界になってしまう
なるほど 魔竜は時空の狭間より 出現するという
だとすると その魔竜の牙が…
ザルバ どう思う? いや 確信はないが
その可能性はありそうだ
じゃ 魔竜を退治してくれるの?
早合点するな まずは牙狼剣と 魔法衣を捜すことが先決だ
ああ 鎧がなければ 魔竜を倒せない
何はともあれ ひとまず わしらの里へ
ありがとよ クロマル
うーん いい香り
魔竜が現れる嘆きの海まで いっきに飛ぶぞ
ウロコがなくて どうやって魔竜と 一つになるかって?
決まってるだろ
ウロコを取り戻すんだよ
これがヒトなの?
変な形
ヒトって誰が作ったの?
知らない ねえ お前は 誰に作ってもらったの
ヒトって笑うんだろ? 泣くんだろ?
怒るんだろ?
ちっこいの こいつは ヒトの中でも変わったやつだ
笑いもしなければ 泣きもしない
まあ たまに怒るけどな
じゃあ歌って ヒトって歌うんだろ そうだそうだ
歌って
そうだ 歌って
キリア わしらモノたちは
ヒトの歌声を聞くと浄化できる という言い伝えがありましてな
いや ご無礼を許されよ
悪いが歌は勘弁してくれ
じゃあ 踊ろう 鋼牙
そうだ 踊りがいい そうだ 踊りがいい!
踊って
踊りも勘弁だ それに俺は 踊ったことがない
大丈夫 踊るのは 鋼牙の体じゃない
心だよ
なかなか いい顔で笑うじゃねえか
お前 ん?
カカシだよ お前から もらった名前だ
いい名前だろ 貴様!また泉を荒らしに来たか
ケチくさいこと言うなよ みんなの泉だろ
こいつらが迷惑しているようだ 立ち去れ
やだ この泉の水でいれた紅茶は 最高なんだぜ
悪いけどヒト様よ 俺は かなり強いぜ
本気か ああ
本気って書いて マジってやつ
はっ!
くう… ヒトって こんなつええの 俺 ビックリ
こいつはただのヒトじゃない 黄金騎士だ
黄金騎士? 俺 ヒト殺したことないけど
殺しちゃおうかな
ザルバ あの鳥は?
ああ 魔法衣だ 間違いない 波動を感じるぜ
じゃあ あれが 鋼牙が着ていた服ってこと?
なんと
何だよ せっかくの勝負を 邪魔しやがって
うわー!
おお… ん!
鋼牙殿 これを使ってくだされ
おい!俺はどうする? 勝負はどうすんだよ
おい!ちゃんと操縦しろ
ザルバ やつを元に戻す すべは 分かるか
俺と同じだ やつに触れればいい 必ず お前を思い出す
何をする気だ? 勝負の最中に逃げるなんて
剣士 失格だよな 邪魔をするな
やだ 邪魔する
うわっ ああー!
「冴島鋼牙」
ヒトって変な名前なのね
どうするつもりだ? おい!出せ!
ウロコも返せ ジュダム
うるさい 汚い みすぼらしいって あなたのことよ
おい!鋼牙とかいったな そいつに気をつけろ
でも うれしいわ
ヒトが私の城にいるなんて
でも変ね
ヒトって笑うんでしょ? 泣くんでしょ?
あなたは あんまり ヒトらしくないわね
歌は歌えるの?
あの鳥は俺のものだ 返してもらおう
あら それはダメよ この地にある きれいなモノは
みんな 私のものなの
私のごちそうなの
ふん 何がごちそうだよ ふざけんな
私はね あなたたちヒトは
とっても すばらしいと 思っているのよ
だってヒトは きれいなモノを 作り出せるでしょ
こんなに きれいなモノを 作り出すことができるなんて
ヒトって ほんとに すばらしいわ
でも モノは違う 何一つ作り出さない
それに きれいなモノばかりじゃないわ
バカ お前が一番きたねえんだよ
ああー!
ね?醜いでしょ 私は醜いモノが大嫌い
どうぞ 召し上がって おいしいわよ
カカシの言うとおりだ
お前に きれいなモノを 語る資格はない
ホホホ… あるわよ
だって私は ヒトが想像した モノなんだもの
でも せっかくきれいなモノを 作っても
ヒトって いつか忘れてしまうでしょ
だから…
本当はヒトが…
でかしたぞ クロマル
おい!
おやめ!もう月が満ちる頃
あの子たちに かまっている時間はないわ
跳ぶぜ
はあ… はあ…
おお よくやってくれたな クロマル
ん?
どういうことだ? 肝心の牙狼剣を持ってないからだ
なるほどな
おい!助けてもらった礼は なしかよ
ふざけるな 助けてやったのは 俺たちのほうだろう
あれ?そうなの?まあ いいや
じゃあ あいこってことで
どうだ?あの女の城より 俺の館のほうがステキだろ
その牙狼剣ってのは よっぽど大事なモノなのか
お前には関係ない ふん
そうだ 紅茶でも飲むか
それとも
勝負の続きでもするか
ふふん 冗談だよ
待て待て待て 何だ?
なあ 俺と手を組まないか
手を組む? うん
この地に もうすぐ魔竜が出現する
知ってるか 俺様の願いは その魔竜と一つになること
しかし あの女が邪魔をしやがった
さっきの女王か そうだ
あいつ ジュダムっていうんだが
そのジュダムが俺の持ってた ウロコを奪いやがった
そのウロコを取り戻すつもりか ああ
それに俺と お前が手を組めば あの女に勝てる
そいつは できない相談だな
俺たちは その魔竜の牙を 持ち帰るために この地に来た
牙?何だよ 水くせえな
そんなもん俺が魔竜になったら 何本でも あげるじゃねえかよ
バキッつって
お前 魔竜と一つになって どうする気だ?
ふふん
決まってるさ
ヒトになるのよ
そんなことで ヒトになれるはずがない
それが なれるんだよ ヒトになって
ヒトの世界に行けるっつう話だ 魔竜の力でな
あの女も それが目的か ああ
でもあいつは もっと おっかねえことを考えてるはずだ
お前も あの女もヒトにはなれない
俺が魔竜を倒す
じゃあ やっぱり お前を殺すしかねえのかな
でも何か お前のこと 嫌いになれねえんだよな
お前の剣は さっきの戦いで見抜いた
俺には勝てん どうかな
次は顔を狙う
この野郎
何?
時間切れだ 時間切れ?何のことだ
嘆きの海に 魔竜が降臨する時が近いのさ
えらいことじゃ じゃあな どこにでも行きな
バカ言うな 俺がヒトを好きなわけないだろ
ヒトっていうのは弱虫で 泣き虫で ずるくて インチキで
薄情だ
ん?
んん?
キャー!
ああ… 何が起きた?
おっ
ラウド
どうした?何があった?
空から緑ノ城が現れた
みんな 城の燃油に…
城の燃油にされてしまったか
しっかりしろ
ラウド
キリア 覚えてるかい?
僕と君は 同じ時間に生まれたということを
忘れるものか
キリア ありがとう
僕はキリアのことが大好きだよ
ラウド!無になってしまうな
ラウド!
あれ? どうした?キリア
俺は どうして泣いているんだ
何を言ってる
お前の大切な友達が 無に なってしまったんだろ
無?友達?
誰だ?
覚えてないのか
まただ… また同じだ
とても大切なものでも
無になってしまえば忘れてしまう
いたことも 名前も忘れてしまうんだ
残るのは痛みだけだ
無になったお前の友の名はラウド
俺は忘れてはいない
ラウド… ラウド!
やっぱり鋼牙殿はヒトだ すごい
では 鋼牙殿
もし わしが 無になってしまっても…
ああ 俺は忘れはしない
お前の名はキリア 弓の名手だ
(泣き声)
鋼牙殿
ダヌキ
何?メルが
メルがどうした? ジュダムにさらわれた
魔竜 降臨の いけにえにするつもりじゃ
何?
魔竜が出現する前ぶれだぜ
メルを助ける キリア 手を貸してくれ
承知
思ったより きれいじゃないわね
出せ ババア! まあ 汚い言葉
お前 きれいなモノが好きなんだろ
なのに なんで醜い魔竜と 一つになりたいんだ
だって 魔竜と一つになれば この世界から抜け出せるのよ
たとえ醜くなっても
人に仕返しができれば それでいいの
うう…
あなたは そのための いけにえなの
うっ うう…
そんなことして 何の意味があるんだ
意味なんてないわよ でもヒトっぽいでしょ?
波が… 波が止まった
ウロコを返せ! 魔竜と一つになるのは俺様だ
まあ なんてしつこい子なの
うわー!くっそー ジュダム
キャー!
ああっ クロマル!くっそー
鋼牙
キャー!
戻った
あっ え?
鋼牙 いたぞ あいつだ
キリア お前はメルと共に 安全な場所に逃げろ
鋼牙殿は? 俺は やつを追う
牙狼剣を元の姿に戻す
鋼牙!
牙狼剣!思い出せ
俺は共に戦ってきた魔戒騎士だ
うわっ
うっ…
父さん
鋼牙 驚いたな
こいつは空想でなく ほんとに大河の思念だぜ
ザルバ 元気そうだな
お前さんと共に戦った記憶は 残ってないが
懐かしい気を感じるぜ
どうした? 父さん
この世界のモノたちは…
ヒトの思いが形になり
そして 忘れ去られてしまったモノたちだ
ヒトはモノを想像し そして それを形にする
しかし形に惑わされるな
大切なのは その形に込められた思いだ
強くなったな 鋼牙
はい 俺は魔戒騎士です
俺は いつもお前と共にいる
その思いは お前の盟友たちと 同じ思いだ
父さん
振り返らず走れ 行け 鋼牙
やったー!
あいたたた…
あっ うわー!
あっ
鋼牙! 鋼牙殿
うん その格好が やっぱり鋼牙らしい
カカシは? カカシは また負け戦じゃ
魔竜が… 出現する
うわー!
アーハッハッハ…
オーホッホッホ…
ああー!
うわー!
なんで俺なんかを助ける?
お前と同じだ なぜか お前を嫌いにはなれない
ああ…
ジュダム
また あなたなのね 邪魔をしないで
ああー!俺は誰だ…
俺は誰だ?名前 忘れた
名前 忘れた 消えたくない!
名前忘れの術か
何だ やっぱりヒトには 効かないのね
はっ!
なぜ お前は魔竜になろうとする?
魔竜の魂と 一つになったモノは ヒトの世界に行けるでしょ
はっ
分かる?
人界に行って どうするつもりだ
ヒトを 人間を全部 壊しちゃうの
なぜヒトを恨む?
もう分かっているでしょ? この約束の地に住むモノは
すべて あなたたち ヒトの思いが 形となり
そして忘れ去られたモノだって いうことを
ヒトは私たちモノを生み育み愛で そして捨て去り
その捨てられた思い 痛みを ヒトは考えたことがある?
私はモノを忘れたヒトに復讐して 同じように壊してあげる
そしたらヒトもモノも一緒に 無になれるでしょ
みんな モノを忘れてしまった ヒトが悪いのよ
忘れているのは お前のほうだ ジュダム
何?
お前が かつて何であったのかは 知らない
だがヒトがお前に 存在してほしいと願ったから
お前は生まれたんだ
お前が存在しているのは
ヒトの思いが 形になったからではないのか
そんなの分かってるわよ
だからヒトが嫌いなの
うわっ
こいつが魔竜か 素手でも倒せそうだな
いい色だな 俺が見たかった色だぜ クロマル
うっ… うう…
まだ飛べるかな
何をする気だ?
轟天!
この先は人界だぞ
鋼牙!
鋼牙殿!
人界に出る
うわっ ああ!
うわっ うう…
うわー!
もう終わりだ
ヒトよ 俺たちの思いだ
受け取れ!
うっ
許せ ジュダム
ああ…
ああ…
お前を嫌いじゃない訳が 分かったぜ
俺は かつて小さな剣士を 相手にしていた
お前
俺の体がボロボロになると 子供たちは強くなる
それが うれしかったな
そんな顔するな クロマル
また誰か
ヒトが俺を もっと作ってくれる
俺を作ったのは誰だと この地のモノたちに聞かれた
お前も俺を作った1人だ
じゃあな
鋼牙! 鋼牙殿
鋼牙殿の力によって この世界は救われた
違う
カカシや お前たちの力で勝てた
本当に この世界を救ったのは
モノを想像したヒトの力だ
この剣は そんなヒトの思いを 守るためにある
誰かが あいつのことを 思い出したか
人界へ消えていったわ
ん?これは
誰かが わしを思い出したようじゃ
キリア 世話になった
鋼牙殿 人界で会いましょう
これが嘆きの牙か
違う これは嘆きの牙ではない
何をする? 嘆きの牙とは
俺自身のことだ
違うか ガジャリ
そうだ 黄金騎士 牙狼よ
どういうことだ? 嘆きの牙とは
ヒトの思いが形になったもの
そして魔戒騎士も ヒトの思いから生まれた形だ
しかし鋼牙は ガジャリ様の一部ではない
ただの魔戒騎士だ いや
魔戒騎士はガジャリの力を 授かって生まれたんだ
守りし者として それでよい
この光に入り 約束どおり牙を持ち帰るのだ
牙狼 黄金騎士
さて 私も元の姿に戻らないと
ああ それがいい
分かってたの?
もちろんだ カオル
お前は大切な仲間だ
ありがと
1 2 3 4…
やあ やっぱり強い 翼は
何を言う 勝ったのはお前だ
そうだった
また会おう 零さん 気をつけて
ああ 世話になったな
ちゃんと帰ってくると思ってたよ
やはりお前が優勝したか 零
どうする? 本当の決勝戦をやるか 鋼牙
バカなことはやめなさい 2人とも
おいおい 鋼牙 ほんとに やるつもりなのか?
ルールはサバックと一緒だ ああ
最初に一滴でも 血を流したほうが負けだ
いいな いいだろう
あっ そういえば
サバックで優勝したやつは 一時だけ死人と会うことができる
俺が誰と会ったか知りたくないか
関係ない
じゃあ いくぜ
うおー!
あっ
勝てるかな 2人相手に
望むところだ
ん?
あっ…
鋼牙

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